今週はいよいよ一年の競馬の集大成となる有馬記念の開催。もう今年も終わりなんだなぁと思うと、なんだか時の経つのが早い気のする最近。
平場では、土曜中山9Rノエル賞にスタニングスターが鞍上三浦JKで出走予定、メインの中山11RグレイトフルSにはサトノラディウスが鞍上川島JKで出走予定。
準オープンクラスですが土曜中山11Rのサトノラディウスは結構有力三歳馬の三戦や現級好走馬が揃って厳しそうな争いになりそうですが、がんばって欲しいと思います。
有馬記念
いよいよ有馬記念、一年の競馬の締めくくりとなるレースです。生放送で中継された枠順抽選会も終わり枠順も公表されています。
三歳で天皇賞（秋）を制して、ここでは世代の代表と言える存在になっています。ドウデュースもアスクビクターモアも出走しないここで春には現役最強と呼ばれたタイトルホルダー相手に頂上決戦といえそうな一戦。中山コースも皐月賞二着とこなしているしここは中心になりそうです。
ただ、凱旋門賞帰りの二頭は強い、タイトルホルダーは去年五着のリベンジもありそうです。凱旋門賞帰りは去年ディープボンドが二着に来ていますし、フィエールマンとキセキも凱旋門賞帰りでの有馬記念出走で好走した例もあって、問題はなさそう。
ただ、ディープボンドの方は大外枠を引いてしまったのがちょっとどうかなぁという感じ、タイトルホルダーも7枠13番と外目の枠を引いてしまいました。枠はちょっと気になる感じ。
タイトルホルダーの同期で去年の年度代表馬エフフォーリアも復権を掛けた一戦になりそうな今年の有馬記念、今年は二戦して掲示板すら外す状況ですが、去年の走りが戻ってくれば十分に勝ち負けできそうで、警戒したいところです。
枠でいえばヴェラアズールはなかなか好枠を引けたような印象があります。3枠6番は好枠。
芝に鞍替えしてから複勝率100％でレースすべてで上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出しているという一頭、勢いに勝る三連勝で半年前に準オープンクラスを勝利したばかりだったのが秋には京都大賞典制覇からジャパンカップを勝利してGI馬の仲間入り、出走馬中で勢いは一番ありそうで前走の勝ちの余勢をかってここも好勝負してくれそうです。
こうやって書いていると、出走馬全頭に対して気になる、気になる、と止めどなく気にしてしまいそうなので、最後の一頭、穴ならブレークアップどうでしょうか。
準オープンクラス六社S勝利から連勝でアルゼンチン共和国杯を制覇、と、それだけなら穴人気くらいなのですが、注目したのは準オープンクラスでの戦いぶり。ジューンSではヴェラアズールに0.3秒差二着、その二走前の中山2500mサンシャインSでヴェラアズールに0.2秒差先着となる二着と準オープンクラス時代にヴェラアズールと好勝負をしています。しかも中山2500mではヴェラアズールに先着していると言う点、東京コースの中長距離馬と思われて人気がないようなら、ブレークアップのヒモ穴という線も考えています。
阪神カップ
ダイアトニックの引退レースとなる今年の阪神カップではスワンSの勝ち馬ダイアトニックを始めとして上位馬がこぞって出走、同じ阪神1400mを舞台に暮れの短距離重賞を争います。
やはり同じ阪神1400mのスワンSを勝利したダイアトニックは気になる存在です。引退レースといえどもスワンS隔年で二勝している上に阪急杯も勝利（ちなみに一着入線も三着降着もあります）していて阪神1400mの重賞実績で言えばメンバー中随一の結果を出している得意コース、ここは譲れないところに見えます。
ただ、リピータが力を発揮するという一面もあるレースなので去年の阪神C勝ち馬であるグレナディアガーズも同じく人気を集めそうな感じがします。
朝日杯FSで初重賞が初GI制覇だったグレナディアガーズは勝ちに見放されて一年、去年の阪神Cで復活勝利を挙げました。今年はスプリント戦を二戦して結果が出ていませんが、スプリントより1400mベストといえそうな現状、マイルは一ハロン長いような印象もあってベストの1400mで去年に続き連覇もありそうです。
この他気になるのはスワンS上位馬、人気薄で三着だったルプリュフォール、ここでも人気がないのなら狙い目に思えますし、四着トゥラヴェスーラは今年の阪急杯でダイアトニックに0.1秒差に迫る二着、大崩れなく人気次第では警戒しておきたい二頭です。
あとは阪神1400mで開催だった今年の京都牝馬Sを勝利し、続く高松宮記念で二着に好走したロータスランド、近走はあまり奮わないのですが二走前のスワンSでは0.3秒差六着、その他の二走もGIで着順こそ着外なのですが安田記念は0.4秒差10着でマイルCSは0.4秒差八着と着順ほど負けていないような印象もあり、ここでは警戒しておきたいと思います。
