SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2022:スプリンターズS、シリウスS

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今週はいよいよ秋のGI開幕戦となるスプリンターズSの週となります。土曜には中京でダート重賞シリウスSも開催、秋競馬で季節の到来を感じる今日この頃です。

平場では注目している馬の出走はありませんでした。スプリンターズSにエイティーンガールが出走するので注目はそこに。

スプリンターズS

春の高松宮記念覇者ナランフレグに挑む強豪スプリンター達。枠順発表前ですが登録馬は出揃って豪華メンバーになりそうな期待感。やはり中心になりそうなのは現在重賞二連勝でGIに王手を掛けるメイケイエールじゃないかと思います。
今年唯一の敗戦となったのはGI高松宮記念、内有利の馬場状態に加えてメイケイエールは8枠17番の外枠からのスタートで外々を回らされるというツキに見放されたような格好での敗戦でした。それでも外からはただ一頭だけ伸びてきていますし、実力は見せたレース内容だったと思います。

この高松宮記念はエイティーンガールも上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出して後方から一気に追い込んで来ていましたが、メイケイエールで届かないものを、道中ほぼ最後方だったエイティーンガールでは六着レシステンシアと同タイムでのゴールが精一杯でした。ただこのときの末脚の伸びはメイケイエールに0.2秒差まで詰めており、この馬も六歳にしていよいよ円熟味を増してきたような感じがしています。とはいえメンバーがメンバーですので狙えても複勝とワイドまで。

次点にあるのは近年でも活躍がみられる三歳勢、その筆頭となるナムラクレアだと思います。
函館SSで初対戦の古馬勢を一蹴し快勝、続く北九州記念でも前が詰まって絶望的な直線の状況から見事に巻き返して三着入線、クビ差だったタイセイビジョンより強い競馬をしたような感じがしました。前走で一番人気の期待は裏切った格好になりましたが、スムーズな枠でロスなく運べれば三歳スプリント王戴冠というのもありそうな実力馬です。
メイケイエール同様にナムラクレアもミッキーアイル産駒なんですね。これからミッキーアイル産駒がスプリント路線を席巻していく、なんてブームの先駆けだったりして。

ここまで牝馬ばかりなのですが、牡馬でもシュネルマイスターはかなり期待が持てそうなイメージです。
初のスプリント戦となるここですが、安田記念からの直行はグランアレグリアなどが勝利を収めているように悪くないローテといえそうです。今年はドバイターフ挑戦で海外遠征があったため二着の安田記念を含め二走に留まっていますがどちらもレベルの高い内容を残していると思います。
ただセントウルSでソングラインがそうだったように、最近は名マイラーが名スプリンターにあらずという印象があるのはこれまでに挙げた牝馬と比較するとちょっと割り引きになるかなぁというところ。加えてシュネルマイスターは2000mの弥生賞でも連対しているように距離に融通が利くタイプでなんだかインディチャンプっぽい。1400m以下が初距離となる今回のスプリント戦をいきなりGIで迎えてどうだろうかというのはちょっと思うところがあります。筋肉ムキムキの馬体はスプリンターですっていわれても納得してしまうくらいの体つきですが。

それだと、メイケイエール同様に三歳馬のほうで穴狙いをしたほうが面白いのかなという感じがしました。
ウインマーベルやテイエムスパーダあたりは既に重賞勝利の実績もあるし、古馬と初対戦だった重賞でもテイエムスパーダは(CBC賞)勝利があるし、ウインマーベルはキーンランドC二着の実績があってこのメンバーに入ってもひけはとならさそう。
どちらも前で進めるタイプなので、流れ一つという感じもしますし、高松宮記念がそうだったように内有利の前残りの馬場のような馬場で内枠からの発走と全てハマってくればチャンスはありそうな感じがします。

ここまでで今年の高松宮記念のナランフレグが本命にできないような感じがしてくる好メンバーのスプリンターズS。春のスプリントGI覇者を差し置いて狙いたくなる馬が多数出てきており、安田記念から直行ローテだけどナランフレグが狙えるかどうかが難しいところです。(手が広げられなくなりそうで)
とはいえ今年のオーシャンSは勝ったジャンダルムに0.1秒差の二着と中山スプリントのコース実績はありますし今年の高松宮記念の勝ち馬なので早々軽視はできない一頭です。人気も微妙な線になりそうだし、本命にするにはちょうど良い一頭なのかも。

あと不気味なのが今年のオーシャンSでナランフレグを撃破して久しぶりの重賞勝利となったジャンダルム。
高松宮記念も大敗したし、休養明けの前走北九州記念もブービーに敗退していますが、終わったと結論づけるのは早いのかも。中山1200mは去年の春雷Sのような好時計での勝利もある舞台ですし、去年11着だったスプリンターズSの巻き返しがあったとしても。穴候補の一頭。

とかく枠順が早く見たいなぁと思う今年のスプリンターズS、枠順を見たら見たで予想をあれこれ考え始めてしまうのは仕方のないところです。秋のGI初戦。

シリウスS

前走で重賞初制覇となった遅れてきた大物バーデンヴァイラーに、オープンクラスに昇級してから二戦一勝二着一回と連続で好走をみせているハヤブサナンデクンに、中京ダートとくればオーヴェルニュという古豪三頭に三歳馬ハピとハセドンが挑む構図。ハンデ戦ですがハピとハセドンはどちらも斤量53キロで出走となりそう。

やはりバーデンヴァイラーは人気しそうですが外せない一頭、休養明けで目標が先のハヤブサナンデクンより叩き二走目のバーデンヴァイラーのほうがここはありそうな感じがします。とはいえハヤブサナンデクンも前走を含め全五勝中参照が中京コースというコース巧者ということもあり、ここも勝ち負けしてくれそう。なかなか上位二頭は外しづらいものがあります。
そういう意味では軽ハンデの三歳馬のほうが今一つ狙いづらいところ。前に行くタイプじゃないし二頭とも古馬との初対戦がここになります。古馬同士の決着と考えた方がいいのかなぁと思い始めてきました。

そう考えると、中京巧者のオーヴェルニュも健闘から外せない一頭のような気がします。今年はその得意の中京コースだった平安Sで六着と掲示板も外してしまいましたが蹴り返しの砂を受けて本来の走りではなかったようなレース内容、ヨーイドンも余り得意でなく、去年東海Sで二着だったときの鞍上団野JKの手綱に戻ってどのような走りになるか気になっています。

この他、穴なら(一昨年も予想の中心だったし)コース適性がありそうなアルドーレ、前走は芝のレースで度外視のクリノフラッシュ、二戦連続勝ち馬から0.2秒差の勝ち負けをしているサクラアリュールなどはやや気になっています。特にサクラアリュールは去年のシリウスSで五着、一昨年のシリウスS二着とシリウスSは相性のいいレースの一つなので(オッズ次第ではありますが)穴なら期待してしまいます。

そういや、毎年「前目押し切りでヒモ穴くらいを狙う」みたいな予想で、去年のウェスタールンドとか一昨年のエイコーンみたいに四角二桁番手くらいから一気に追い込んでくるタイプにやられる、パターンを二年連続でやってしまって大きい的中を逃していることを考えると、ハピやハセドンみたいな後方から来るタイプもおさえた方がいいのかなぁと気になってきました。