SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2021:関屋記念、小倉記念

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今週は三場開催が戻ってきます。新潟ではマイル重賞の関屋記念、再度の小倉開催では小倉記念と重賞が二鞍。加えて札幌が再び開幕。

平場では、日曜新潟12R1勝クラスにベッラノーヴァが鞍上デムーロJKで出走。
古馬との初対戦となる今回ですが、斤量52キロに加えてテン乗りデムーロJKは心強い、重賞三着の実績もあるし人気を集めそうですが古馬相手でも勝ち切って欲しい一鞍です。
平場ではないのですが、同じ日曜の札幌11RはUHB賞、エイティーンガールが鞍上横山(和)JKで出走予定です。高松宮記念以来の休養明け初戦となる今回ですが、去年札幌1200m戦の重賞キーンランドCで重賞初制覇がある(ただし前哨戦UHB賞では七着敗退)ように水が合っていそう。ここは鉄砲でもいきなりの勝利を期待してしまいます。

関屋記念

去年実績で言えば、勝ったサトノアーサーと三着のアンドラステの二頭が出走してきます。

ただ、単純に去年の上位馬を、という訳にはいかないのが三歳馬の存在。

出走メンバー中、唯一の三歳馬ソングライン、別定戦の斤量51キロはいかにも有利な斤量に見えます。
鞍上は池添JK、51キロの斤量に池添JK…なんだか斤量が気になるところです。鞍上と斤量は<競馬雑学:斤量と騎手の関係 - SpecialなWeekを目指す競馬日記>にもありますが、池添JKクラスで斤量51キロはなかなか鞍上にとっては減量の負担も大きい騎乗です。それだけに要注目といえそうな今回のレース、気になります。
池添JKのようなトップジョッキーが斤量51キロの馬に騎乗するのもなんだか違和感がありますが恵量で腕のある鞍上はかなり心強い。
さらに前走のNHKマイルCでハナ差の接戦で勝ち負けを争ったシュネルマイスターが、その次走安田記念で古馬の一線級のマイラーと互角に渡り合い三着と走ったのもソングラインを後押しする条件となりそうな気がします。

こうなると、去年の勝ち馬サトノアーサーはその後の重賞三戦が大敗続きとなっています。どちらかというとアンドラステのほうが前走中京記念を勝利していますし大敗した去年の京成杯AHは流れが全く向かなかったレースということで、芝のマイル戦ではこちらなのかも。

同じ五歳馬だと今年東京新聞杯を制覇したカラテも気になるところです。
三連勝で重賞制覇の勢いに乗って挑んだ安田記念は残念な結果に終わりましたが、同じ左回りのマイル戦であるのかも。ただ新潟コースは意外と走っていないようにもおもえてきました。

五歳馬ばかりでなく四歳馬も、現在二連勝で勢いがあるグランデマーレが気になる一頭。
新馬戦勝利直後の1勝クラスで後に共同通信杯を勝利するダーリントンホールを退けて勝利するなど将来を期待された実力馬でしたが、骨折で長期戦線離脱、その後神戸新聞杯で復帰するも距離が祟って大敗、その後自己条件も敗退してしまいしばらくリフレッシュ放牧。
今年復帰初戦から条件戦を二連勝しオープンクラスに昇格、マイルは向くし今が伸び盛りと言えそうな状況で、前走ストークSは準オープンと思えないハイレベルな上位馬との争いとなりました。クビ差接戦の二着だったアクアミラビリスはその後すぐ勝利しリステッド競走二着と好走、三着に下したユニコーンライオンもその後すぐ勝利し、鳴尾記念勝利から宝塚記念二着と急激に本格化した実力馬です。
この二頭に勝ち切っているグランデマーレならここでも好勝負は期待できるんじゃないかと。

小倉記念

特別登録で10頭立てになりそうな小倉記念。今年は少頭数の争いになりそうです。

去年勝利したアールスターが今年も出走してきます。
去年は10番人気の低評価を覆す単穴一発、インを突いて一気に差し切って勝利でした。ただその後はパッとしないレースも多く、やっぱフロックだったのかなと思う一方で、小倉大賞典は三着馬とアタマ差という僅差の四着に走ってきており、小倉ならと思うところもあります。ずっと長岡JKで一年間レースを使っており、穴なら警戒したい一頭といえそうです。

ただ、今年はちょっと強そうな重賞好走馬が二頭出走してきて、アールスターの連覇を阻む勢いを感じます。

その一頭がショウナンバルディです。
都大路Sを逃げて三着に粘り込んだら、そこから次走の鳴尾記念は逃げるユニコーンライオンのペースに上手く乗って二着を確保、その後ユニコーンライオンは宝塚記念二着と好走し、ショウナンバルディは七夕賞を好位差しくらいの走りで三着に。
前に付ける先行力があるのはプラスに思えるしペース次第では前走のように控える競馬もできる、前走からの岩田(康)JKが継続して今回も騎乗しますし、ここはチャンスなのかも。
近三走が好走続きの割りにはハンデ戦で斤量55キロというのも魅力です。

そしてもう一頭がファルコニア。
三連勝で重賞制覇を狙った前走エプソムCは三着、ただこのレースはそれまでの二戦がスタートから先手を奪って前目でレースを進めていたのが一転してゲートも一息で後方からの競馬になってしまったことが敗因のようにも思えました。逆に三コーナー付近からよく押し上げてきたなという印象があります。力を付けている現状で、ゲートさえスムーズならここは勝ち負けしそうです。

そしてヴェロックス。
勝てそうで勝てない競馬を皐月賞から二年以上続けています。重賞制覇はすぐだと思われていた実力馬なのですが。
一番人気だった去年の小倉大賞典も九着と大敗していますし、過剰に人気するなら割り引きは必要なのかも。
ただ、前走エプソムCではファルコニアと0.1秒差の四着、復調気配も見え隠れするという点で予想に入れるか入れないかの取捨に非常に迷う一頭です。
新潟記念のほうが良かったんじゃ…?とも思うこの出走。