今週はサマー2000シリーズ最終戦新潟記念が開催。
加えて2歳重賞二鞍、小倉2歳Sと札幌2歳S、札幌2歳Sが特に気になっています。
平場では、土曜札幌12R日高S（準オープンクラス）にマイエンフェルトが鞍上川又JKで出走予定。
翌日日曜には札幌3R未勝利戦にベルンハルトが果敢に連闘で挑みます。
鞍上は前走に引き続き泉谷JK、前走四着と好走しているので前走より期待は高まっていますが、前走勝ち負けしている馬が多くなかなか厳しそう。
同日新潟7R未勝利戦にはレーヴドモンドが鞍上木幡（育）JKで出走の予定。
こちらは中一週での出走となりますが、前走は今回と同じ新潟ダート1200mの未勝利戦で二着と期待は高まっています
未勝利戦もあと少しなので、争いが激化しています。
札幌2歳S
今年は何を置いてもリューベック、POG馬でも期待の一頭でここ勝利ならこの後は年末の朝日杯やホープフルSが見えてくる一戦、応援に力が入ります。
新馬戦はハナを切る展開から押し切って勝利、ただ掛かった感じは無くてスタートが良いような印象があります。
ここは勝って欲しいなぁ、ただ相手関係はそれほど楽ではなさそうなんですが。
その有力候補の筆頭がジオグリフじゃないかと。
鞍上ルメールJKを配して必勝態勢の新種牡馬ドレフォン産駒という話題の血統、半兄のアルビージャは三連勝しセントライト記念で重賞挑戦が予定されているという勢いの感じる血統です。
前走も前を行く二頭が押し切るような展開で直線に向いてから、その二頭を並ぶ間もなく差し切って一気にとらえました。
東京コースとはいえ直線でスムーズに反応しなかった割りには上がり33.3秒の脚、スタートも好スタートから好位三番手できっちり折り合っているあたり完成度も高そうです。（個人的に応援している）リューベックにとっては脅威に思えてきます。うーん、人気しそうですね。
もう一頭気になるのはダークエクリプスです。
先日訃報を報じられたドゥラメンテの産駒。父ドゥラメンテもさることながら、母がディープインパクトの半姉で父ウッドマンという良血。それを言っちゃあジオグリフの新馬戦で二着だったアサヒもそうなんですけど。
ただ、新馬戦はスタートも一番良かった印象ですし、行きたがる他馬を尻目にしっかり折り合いも付いていた大人びたレース振り。最後は流して余裕持っての勝利に奥がありそうなものを感じました。
前走函館1800mの新馬戦を快勝ということで洋芝も良さそうで、その点においてはジオグリフよりアドバンテージが
血統的にディープインパクトの近親という良血馬だし、新馬戦の内容は非常に良かった。
スタートは一番早いくらいで出て、他の馬が横から競ると言うよりもハナに行きたかった馬たちが前に出てきても我関せずでスムーズな折り合いでリズム良くレースを進め、中団あたりに位置していたのだが、直線に向いてからも追って一瞬でビュッと抜け出して、最後は手綱を緩める余裕もあったので、本当にセンスのある一頭なんだなという印象。
この馬も北海道のコースを経験しており洋芝が問題ないことは実証済、この馬もかなり有力候補。
あとはオープン特別コスモス賞で未勝利の身ながら勝ち切ったトーセンヴァンノと二着馬エーティーマクフィが侮られているようならおさえに考えておきたいかなぁと。
小倉2歳S
話題の一頭ショウナンマッハが二連勝を狙って出走してきます。
小倉1200mの新馬戦を持ち前のスピード能力で押し切って二着に0.5秒差という快勝だったデビュー戦。
直線に入ってからも最後の100mほどは鞍上も追っておらず、能力が違ったという内容に見えました。ここでも有力候補です。父ショウナンカンプ譲りのスピードで好レースに期待できそうです。人気もしそうですし。
対抗馬にはスリーパーダ、この馬もショウナンマッハ同様に一戦一勝で挑みます。
小柄な398キロの馬体ですが姉シンハライトという良血馬の評判通り内容は悪くなかったように思えます。まだ若さがあって四コーナーで外に膨れるロスがあったものの、そのロスがあってもあっさりと前を差しきって二着に0.2秒差の快勝はかなりの実力といえそうです。ショウナンマッハより荒削りな印象ですが、一度使って良化もありそうですし、ここも勝負に絡んできそうです。
あとは一勝馬を押しのけてフェニックス賞をいきなり勝利したナムラクレアと未出走でいきなりフェニックス賞にぶつけてきたにもかかわらず三着とまずまず走った鞍上武豊JKのデュガあたり。
昨年のメイケイエールをおもわせる快速馬っぽい面々が出走しています。
新潟記念
サマー2000シリーズ最終戦ということでチャンピオンが決まるかどうかという一戦です。
そのサマー2000シリーズチャンピオンに王手を掛けているのがトーセンスーリヤです。
前走函館記念を快勝、手応え抜群で直線に入るとそのまま押し切って勝利でした。去年は新潟大賞典勝利がありますし、今年の新潟大賞典でも一息と思われているなかで勝ち馬から0.1秒差四着と勝ち負けといってもいいくらい好走しました。
渋った馬場よりパンパンの良馬場のほうが良いイメージがあります。今週の新潟では金曜と同様で雨予報みたいなので、ちょっと天気は気にしています。
そのトーセンスーリヤとサマー2000シリーズチャンピオンを争うのが七夕賞三着から小倉記念五着と二戦で好走しているショウナンバルディなのですが、レースとしてはザダルの方が気になります。
意外にも前走エプソムCが重賞初制覇、プリンシパルSは勝利しているけど重賞はまだ未勝利だったのね、というザダル。
中山得意な馬かと思ったら、実はサウスポーなんじゃ無いかと思える最近の成績、新潟オープン特別関越S勝利もあるし、ここはザダルにとっては秋に向けてのステップとなりそうな舞台にも思えます。
穴になりそうなのは金鯱賞で最低人気で逃げ切り勝利であっと言わせたギベオンとか、去年の新潟牝馬Sで三着という実績があるパルティアーモ、あと三走前に福島民報杯（今年は新潟開催）で二着入線のプレシャスブルーとかを穴狙いすると面白いかなと思いました。この三頭は雨で馬場が重馬場や不良馬場になったら面白い存在になってくれそうです。
