競馬雑学:夏のパドックと馬体重 - SpecialなWeekを目指す競馬日記

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は夏競馬のパドックと馬体重について気にしていることを記録。いずれも冬場だとガラッと考え方が変わってくる内容です。夏競馬限定。

夏の馬体重、気にするポイント

以前の記事から

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夏の大幅増減はマイナス？
夏は逆に運動して汗が出やすいということで、体重が減りやすいと考えることができます。
なかなか絞れなかった馬体重が暖かいシーズンになっていきなり馬体重を減らすことができるようになる、ということもよくあります。
どっちにしても、これまでの馬体重の遷移を見ながら、重いかガレているかというのは判断しないといけない、ってことになります。
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結局このときは「馬による」なんてはっきりしない結論でどっち付かずでしたが、夏は暑い＝発汗、と考えるとなんかちょっと見えてくるものがありそうです。

発汗で馬体重が減りやすいはずの夏競馬で、パドックで発汗が見られる馬が発表された馬体重増だった場合、なんか変だな、と考えても良いのかもしれません。馬によりけるというのは確かにあるのですが。

夏のパドックの様子

これも馬によりけるというのはあるけど、パドックの様子も一考が必要です。
通常パドックでは大人しくしている馬の方がプラス評価になります。ただし常にうるさいところを見せるような気性の激しいタイプが大人しくしていると、元気がない、というマイナス評価になります。この辺は結局「馬による」ということになります。

ただ、日頃からパドックでうるさいところを見せるタイプかどうか、プロでもない一ファンがそれを一頭一頭覚えているかと言えば疑問です。

通常（冬場やGIシーズンなど）はパドックでうるさいところを見せるタイプはマイナス評価して良いと思うのですが、夏競馬だけはイレ込み・チャカつきなどはそれほどマイナス評価しなくてもいい場合もあります。

夏は格より調子という格言にあるように、夏競馬は「実績より調子の良い馬を重視する」という傾向があります。調子を見極める場合、多くの競馬ファンが判断材料として使うのがパドックの情報です。

イレ込みと夏負け

馬は基本的に暑い夏が苦手、という原則に立ち返ると夏競馬はどの馬でも苦手なシーズンに開催されているレース、ということになります。
暑さが苦手ということは、人間が夏バテするのと同様に馬も夏負けすることがあるということで、パドックで夏負けしている馬が分かるのなら、その馬は単純に消してもいいかなと思います。でも馬の夏負けってなに？見てもよく分からない？ということも多いので悩ましいところです。

そこで、逆転の発想、夏競馬だけはパドックでイレ込んでいる馬やチャカ付いている馬の評価を下げない、とするのもアリかも。

夏バテした人間がはしゃいだり暴れたりしないように、夏負けした馬もパドックでイレ込んだりチャカ付いたりする元気はないことから、少なくともイレ込みが見られる馬は夏負けしていないと考えることができます。夏負けしていないというのは夏競馬の予想の上で重要。

通常だとパドックでのイレ込みはよほどの気性難の馬じゃない限りはマイナス評価ですが、夏場ではイレ込みは夏負けしていないことを判断する材料となり、通常時のイレ込みとは違ってマイナス評価にはならない（とはいえプラスになるかどうかはその馬によってしまいますが）というのも夏競馬のポイントとして覚えておいてもいいかもしれません。

パドックの定石を裏切る発汗

イレ込みと同様に、パドックでの発汗も通常と異なるのが夏競馬です。
ちなみに発汗は馬体が白くなっている状態だったり、汗が体から腹に掛けて滴っていたりする状態。
基本的にテンションが上がっているイレ込み状態や緊張状態の時に発汗するため、パドックでの発汗はあまり歓迎されない状態と言えます。

暑い＝発汗、つまり発汗するのは夏競馬なら当たり前といえます。通常のシーズンではパドックでの発汗はイレ込みや緊張状態云々の前に暑さで発汗しているという前提に立つと、逆に「発汗していない馬のほうが問題がある」と考えることも出来ます。

通常落ち着いて周回している馬が発汗している場合も基本的には良くない傾向ですが、暑い夏なら落ち着いて発汗しているのはそれほど悪くないと考えても良いかもしれません。（もちろん馬によりますが）

夏競馬は他シーズンと違う

ここまで見た来た内容で、夏競馬と他のシーズンで定石が異なることがなんとなく見えてきたように思えます。
残り少ない夏競馬もいつもと違った視点で予想できると、もしかしたら思わぬ拾いものがあるかも。