SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:2022年シーズンで引退した印象に残る馬(その1)

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は2022年のシーズンで引退となった印象に残る馬を簡単に振り返って観ようと思います。長くなったので二回に分けて今回は芝の有力牡馬を主に取り上げようと思います。

サリオス

トップはやはりサリオスかなと思います。

二歳戦の完全な強さ、そして皐月賞とダービーでコントレイルと頂上決戦をいずれも二着に終わりました。
路線を変えて毎日王冠からマイル路線へ、毎日王冠は勝利したけどそこから勝てなくなってしまいます。しかし二年後の毎日王冠で再び復活勝利を見せたときはハーツクライのもう一段階の成長をみた気がしました。

引退レースを香港マイルに照準を合わせて海外遠征するも、現地でケガが判明しレースを走ることなく帰国して引退となりましたが、その前年の香港スプリントのようなレース中の事故を考えると、無事に帰国して種牡馬となったサリオスは、恵まれているのかもしれません。

ダイアトニック

阪神Cで引退。

とかく阪神コースの成績が目立つコース巧者でしたが、京都コースも得意コースだったと思います。2019年のスワンSは京都1400m戦を二連勝で重賞初制覇を決めましたし、条件戦での三勝も京都1400mでした。そういう意味では京都競馬場改修工事でちょっと残念な晩年の二年間だったような気がします。

それでも引退レースの阪神Cで有終の美を飾る勝利を挙げ、GIこそ勝てなかったものの短距離路線の有力馬の一頭として豪州で種牡馬となり子孫を残すことができる、恵まれた引退となったように見えました。

ジャンダルム

香港スプリントで引退。
二歳戦から活躍したジャンダルムは七歳全30戦を終えて引退し種牡馬として凱旋することになりました。
リステッド中心で使われているときには、正直スプリンターズSを勝利してGI馬に成り上がるとは思ってもみませんでしたが、二歳戦で見せていた非凡な活躍は早熟馬のそれではなく、実力馬の走りでした。引退となった2022年にオーシャンSで久々の重賞勝利を挙げると、秋にはスプリンターズSを勝利してGI馬に。春雷Sで見せていたロードカナロアを上回る時計がフロックでないことを証明して見せました。

ギベオン

中日新聞杯で引退。

ギベオンといえばやはり三冠牝馬デアリングタクトやグローリーヴェイズといったGI馬を相手取って最低人気で逃げ切り勝利を果たした金鯱賞だと思います。
ただ、ギベオンにまったく目がなかったわけでもなく、過去には毎日杯でブラストワンピースの二着があったり、NHKマイルCではケイアイノーテックとクビ差の接戦で二着惜敗があったりと実力の片鱗は若い頃に見せていました。また重賞初勝利が中京2000m中日新聞杯で、金鯱賞もサートゥルナーリアが圧勝したレースで三着馬とハナ差の四着というレースもあったので中京は得意コースという一面も。
しかしメンバーが揃った2021年の金鯱賞、荒れにくい少頭数の競馬で果敢に逃げを打ち逃げ切った西村JKの思い切った騎乗込みでの勝利だったように思います。

グローリーヴェイズ

香港ヴァーズ三着で引退。
香港ヴァーズ二連覇で海外GI二勝の実績があっても国内GIが勝てなかった実力馬。三連覇を狙った香港ヴァーズは三着に終わりましたが力は見せたレース振りでした。
国内戦での主な勝ち鞍は日経新春杯や京都大賞典を勝利していて、グローリーヴェイズも京都の改修工事で開催がなくなったことのあおりを受けたタイプなのかなぁという感じもちょっとしています。2400m戦は強いのでジャパンカップなんていかにも勝ち切ってくれそうな印象がありますが掲示板止まり、一番GIに近づいたのはフィエールマンとクビ差の接戦だった2019年天皇賞(春)というのも京都コース巧者振りを発揮した結果のような印象があります。

ディープインパクトの血を後世に残すべく種牡馬生活に入ります。

ステイフーリッシュ

凱旋門賞で引退。

ケガの影響か海外二戦で引退となりました。
現役最強の二勝馬といえそうな戦歴、新馬戦からずっと重賞に出走し続けて、勝ち切れないけど二着や三着は数多くあり、シルバーコレクターとかブロンズコレクターといえそうな戦歴を重ねてきました。
2021年の京都記念二着を最後に複勝圏外が続いて(それでも掲示板には来ていましたが)もうそろそろ下降線に入ってきているのかと思っていた中で、2022年海外遠征から始動し、レッドシーターフHを勝利すると、続くドバイゴールドCも勝利し海外重賞を二勝、2022年海外重賞は他にも凱旋門賞の前哨戦となるドーヴィル大賞典を二着、日本での成績とは裏腹に海外で活躍しました。

ステイゴールド産駒として、ステイゴールドらしい走りで競馬を沸かせてくれました。今後は乗馬となるようですが、元気に暮らして欲しいですね。