SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:アサヒライジングが旅立つ

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

先月に知ったアサヒライジングの訃報、残念です。

19歳、アサヒライジングの旅立ち

1月23日、繁殖を引退し引退馬協会の預託先で暮らしていたアサヒライジングが骨折が元で旅立ちました。

いつかはこういう日が来るとはいえ、好きだった馬の訃報には寂しさがあります。

繁殖引退後

以前に

競馬雑学:アサヒライジング繁殖引退 - SpecialなWeekを目指す競馬日記

にて繁殖引退が報じられた時にアサヒライジングを振り返りましたが、繁殖引退後も長生きして欲しいなと思っていただけに残念な一方で、繁殖引退後にナイスネイチャ33歳のバースデードネーションの受け入れで繁殖引退後も元気に過ごせる居場所があった、という点で、アサヒライジングは恵まれていたなぁと思うところもあります。

現役生活と繁殖生活の明暗

アサヒライジングは勝利こそ古馬になってからのクイーンS勝利という重賞一勝馬に過ぎませんが、馬券的にはアメリカンオークス二着を始めとしてファンを楽しませてくれた存在でした。また大舞台での入着や掲示板という成績も多く、その血統から考えると馬主孝行だった馬に思います。

阪神JF五着、桜花賞四着、オークス三着から秋の秋華賞は二着、牝馬クラシック三冠を皆勤しただけでなく、どれも色気のある好走を人気薄でやってのけました。古馬になってからも9番人気で二着したヴィクトリアマイルのように穴党のファンを楽しませてくれる走りを見せてくれました。一方で人気すると走らないことも何回かありましたね。

しかしいざ繁殖に上がると、産駒はコンスタントに送り出してくれたものの、中央競馬での勝利はなく唯一の勝利はキングズベスト産駒のリインフォースの未勝利戦勝利の一勝のみでした。ちなみにリインフォースは産駒初の重賞出走(アーリントンC、七着)も果たしていますが、結局リインフォースは一勝に留まり地方に転出していきました。(※地方競馬へ転厩し勝利を挙げている馬は他にもいます。)

厳しい現実ですが、アサヒライジングの産駒はこのリインフォースが出世頭、という現状です。ファンとしてはもっと活躍馬を見たい。

残された産駒

アジアエクスプレスとの間に生まれたヒロノアステロイドはデビュー戦をダート1800mで四着と、今後の活躍を期待させてくれる走りでした。次走はまだ決まっていませんが活躍を期待しています。このヒロノアステロイドがデビューした新馬戦の翌日に母アサヒライジングが旅立ったのも、なんか縁のようなものを感じます。デビューまで見守ってくれた、みたいな。

まだまだこれからの三歳馬としてヒロノアステロイドにアサヒライジングのファンの期待が掛かります。

そして来年には父ダンカークの産駒であるファインドユーという牝馬がスタンバイしています。そしてラストクロップはそれほど走らないようなイメージもあるものの、最後の産駒となる忘れ形見にシルバーステート産駒の牝馬がスタンバイしています。
まだまだアサヒライジングのファンには可能性が残されている三頭の産駒、楽しみにデビューを待ちたいと思います。

そして、産駒の中でもキングズベスト産駒のトーホウキララ(未出走で繁殖へ)が産駒を二頭輩出していますし、シンボリクリスエス産駒のツォルニッヒも繁殖に上がって不受胎が続いているものの繁殖生活にはいっているようです。好きだったセンターライジングも孫世代からエイティーンガールを輩出してくれました。アサヒライジングも孫世代からの巻き返しに期待して一ファンとして産駒を見守っていきたいと思います。