SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:熊沢JKの記録をお祝いしたい

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はジャンプレース歴代最多勝記録を達成した熊沢重文騎手、おめでとうの気持ちを込めて熊沢JKの雑学をちょっとづつ。

ちなみに表記は本記事の日付現在の状況となります。

そもそもジャンプの騎手じゃなかった

同期には未だ現役横山(典)JKや調教師に転身した松永(幹)調教師なのは有名な話。デビュー三年目で代打騎乗のオークスでコスモドリームに騎乗し当時の最年少GI初制覇を達成というのも有名な話。すぐ秋のGIで武豊JKに塗り替えられましたが。
華々しい活躍はその後も続き、90年代、熊沢JKはダイユウサクで有馬記念をレコード勝ちしメジロマックイーンにジャイアントキリングを達成。
96年スプリンターズSではエイシンワシントンに騎乗、勝ったフラワーパーク田原JK(当時)との1センチ差となる長い長い写真判定をリアルタイムで見た身としては、ここまで現役を続ける熊沢JKに競馬を楽しませてもらえるとは思っていませんでした。

ちなみに雑学ですが、競馬学校出身のJRA騎手では最年長の柴田(善)JKに次いで現役では二番目の年長騎手です。(小牧太JKは園田競馬からの移籍なので)

ステイゴールド主戦騎手

ステイゴールドといえば重賞初制覇となった目黒記念や海外で重賞初制覇となるドバイ・シーマ・クラシック、加えて引退レースで香港ヴァーズのGI初制覇で有終の美を飾った武豊JKのイメージが一般的には強いのですが、個人的には断然主戦だった熊沢JKの印象が強い一頭です。

デビューから二戦はO.ペリエJKが手綱を取ったものの、三戦目から熊沢JKが騎乗し重賞初挑戦からGI初挑戦となったところまで手綱を取ります。

そこから準オープンクラスでも二着、オープン特別でも二着、そして重賞ダイヤモンドSでも二着、さらに天皇賞(春)でも二着と、勝ち切れないまでも舞台を選ばず二着を繰り返し、しかもそのレースどれもが一番人気ではないなかでの好走に能力の高さを感じたものです。

しかし、周囲の友人からは「ステイゴールドはやっぱり武豊JKが騎乗しないと勝てないんだよね。結局おいしいところは武豊JK。」なんて言われて、熊沢JKのファンとしてはモヤモヤしていた時もありました。実際(前述のように)ステイゴールドの節目の勝利は武豊JKがヤネなのもあり、ぐうの音もでない。

熊沢JKの騎乗するステイゴールドにお世話になったのは1999年天皇賞(秋)、スペシャルウィーク本命に、おさえでいれたステイゴールド、二頭の決着で馬連万馬券となったレースが一番記憶に残っています。思えば馬連万馬券ってこれが初的中だったような気も。

ジャンプが主戦場になる

そんな熊沢JK、テイエムプリキュアとのコンビもありましたがジャンプレースで驚異的な成績を残し続けて、マーベラスカイザーとのコンビで最も取りたいレースの一つである中山大障害を制覇。
2015年くらいから平地の騎乗数もグッと減ってきており、ジャンプのレースが主戦場になりつつあります。

しかし、平地とジャンプのレースの両方に騎乗するなかでコツコツ積み上げた勝ち鞍、JRA通算1000勝を2016年達成していますし、今年ジャンプのレースで星野忍さんの持つジャンプの歴代最多勝記録254勝に並ぶ勝利を小倉サマーJという重賞の舞台で挙げることができました。

ファンとしてはこういう形で熊沢JKが注目されるのは嬉しいものです。

しかも翌日の新潟1R(ジャンプの)未勝利戦で、いきなり最多勝記録を更新しようとしているんじゃないかと思うくらいの激走、単勝16.4倍の七番人気と人気薄のアームストロングに騎乗し、未勝利戦で何度も勝ち負けをしている一番人気ゲインスプレマシーや平地重賞実績が多数あるアメリカズカップを相手取って積極的なレースに終始し、直線では先頭に立つとあわやを思わせる内容でした。

結果は先頭に立った後で一番人気ゲインスプレマシーと二番人気アメリカズカップの追撃にわずかに及びませんでしたが、穴の熊沢JKまだまだ健在ぶりを垣間見たレース振りにファンとしては胸が熱くなるものがありました。

まだまだ健在

ジャンプのレースでも熊沢JKより若手が台頭しているような感じもチラホラ。
オジュウチョウサンの主戦石神深一JKやメイショウダッサイで秋春の中山大障害&中山グランドジャンプ制覇を達成した森一馬JKなど。

しかしまだまだ穴熊健在。ジャンプだけじゃなく平地でも穴熊を観たいと思わせる最近の騎乗です。