SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2021:有馬記念、阪神カップ

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今週は有馬記念、一年の総決算となるGI。今年最後のGIはホープフルSに譲るもののやはり有馬記念は特別なレースです。
暮れの短距離重賞として豪華メンバーが出走する阪神カップに、有馬記念後の28日はホープフルSが開催。

平場では、土曜中山11RグレイトフルSにサトノラディウスが鞍上横山(和)JKで出走予定、同じ日、阪神12R2勝クラスにはフェアレストアイルが鞍上C.デムーロJKで出走予定となかなかに好走条件といえそうなレースに使ってきてくれました。
特にサトノラディウスは近三走はいずれも東京や新潟のように左回りコースを使っていたところへ、今回の中山2500mという四走前に勝ち負けしたコース条件と同一とくれば期待値は上がってきます。
一方のフェアレストアイルも前走は現級四着、徐々にクラス慣れしている感じがしてきているところへ、テン乗りで名手C.デムーロJKとくれば期待値はこちらも上がってきます。どちらも楽しみな一戦になりそうです。

有馬記念

枠順も発表されて、いよいよ有馬記念が迫ってきました。今年も終わりですね。
1枠2番に逃げて二連勝中のパンサラッサが入りました。先週もその前も中山コースのオープンクラスで逃げ切り勝利を目の当たりにしているので内枠の逃げ馬はちょっと怖い、と思う一方で、大外にもう一頭逃げる(かもしれない)GI馬タイトルホルダーが入りました。
勝った弥生賞と菊花章は共にハナを切って逃げると、そのまま後続を寄せ付けず逃げ切り勝利、思い切った走りができたほうが結果が出ているように見えるタイトルホルダーは有力馬の一頭です。しかし、1枠2番と絶好の枠に入ったパンサラッサと対照的に大外8枠16番に入ったタイトルホルダー、うーん、なかなかに取捨に難しい。
この二頭がドスローでヨーイドンの瞬発力勝負を演出するとはちょっと思えない、そんな二頭に思えます。スタミナ勝負で前で押し切りたいタイプも多いように見えますので、前半から結構流れる展開になるんじゃないかなぁ、なんて。

流れた消耗戦なら皐月賞馬エフフォーリアは既に皐月賞で経験済、共同通信杯や天皇賞(秋)で見せたレース振りから考えると瞬発力勝負のほうが分があるタイプに見えますが、三歳馬のトップとしてここでも好走を期待したくなってしまいます。ただ、天皇賞(秋)から有馬記念って、うーん。どうなんでしょ。

同じ三歳馬で菊花賞からのローテで、タイトルホルダーに向かない流れ(前崩れ)になったとしたら、ステラヴェローチェの出番、となる可能性はありそうです。
菊花賞は四着、タイトルホルダーが二着以下を五馬身ちぎったのでタイム差は0.8秒差となっていますが、実際二着三着がアタマ差、その三着馬にハナ差の接戦で上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出して力のあるところを見せています。伊達に皐月賞・ダービーと連続三着ではなかったということでしょうか。
三歳馬ワンツーフィニッシュは、ちょっと考えにくいですが、有力馬は三歳馬三頭、なかなか取捨が悩ましいところです。

こんな勢いのある三歳馬を迎え撃つ古馬の大将格は一番人気必至のクロノジェネシス、最後は結局ルメールJKの一番人気でしたね、となる可能性もかなりあります。
グランプリ四連覇が掛かっているこのレース、去年勝利した有馬記念で有力最右翼と見られている現状、有馬記念連覇を決めて引退レースを有終の美で飾る可能性はかなり高いように見えます。ここ抜きだとオッズは期待できそうですが切って失敗パターンが大いにありそうです。

去年の…、といえば勝ったクロノジェネシスの二着に突っ込んできたサラキアに驚きました。牝馬のワンツーフィニッシュという珍しい有馬記念。
今年サラキアっぽい一頭がアカイイト。去年のサラキアはエリザベス女王杯二着からの出走でしたが、今年のアカイイトはエリザベス女王杯制覇から挑む有馬記念です。
デキが今一つで大敗となったエリザベス女王杯10着から巻き返しを図るウインキートスも気になる一頭、デキ次第では得意とする中山コースであっと驚く好走も。

牡馬古馬ではアリストテレスに注目、この馬、実は中山は今年のAJCC勝利以外走ったことがなく、中山コースは一戦一勝、宝塚記念で騎乗した武豊JKが再び手綱をとります。
中山の2500mというコースと距離はアリストテレスのちょうど良い条件なんじゃないかと。3000m級のレースは長いという結論ですし、馬場が悪いのもマイナス。
ただ今回はどちらにも不安要素がなくて、鞍上は武豊JKとなんだか一仕事やってくれそうな期待感があります。オッズ面でも期待できそうですし。

有馬記念は特別なレース、まだどれにするか決めかねていますが、週末にじっくり考えたいと思います。

阪神カップ

暮れの名物短距離レース。三歳勢はGI馬グレナディアガーズを始め、NHKマイルC二着で前走富士Sで古馬を一蹴した牝馬ソングラインに、重賞馬ルークズネストとホウオウアマゾンとなかなかに世代の主力級の実力馬が出走してきています。特にグレナディアガーズは1400mベストという感じを醸し出していて同期のなかでは特に気になる一頭です。

しかし、ここに出走してくる古馬はひと味違うという面も。まずはダノンファンタジー。
1400mがベストといえそうな現状の成績、前走休養明け初戦となったスワンSを快勝、GIを使わずに去年勝ったこのレースに集中、去年の阪神Cも強い勝ち方でした。
古馬になってから勝利したのは阪神1400mの重賞二勝のみですが、その二勝はここでも有力馬と呼ばれそうなレース振りだったと言えそうです。

これらの有力馬に人気が分散しそうでちょっと人気を落とすかもしれないことに密かな期待を持っているのがラウダシオンです。
GI馬としてまだまだこれからという馬ですが、今年は京王杯SC勝利以外はあまり目立った成績がないという状況のラウダシオン。ただラウダシオンもスプリント戦~1400mの短い距離を何度か使うにつれて徐々に適応している感じもあります。鞍上は最近好調のM.デムーロJKですしここで一発あるかも。

他にも、去年の阪神Cは0.4秒差四着だったものの、今年のスワンSは同じダノンファンタジーに0.1秒差の二着と肉薄しているサウンドキアラや、京阪杯を好走してここ出走となるタイセイビジョンにファストフォースなども気になる実力馬です。