SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:GIホープフルSの前身はラジオたんぱ杯2歳S

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は2歳GIホープフルSについて、今週は朝日杯ですけど。

ホープフルSとは

2014年GⅡに昇格し、三年目でダービー馬レイデオロを輩出した暮れの二歳重賞がGIに昇格したレースです。
GI昇格後の現在では有馬記念後のJRA開催一年最後のGI開催日となるメインレースとして定着しています。オールドファンは有馬記念で一年の競馬を締めくくっていたので、ホープフルSが最後というのはちょっと違和感があることも。

ただ、有馬記念のあとの延長戦みたいな感じもあるし、有馬記念をハズしてもまだホープフルSがある、という希望が持てるようになったかなという一面も(個人的には)感じています。

前身となるオープン特別の「ホープフルS」

重賞昇格前にはオープン特別で、有馬記念当日の6Rとか7Rに2歳オープン特別として開催していました。
個人的に覚えているのは、ウオッカ世代のディープインパクト半弟ニュービギニングが兄を彷彿とさせる末脚で鮮やかに勝ち切ってデビュー戦に続いて無敗の二連勝を飾った2006年とか、その翌年2007年勝利したマイネルチャールズと二着ブラックシェルの二頭が、そのまま翌年の弥生賞でも(同じ中山2000mだから)ワンツーフィニッシュを決めて、ホープフルSが弥生賞直結することもあるんだなとか、そういう思い出があります。

もっと古くには二冠馬エアシャカールが勝利していたり、ダービー馬ウイニングチケットがここを勝利して平成三強の一頭として名乗りを挙げていたりとオープン特別時代にも様々な名馬がくぐり抜けた中山2000mのオープン特別。

しかし、このオープン特別のホープフルSは、正確にはGIに昇格したホープフルSの前身ではない、という扱いのようです。(一部例外はあるけど)

前身はGⅢラジオたんぱ杯2歳S

実はGIホープフルSの前身となるレースは暮れの阪神開催、芝2000mのGⅢラジオたんぱ杯2歳S(2000年まではラジオたんぱ杯3歳S)という扱いになっているようです。
確かに、オープン特別のホープフルSに比べて勝ち馬は錚々たるメンバーが並びます。
ラジオたんぱ杯2歳S(2001年~2005年)の勝ち馬でもヴァーミリアンやザッツザプレンティに海外GI馬コスモバルク、入着でもアドマイヤムーンやアドマイヤマックスといった後のGI馬を輩出しています。
さらにそれ以前(2000年までのラジオたんぱ杯3歳S)では、2000年にアグネスタキオンとジャングルポケットが三着クロフネを従えて争っていたり、その二年前には後のダービー馬アドマイヤベガが重賞初勝利を挙げていたり、その前年には二着にキングヘイローが負けていたり、と多士済々。
さらに遡っていくと、メジロブライトやタヤスツヨシ(さらに二着はナリタキングオー)や、それ以前にもナリタタイシンといった後のGI馬が名を連ねていますが、1995年には勝ったロイヤルタッチが後の皐月賞馬イシノサンデーを二着に、後の菊花賞馬ダンスインザダークを三着に従えて勝利を収めているなど、翌年のクラシックを占うレースだったと言えます。