SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2022:クイーンC、共同通信杯、京都記念

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今週は阪神の開幕週となります。開幕週は二月名物古馬の中距離戦の京都記念から。
裏の東京では近年三歳の重要レースとなった共同通信杯とクイーンCが開催。こちらも目が離せません。

平場では、土曜阪神5R未勝利戦にルールザウイングスが鞍上和田(竜)JKで出走予定。翌日の日曜東京9R初音S(準オープンクラス)にはライティアが鞍上川田JKで出走予定と楽しみな出走が続きます。
デビュー戦五着から出走のルールザウイングスは初勝利を目指しての出走、相手関係は良血馬が何頭か見て取れますが、互角にやってくれそうな印象があります。
ライティアは重賞でも好走実績のあるククナやイズジョーノキセキ、メイサウザンアワーなどなかなか強い相手関係で恵まれているとは言えない状況ではあります。二連勝からケガで一年以上の休養を余儀なくされ、さらに休養中に転厩もあり、今回が転厩初戦という。なかなか厳しそうですが無事走り切ってくれれば。

共同通信杯

去年のエフフォーリアだけでなくダノンキングリーやスワーヴリチャードなど古馬になってから東京コース開催のGI勝ち馬を送り出す登竜門的なレース。それだけにレース結果にも注目しておきたいレースの一つです。

今年もなかなかに好メンバーが揃いました。目立つのはやはりデビュー直後に重賞やリステッド競走を勝利した二勝馬のジオグリフとダノンスコーピオン、距離的にはジオグリフでしょうか。

札幌記念を圧勝したジオグリフ、何故か一ハロン距離短縮となる朝日杯出走で案の定忙しい流れに対応しきれず五着に終わりました。
今回一ハロン距離延長で二連勝を挙げた1800m戦、加えて広い東京コースも合っていそうなタイプということもあり、人気もかなり被ってきそうです。ドレフォン産駒でどれくらい距離が持つのかは未知数なところがありますが、それだけに本番の皐月賞&ダービーよりここ東京1800m戦に高い適性を感じます。本命候補としては不動な位置。

そんなジオグリフに前走朝日杯で先着したのがダノンスコーピオン、三着好走で評価はかなり上がっていそうです。ジオグリフよりも人気する可能性があるとしたらダノンスコーピオンしかいなさそう。デビューから三戦すべて阪神コースですが、今回と同じ距離1800mは経験済ですし、その1800m戦となった萩Sではその後ホープフルSを勝利するキラーアビリティをクビ差退けて勝利している点がかなり評価の高いポイントとなりそうです。このレース、二頭が競り合って三着以下を五馬身引き離して勝利しており、二頭が抜けて高いレベルで走り切ったことが窺えます。
東京コースの瞬発力勝負という前提ではジオグリフのほうに魅力がありますが、実力から言ってダノンスコーピオンも外せない実力馬となりそうです。

一勝馬ですが二勝馬に迫る実績を持つのが、重賞二着の実績があるビーアストニッシドとアサヒ。二頭とも気になります。アサヒはデビュー戦でジオグリフの二着、二戦目の未勝利戦では同じデビュー戦で二着三着を競ったアスクビクターモア(後にドウデュースと接戦する現二勝馬)に位置取りの差で二着に、初勝利後の重賞挑戦となった東スポ杯2歳Sでは強豪イクイノックスにかなわなかったものの二着を確保と、世代でも強いメンバーとやってきていずれも二着と走っている点が好材料となっています。

ビーアストニッシドは京都2歳Sで逃げて粘り込みジャスティンロックの二着、半馬身差でしたが逃げてしぶといところを見せました。
前走シンザン記念でも四着と複勝圏外でしたが三着馬とはハナ差の接戦で道中多少折り合いを欠いていたのを考えればここでも有力な一頭に思えます。先行力は魅力で、行く馬がいなさそうな今回は有力馬が差しタイプが多いように見えるのもあって結構魅力的じゃないかと。

そして一戦一勝ながら新馬戦が豪快な追込み一気で勝ち切ったダノンベルーガ、下手するとアサヒやビーアストニッシドよりも人気を集めそうな一頭。
前半ゆっくりした流れから鞍上の合図を受けてもまだもたついていたような所はありますが、スピードに乗ってからはあっという間に前を行く馬たちを差し切ってゴール前は余裕で流して圧勝と言える内容での勝利でした。幼さはまだあるものの、ここを素質だけで勝ち切って二戦二勝で皐月賞へ向かうという青写真もありそう。大物感の漂う新馬戦だったこともあって瞬発力勝負になったときに台頭してきそうな一頭です。

全体的に気になる馬は多く、なかなか絞り込むのに苦労しそうなレースです。クラシック本番に繋がる傾向もあるレースでじっくり考えたいですね。

クイーンC

重賞実績を考えるとスターズオンアースとベルクレスタの一騎打ちの様相。どちらかといえば戦ってきた相手関係からベルクレスタのほうが強い相手とやってきた印象があります。

ベルクレスタの新馬戦は後に重賞二連勝から朝日杯二着と実績を積み上げるセリフォス相手の二着、続く未勝利戦を順当に勝ち上がった直後の初重賞はアルテミスS、ここでこの後阪神JFを勝利するサークルオブライフ相手にクビ差の接戦で二着と実績を作ります。ベルクレスタ自身は阪神JFは掲示板を逃す六着でしたがナミュール同様8枠に入って外々を回るロスに加えて折り合いを欠いていたのは敗因の一つといえそうです。改めてここで巻き返しがあるような印象があります。

対するスターズオンアース、赤松賞でナミュールに0.5秒差、阪神JFでナミュールから0.4秒差でゴールしたベルクレスタとは良い勝負のように見えます。前走フェアリーSは内を突いて抜け出す前にノメって右にモタれた分だけロスになってしまいました。ただそれでも二着は確保しているあたり能力の高さを感じます。
鞍上は横山(武)JKに乗り替わりですし、期待度は高くなりそうです。

この二頭を出し抜くとしたら、やっぱり一戦一勝馬かなぁと。四頭ほど出走してきそうですが、その中でもプレサージュリフトは人気になりそうです。
なんと言っても新馬戦、今回と同じ東京1600mというコースでスローからの瞬発力勝負を圧勝、上がり三ハロンのタイムが圧巻の33.3秒と他馬より1秒以上差がある上がりの脚でした。
レースの展開さえ向けばこの爆発力のある末脚は最大の武器となりそうです。血統的に短距離向きなのは気になりますが、新馬戦で東京1600mをこなしているのは大きいと思います。ここでも狙えそうな感じ。

あとはウインブライト、ウインファビラスの半妹となるウインエクレール。血統からは中山コース巧者っぽい印象はありますが、兄姉は父ステイゴールドに対してディープインパクトに父が替わって兄弟と違う印象もあります。一発があっても。

穴っぽいところはまだ探せていませんが、順当にきまりそうな感じもするレースです。

京都記念

昨年のエルフィンSとチャレンジCでいずれも本命にして複勝圏外となった良血馬ジェラルディーナが出走してきます。準オープンクラスを勝利した時は秋華賞で最大の惑星と目した一頭ですが、うーん、なんかこう、結果が。
ただ、前走初重賞のチャレンジCは荒れて馬場の悪化した内で伸びきれず沈んだような感じもしており、1枠1番という最内枠が祟ったようにも見えます。その点、今回は開幕週ですし内と外で差の無い馬場と考えれば、実績のなる阪神コースで改めて期待もできそうです。

ただ、去年のラヴズオンリーユーや一昨年のクロノジェネシスと二年連続牝馬が勝利しているレースなので近年牝馬の台頭を象徴するような古馬の中距離重賞となっている一面もあります。ユーバーレーベンやマリアエレーナと共に牝馬の取捨は慎重にしたいレースです。

ただ牝馬だけでなく牡馬もなかなか。降雪の影響で馬場が渋るなら上述牝馬よりもレッドジェネシスのほうに軍配が上がりそう。
重賞実績からは京都新聞杯勝利に神戸新聞杯二着と中京2200mが得意という見方もできますが、阪神コースでもゆきやなぎ賞や未勝利戦のように勝ち鞍を挙げており、上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出して勝利しています。明け四歳が年明けから活躍していることを考えてもここはちょっと外せないような気もしています。

あと天皇賞(秋)にジャパンカップと連続四着で、ジャングルポケット産駒としては現役馬の中で筆頭格のサンレイポケットも有力な一頭。阪神コースはそれほど走っていませんが秋の古馬中距離GI二戦の実績はこの中では一番のように見えます。

あとは近二走で以前と違って二番手からの粘り込みで好走を続けているアフリカンゴールド、人気にはならなさそうでオッズ的には面白そう。阪神コースで三戦して二勝二着一回と実績のあるラーゴムあたりは気になっています。