SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:2021年でラストランとなった印象に残る馬たち(牡馬編)

広告

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

2月は引退のシーズン、ということで今日は2021年のレースで引退を迎えた印象に残る馬を振り返って見ようと思います。
今回は牡馬編です。

インディチャンプ

香港マイルで引退。

引退後は種牡馬として繁用される予定。

ステイゴールド産駒の種牡馬として有名なのは、三冠馬オルフェーヴルを筆頭に、ゴールドシップ、ドリームジャーニー、フェノーメノ、レインボーライン、ここにインディチャンプが加わります。

インディチャンプ以外の馬たち、(ドリームジャーニーはさておき)、並べてみると結構ステイヤー色が強く、スピード全盛の現在ではやや種馬としては人気を集めるタイプではなさげ。(それでもオルフェーヴルやゴールドシップはかなり産駒を送り出していますが)

ステイゴールド産駒として珍しいマイラーとしてインディチャンプはけっこう有望なんじゃないかと。

キセキ

有馬記念で引退。

菊花賞以来の勝ち鞍こそ挙げられなかったものの、アーモンドアイのレコードで決着したジャパンカップで並の馬なら暴走といえるペースを走り切って0.3秒差の二着は記憶に残っています。
2019年春は大阪杯二着からの宝塚記念を連続二着、そこから凱旋門賞遠征、帰国後有馬記念で致命的な出遅れから目を見張る末脚を発揮して五着、翌年は二年連続となる宝塚記念二着など、GIを18戦も走り切った現役生活は強い菊花賞馬を体現したものだったように思えます。

父ルーラーシップの産駒として出世頭といえる成績、配合がちょっと難しそうですが、オールラウンダーな産駒が期待できそうで、今から楽しみですね。

ダノンスマッシュ

香港スプリントで引退。

ロードカナロアの輩出した、ロードカナロアらしい成績を残したスプリンター。
個人的にはもっと早く大成すると思っていたのですが、思ったよりもGI勝利まで時間を要しました。

引退レースとなった香港スプリントでは落馬事故に巻き込まれそうになりハッと息をのみましたが、大事なく無事種牡馬として次のステージへ向かいます。

ダノンキングリー

香港マイルで引退。

ディープインパクト産駒で母父ストームキャットというおなじみのニックス配合。
前年の天皇賞(秋)をシンガリ負け、そこから七ヶ月ぶりという久々でぶっつけ本番となる安田記念でグランアレグリアを撃破、アタマ差の勝利で改めて力のある馬だと再認識させられました。
ただ、前年の中山記念ではラッキーライラック、ソウルスターリング、インディチャンプにペルシアンナイト、ウインブライトといったGI馬を相手取って快勝しており、GI級の実力馬だった証明となっていますが、いかんせんそこからが精彩を欠いていました。

同配合となるキズナと繁殖牝馬の奪い合いとなりそうな感じもしますが、仕上がりが早そうな感じがするので産駒に恵まれるかもしれません。

セイウンコウセイ

明け1月5日引退。未勝利戦を勝ち上がるのに七戦を要した遅咲きも、徐々に頭角を現して四歳で高松宮記念を制覇しGI馬の仲間入り。
そこからコツコツ走り全42戦お走り切って引退、種牡馬入りを果たしました。GI馬らしくなく八歳まで力走した現役生活は最終年の八歳でもキーンランドCを九番人気三着と穴をあけるように、息長く活躍を続けた短距離馬でした。

個人的な思い出は中京やローカルのスプリント戦で内枠に入ったら警戒、2枠4番に入った2019年高松宮記念は単勝100倍越えの12番人気で二着と穴をあけてやられたなぁと思ったものです。
無事種牡馬となってくれてよかったなぁと。種牡馬生活は厳しいものになるかもしれませんが、良い産駒を願っています。

ペルシアンナイト

予想では、シンザン記念で対抗にして三着だったのでアーリントンCでも対抗評価にしたら勝利。皐月賞も二着で実力の片鱗を早くから見せていた実力馬。このときから実力はマイラーだと睨んでいたのでNHKマイルCに出走せずダービーに向かったのは残念な気持ちになりました。
2017年マイルCSでGI初制覇、結果的にその後勝ちを挙げることはできませんでしたが、八歳まで走った36戦は人気薄での二着三着もあればGIでの二着三回、その他掲示板くらいの好走実績も多数ありハービンジャー産駒の成功を感じさせる走りでした。

引退後種牡馬に…と思っていたのですが、どうやら乗馬になる予定だそうです。
これだけの馬でも種牡馬になれないというのはなかなか厳しい世の中です。

でも乗馬ということは、ファンにとっては「会いに行ける名馬」という考え方もできます。

ブラストワンピース

ペルシアンナイトと同じハービンジャー産駒のブラストワンピースも2021年札幌記念を最後に引退となってしまいました。
ペルシアンナイトと違ってケガでの引退のようです。そしてペルシアンナイトと同じく引退後は乗馬になる予定だそうです。うーん。

ペルシアンナイト同様に、これだけの馬でも種牡馬にはなれないという現実、厳しい世界だと思いました。