SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:とうとう白毛馬初のクラシックホースが誕生

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は白毛馬初のクラシックホース、ソダシについて考えてみたいと思います。

ソダシ、無敗の五連勝で桜花賞制覇

2021年4月11日、この日、桜花賞で見事勝ちを収めて無敗の桜花賞馬が誕生しました。
その名はソダシ。父クロフネ、母ブチコという血統の白毛馬。
競馬の世界では珍しい白毛馬による初めての桜花賞制覇でした。しかもコースレコードとなる1:31.1秒の好タイム。

歴史的なレースをリアルタイムで観戦できたことは、競馬ファンとしては喜ばしいことです。

白毛馬初を塗り替えてきたソダシ

デビューして二戦目からソダシは白毛馬初をどんどん達成してきました。
以前に、

競馬雑学:白馬伝説は既に始まっている? - SpecialなWeekを目指す競馬日記

ちょっと記録していたのですが、白毛馬史上初のGI制覇達成に、白毛馬初のJRA賞受賞という記録。
加えて今回は、ぶっつけ本番でしたが、このぶっつけも阪神JFから中118日と一昨年記録になったグランアレグリアの中111日を超えて最長のレース間隔での制覇。

そもそも白毛馬初のクラシック出走となった今回の桜花賞、ソダシは見事初出走で初勝利を達成したことになります。

偉大な記録を打ち立てたソダシ。オークスも期待したくなってしまいます。

母ブチコの初仔

ソダシの母ブチコは現役時代四勝、未勝利戦と条件戦(いずれもダート戦)を岩田JKで二連勝、新馬戦から未勝利戦二戦を芝のレースでまずまず戦えていたこともあって、桜花賞トライアルのチューリップ賞に挑みますが14着と大敗してしまいます。
ダートでの勝ちっぷりが派手だったこともあり、チューリップ賞敗退後はダート路線に舵を切ったローテーションになりました。

そんなブチコと同様に、ソダシも阪神JF勝利までは破竹の快進撃でしたが、クラシックとなると…、もしかしたらそのうち一族の皆と同様のダート路線を歩むのかなぁ、なんて考えもチラッとよぎったことはあります。だって父クロフネですし。

クロフネも三歳の春に栄光と挫折を一気に味わった一頭。NHKマイルCの勝ちっぷりから外国馬開放元年のダービーに黒船のごとく参戦し、勝ったジャングルポケットから0.9秒差の五着、秋初戦の神戸新聞杯敗退後にサッとダートに鞍替えしていました。

いうなら母も父も、芝のレースでは頭打ちという挫折を味わった上でのダート転向で道を切り開いた感のある二頭。(クロフネはGIのNHKマイルCを勝利してはいますけど。)
その二頭の娘であるソダシにもそんな挫折があるのではないかとちょっと考えたものです。
しかし、そんな考えは邪推だと桜花賞を観てしみじみ思いました。

同族メイケイエール=同期

遡ればシラユキヒメという白毛のサンデーサイレンス産駒に行き着くソダシの出自。
しかしその近親には同期のメイケイエールもなを連ねています。
母ブチコの半姉ユキチャン(奇しくもクロフネ産駒のユキチャン)の産駒シロインジャーの初仔がメイケイエールです。しかしユキチャン⇒シロインジャーと続いて白毛だったのですが、メイケイエールの毛色は鹿毛、メイケイエールも白毛だったらかなり盛り上がったんじゃないかと思う今年の桜花賞です。

ちなみにメイケイエールには半弟がおり、今年デビュー予定のジャスタウェイ産駒の牡馬が控えています。彼も鹿毛です。

そして、鹿毛繋がりで不思議なことに、ソダシの全妹となるブチコ産駒、今年の産駒はクロフネ産駒の鹿毛の牝馬。同じ鹿毛なんですね。この二頭も注目されそう。

桜花賞後が気になるソダシのローテ

桜花賞を無敗で制したことで、次は当然オークスで「受けて立つ立場」として無敗の二冠馬に挑戦することになりそうです。なんだか血統的にもシーザリオのようにオークス後にアメリカンオークス挑戦なんてのももしかしたら…?という気もしました。
ダート9ハロンのレース、ソダシの血統背景なら十分に通用しそうじゃ…?なんて考えすぎかもしれません。

でも、オークス制覇で無敗の二冠馬に輝いてしまうと、やはり無敗の牝馬クラシック三冠馬の誕生を二年連続で期待してしまうファン心理。

強い馬が強い競馬をする、なんだか毎年楽しみな馬が次々輩出され、ファンを楽しませてくれます。