今週はいよいよ秋のGI開幕戦となるスプリンターズS。ここから年末までが早いんですよね。
土曜日には中京ダート1900mの重賞シリウスSも。
平場では、気になる馬の出走はないみたいです。ちょっと寂しいですが、GI開幕週ということで盛り上がってはいます。
スプリンターズS
ここはやはり無事に秋を迎えた高松宮記念の上位二頭が人気を分け合いそうな感じがします。
高松宮記念勝利のダノンスマッシュとクビ差二着に惜敗のレシステンシアの二頭です。タイム差なしの二頭が秋のスプリントGIでまた相まみえます。
ダノンスマッシュは高松宮記念後にチェアマンズスプリントを六着で今回は休養明けとなるぶっつけ本番、とはいえ最近のGIはステップを使わない優勝馬も多く、メイチの勝負が期待できそうです。これまでのスプリンターズSでは前哨戦を使って快勝から叩き二走目のスプリンターズS敗退（去年は二着惜敗ですが）という流れが多かったものですが、去年はグランアレグリア相手の二着だし、馬場もコースも問題なさそうということで一番人気はやむなしでも中心視したい一頭です。
一方でレシステンシア、去年のダノンスマッシュのようにセントウルSを快勝して迎える本番、高松宮記念でダノンスマッシュと接戦後は奇しくも同じ六着（ヴィクトリアマイル）からの秋初戦快勝でした。
意外にも中山コースは初コースとなるのですが、前走のように番手で控えて押し切る競馬が板についてきている現状だと、ハナを切って逃げるタイプ（orそれで実績を残してきたタイプ）が多い出走馬の中ではレシステンシアが歓迎出来そうな展開になりそうな予感。
ハナを切って逃げるタイプとはビアンフェ、モズスーパーフレア、前走は控えたけどファストフォースにロードアクア、場合によってはメイケイエールも、と、このように考えると今年のスプリンターズSは逃げ馬が多いなぁという印象で、ハイペースから押し切るレースを今までに見せてきたレシステンシアにとっては追い風になるのかなという感じがするメンバーに思えてきます。
一方で、GI馬モズスーパーフレアにとっては絡まれる可能性が高く、なんとも厳しいレースになりそうな気がします。
では差し・追い込みタイプを、となるのですが、それはそれでなかなか選びにくいような。
ピクシーナイトなんか良さそうですが、CBC賞二着から挑んだセントウルSではレシステンシアにクビ差まで迫る二着と力を見せているだけに人気も集まりそうです。ダノンスマッシュにレシステンシアで組み合わせると人気順になる可能性もありそうで、なかなか狙いにくい存在と言えそうです。
三歳馬はこのピクシーナイトとメイケイエールの二頭だけですし、メイケイエールより展開が向きそうなピクシーナイトのほうが…とは思うのですが。
差し馬と言えば贔屓目があって応援したいエイティーンガール、二年連続で末脚勝負となったキーンランドCで勝ち負けをして挑む三度目のGI、しかしここは…、ちょっと難しいかなという感じも。
去年11着大敗の舞台で中山1200mは今年もオーシャンSで15着大敗の舞台、明らかに坂がハードルになっているような感じがあってやや狙いにくいところがあります。
それなら、去年スプリンターズS三着で力を見せたアウィルアウェイとか、中山は同なの？というところはあってもクリノガウディー（去年のスプリンターズS五着だし）とか、あとは前走キーンランドC大敗で人気が落ちるミッキーブリランテとか。
どれも穴ですし、ミッキーブリランテは中山で（マイル戦だけど）ニューイヤーS勝利実績もあるし、人気皆無なら面白い存在じゃないかと思い始めている週中の気になっている状況です。
シリウスS
中京ダート1900m、チャンピオンズカップが中京ダート1800m戦なので例年より気になるコース条件です。去年も同様でしたがJBCや南部杯からの出走組が上位独占でシリウスSを勝ったカフェファラオは六着に終わりました。
とはいえ、今年もなかなかに魅力的な顔ぶれが出走してきています。真っ先に気になるのは三歳馬ゴッドセレクションの出走。
伏竜Sを二着メイショウムラクモに三馬身差で圧勝、二着だったメイショウムラクモは後にレパードSを二着に三馬身差で圧勝していることからもゴッドセレクションのスケールが窺えます。伏竜S後は兵庫チャンピオンシップでリプレーザに惜敗、その次走ジャパンダートダービーではリプレーザには先着するも地方馬キャッスルトップの大駆けにアタマ差屈して二戦連続二着となりました。
前走得意の東京2100m戦で上がり三ハロン最速の脚を繰り出して前をまとめて差し切ったハヤヤッコも侮れない存在。
レパードS勝利以来、重賞は掲示板争いが精一杯という感がありますが、左回りは実績ありますし、チャンピオンズカップより100m距離が長いというのもプラスに見えます。
近走だけでいえば重賞二戦連続四着と走っているダノンスプレンダーもいますし、前走BSN賞を勝利して挑むブルベアイリーデなんかも気になる存在。
実績のある古豪ケイティブレイブや、チャンピオンズカップ二着と実績があるウェスタールンドも出走してきますので、なかなかのメンバーと言えそう。
個人的にはアナザートゥルースもかなりいい線行きそうな感じがしています。今年の東海Sでオーヴェルニュには及ばなかったものの、三着馬四着馬にはハナ差クビ差の接戦を凌いで二着入線と実績があり、前走アンタレスSのシンガリ負けで人気が落ちるようなら面白い存在かなと。
あ、あと去年二着で穴をあけたサクラアリュールに、距離延長でそれほど人気しなさそうなリアンヴェリテというゴールドアリュール産駒二頭もちょっと気になっています。
うーむ、気になる馬だらけ。
