SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2022:京成杯AH、紫苑S、セントウルS

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今週は秋の訪れを告げる重賞となっている京成杯AHと紫苑Sという開幕週の中山で重賞二鞍に、西で中京開幕週にスプリンターズSの前哨戦セントウルSと重賞三鞍が開催される週。
セントウルSはスプリンターズSの前哨戦という位置づけ以外にもサマースプリント最終戦という側面もあって予想が難しくなりそうです。京成杯AHもサマーマイル最終戦ですね。

平場では、注目馬の出走がなくちょっと寂しい週です。

京成杯オータムハンデ

サマーマイル優勝が掛かっているベレヌス、一位のウインカーネリアンに勝つにはここを勝つしかない状況です。ただ開幕週の中山コースでハナにこだわる逃げ馬が不在のここならベレヌス逃げ切り勝利で重賞連勝、サマーマイルシリーズ優勝も決めて最良の夏の締め&秋のスタートを切ることが出来そうな舞台です。同型のタガノディアマンテもハナにこだわるタイプじゃないし、シュリも前走のような積極策でベレヌスに競り掛けてくるかというと疑問。
二年連続でハナを切って逃げた馬が二着に入り、三年前に勝利したトロワゼトワルを加えると三年連続で逃げ馬が勝ち負けしていることを考えると、サマーマイル優勝が掛かっているベレヌスがハナにこだわって勝ち負けするシーンはかなりありそうな感じがします。ベレヌスはかなり中心視したくなっています。

ただ、トロワゼトワルが二連覇した一昨年と三年前のレースとひと味違って去年は後方から速い上がりを駆使して一気に飛んで来たカテドラルが差し切って優勝、三着もカテドラルと同じような三コーナー付近での位置取りから伸びてきたグレナディアガーズが入線しているように単純に行った行っただけじゃないレースというのも想定しておきたいところ。
近走マイル重賞で二戦連続三着と結果を残しているダーリトンホールやファルコニアに目が行くと思いますが、たぶんこの二頭は人気しそう。ここは中山コースの牝馬重賞で勝利を収めている牝馬二頭、クリノプレミアムとミスニューヨークなんかよさそうに思えてきます。
中山牝馬Sの直接対決ではクリノプレミアムの勝利、0.1秒差三着がミスニューヨークでしたが、GIヴィクトリアマイルではミスニューヨークが0.3秒差で先着しています。
ミスニューヨークのターコイズSは今回と同じ中山マイル戦でアンドラステやギルデッドミラー、フェアリーポルカといった重賞実績のある馬を退けての勝利、中京記念も逃げ切りベレヌスに0.3秒差の四着となかなか走っています。ここは気になる二頭の牝馬、加えて三歳牝馬コムストックロードも関東馬なのに意外な中山初コース、前走で初の右回りコースをまずまずの走り、斤量差が活かせるなら連下まではあっても。

あと、人気が割れるようなら、前走関屋記念で12番人気の低評価を覆して勝利したシュリも警戒しておきたいかなと。
この馬も六歳にして中山初コースなのですが前走関屋記念や去年の谷川岳Sのように先手を奪うとしぶといタイプで開幕週の馬場に合いそう。ただ二戦とも新潟マイル戦なのでそこをどう考えるかで取捨は変わってきそうですが、右回りは阪神マイル戦のリステッド勝利があるように一考の余地はあるかなと思っています。

紫苑S

牝馬クラシック最後の一冠秋華賞に向けて、秋の始動戦となる東のトライアルレース。最後の一冠へ直行するクラシック二冠馬スターズオンアースを負かす馬の出現を待っています。
二頭が人気も集めるだろうけどやっぱり気になる実績再上位馬、サークルオブライフとスタニングローズの二頭です。
サークルオブライフは同世代の牝馬は誰も敵わないレース振りだった二歳戦に対して、年明けから勝ち切れないレースが続きとうとう春は未勝利に終わりました。
中でもオークスの大敗は不可解、始動戦チューリップ賞はさておき桜花賞では内有利な馬場にもかかわらず外から一気に上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出して上位に迫り、負けてなお強しを見せたレース振りでしたが、オークスは良いとこ無く二桁着順に終わります。うーん。
でもスタートで挟まれて最後方追走を余儀なくされていたし、ゲートも良くなかったこともあり、スムーズならこのメンバー相手で貫禄勝ちという結果になっても不思議じゃないように思えます。

そんなサークルオブライフが上手くいかなかったオークスで最良の結果が出せた感のあるスタニングローズ、大外から飛んで来た勝ち馬には及びませんでしたがスタニングローズも外からスターズオンアースと共に伸びて二着好走、10番人気という低評価を覆して穴をあけました。フラワーC勝利からオークス好走馬ってかなり珍しいのではないかと思います。フラワーC勝利からクラシックで結果を残した馬ってかなり少ないような。
あと余談ですがローズバドの孫、と言う点も個人的にはちょっとアツい要素です。

この二頭に割って入るとしたら、世間一般的には重賞馬ライラックというところでしょうけど、個人的にはサウンドビバーチェが気になっています。スタニングローズ同様関西馬の東上です。
オークスは放馬して長時間の脱走、出走前にサウンドビバーチェのオークスは終わってしまいました。しかし、その前走のチューリップ賞では勝ったナミュールに0.3秒差四着、サークルオブライフとはクビ差接戦(タイム差にすると0.1秒差あるけど)で五着のウォーターナビレラに先着しています。
本番桜花賞でもチューリップ賞上位の掲示板五頭の内三頭が掲示板内に好走していることから、サウンドビバーチェの能力の高さも窺えるように思えます。

例年オークスからの直行で秋初戦を迎える馬が好走しているイメージのレースですし、去年のファインルージュ(オークス11着)とか一昨年のマルターズディオサ(オークス10着)のようにオークス大敗からでも巻き返すのがこの紫苑S、去年のミスフィガロ(12番人気三着)とか一昨年のパラスアテナ(10番人気二着)のような穴馬がヒモで激走ということもあるけど、基本的には手堅く狙うレースかなと思っています。敢えてミスフィガロとかパラスアテナっぽい馬を探すとなると、コルベイユとかロジレットとかかなぁ、ちょっと気にしておきます。

セントウルS

四歳牝馬二頭が人気を集めそうで、しかも甲乙付けがたい二頭。GI級の実力馬メイケイエールに対して安田記念でGI初勝利を飾ったソングラインという実績馬二頭。
距離を考えるとシルクロードSで中京スプリント戦の重賞勝利があるメイケイエールの方がちょっと優位なのかなという感じがする二頭の力関係です。ただソングラインもスプリント戦は初距離とはいえ中京1400mの紅梅Sは強さを見せており左回りコースでスムーズなレースが出来れば遜色ない感じがします。あとセントウルSは前走マイル(あるいは1400m)からの距離短縮で馬券になっている馬が多いというのもソングラインにとっては好材料かも。ただBCマイル挑戦を表明しているソングラインは確実に目標はこの先にあることを考えると、ここ勝負、という馬に目が行くというところもあります。

この実績馬二頭の取捨も難しそうなのですが、このレースはサマースプリント最終戦。ここ勝負という意味ではサマースプリント優勝が掛かっているボンボヤージも前走がフロック視されているようならそれほど人気しなさそうでなんとも不気味。しかも三着でもいいのでここはちょっと狙いたくなっています。気になる一頭。

北九州記念といえば、久々に好走を見た気がするモントライゼ、北九州記念は17番人気と低評価でしたが五着掲示板を確保、しかもいままでの逃げ・先行のイメージを一新して二桁番手から一気に追い込んでの五着、クビ差で並ぶかなりの混戦模様だった掲示板争いから抜けました。斤量差6キロある三歳牝馬アネゴハダとクビ差ならなんか復調気配を感じる走りのような気も。ちょっと気になります。

あとは今年のカーバンクルS勝利でオープンクラス初勝利を挙げ、続く阪急杯三着で前走は中京1200mのオープン特別を四着と今年に入ってから成長を感じるサンライズオネストとか、勝ち切れていないけど今年に入って1200mのオープン特別を三戦して二着二回、重賞オーシャンSも勝ったジャンダルムから0.2秒差四着ならまずまず評価出来そうなダディーズビビッドあたりも気になる存在です。全部ボックスで狙ってみたい。