今週は重賞四鞍と豪華な週。
ただ、一方で開催中止の可能性を示唆するニュースも出ています。17日の動向で今週末の競馬開催が決まるようなのでそちらの動向が気になる週です。
平場では、土曜中山4R未勝利戦にグラニットピークが鞍上ルメールJKで出走予定、中京4R未勝利戦ではレインボーロードが鞍上鷲頭JKで、中京8R1勝クラスにはスタニングスターが鞍上坂井(瑠)JKで出走予定。阪神8R1勝クラスにワイドアウェイクが鞍上酒井JKで、メインレース(11R)若葉Sにはマイネルエンペラーが鞍上和田(竜)JKで出走予定と、楽しみな出走が土曜日に固まっています。
特に未勝利戦はチャンスが少なくなってくるのと、マイネルエンペラーの皐月賞出走をかけたトライアル戦という大事なレースということもあり、なかなか思うところのある週になりそうです。
あと今週開催の重賞としてファルコンSもあるのですが、時間がなくて未検討です。
阪神大賞典
連覇を狙うディープボンドに菊花賞善戦の明け四歳馬ボルドグフーシュとジャスティンパレスが挑む構図。三頭が抜けていて上位三頭で争いになりそうな予感。
ディープボンドはここを勝てば阪神大賞典を三連覇、阪神開催での天皇賞(春)も二年連続で二着と好走を見せているようにこの阪神3000mは舞台としては適鞍といえそうです。
六歳でどうかなと思うところもあるものの、ステイヤー路線はある程度年齢を経ても勝負になることもあるのでここでも本命視しても…、悩ましい一頭です。
一方で明け四歳馬の二頭は年齢的にもこれから、特に菊花賞と有馬記念を連続二着と好走しているボルドグフーシュはかなり人気を集めそうです。
前哨戦の神戸新聞杯ではジャスティンパレスに0.7秒差の三着に終わったボルドグフーシュでしたが、本番菊花賞で長距離戦となって真価を発揮、ジャスティンパレスには0.1秒差先着ばかりか勝ったアスクビクターモアとはハナ差の接戦となる二着惜敗でした。上がり三ハロンメンバー中最速の脚36.3秒も記録しており、あと一歩でした。
続く有馬記念も同世代のイクイノックスに二馬身半差の二着でしたが上がり三ハロンメンバー中最速の脚なのは前走と同様だし、ジャスティンパレスは着外に沈んだレースで後方から力強く上がってきての二着好走は菊花賞馬アスクビクターモア不在のレースだった有馬記念でも力を示したように見えました。
菊花賞と同じ阪神3000mですし、勝ち負けまでいけそう。ディープボンドに世代交代を突きつける走りを見せてくれそうな予感。
一方のジャスティンパレスも有馬記念こそ着外でしたが菊花賞三着はこの馬の資質を見せた走りだったように思えます。全成績ではGI以外は全て勝利を収めており、GⅡのここで勝ち切ったとしても不思議じゃない一頭です。
三頭は抜けているのでちょっとこれ以外から割って入るのは難しいかなぁと。週末までに(開催されるなら、ですが)考えておこうと思います。
スプリングS
皐月賞トライアルとして世代によっては有力な前哨戦となるレース。弥生賞同様に中山コースでの前哨戦というのがやっぱり皐月賞に繋がってきそうなトライアルと言えそうです。
今年は重賞実績馬セブンマジシャンと二戦二勝の無敗馬の争い、という印象があります。
そのセブンマジシャンは京成杯で三着、ただ勝ったのはソールオリエンスという世代でもかなり評価されている実力馬、二着以下を二馬身半差突き放しての快勝でした。
セブンマジシャンは二着との着差は0.2秒差でソールオリエンスほどではないにしろ力のあるところを見せています。とはいえ二着との差は四コーナーで勝ったソールオリエンスが大きく膨らんだアオリを喰ったロスも含めて考えると二着との逆転はあったかなという印象もあって、ここでもう一度再評価したい感じはします。既に中山コースの重賞で好走実績があるという点も好印象です。
一方で二戦二勝の無敗馬は一頭がベラジオオペラ、阪神1800mの新馬戦を勝利した後に東京1800mのセントポーリア賞を快勝している無敗馬です。
もう一頭がホウオウビスケッツ、新馬戦が中山1600mでその次走が東京2000mフリージア賞を勝利している無敗馬です。
セントポーリア賞とフリージア賞に両方出走しているジェイパームスに付けた着差でいえばホウオウビスケッツのほうが上なのですが、ホウオウビスケッツは二戦とも花を切って逃げ切っての勝利、一方でベラジオオペラは番手で控えての押し切り、力的にはホウオウビスケッツに軍配が上がるものの、脚質からはどちらかというとベラジオオペラのほうに食指が動きます。悩ましい。
あとは唯一の重賞馬オールパルフェも朝日杯FS六着から年明け初戦を迎えます。中山コース自体は勝ち鞍があるので1800mへの距離がどうかしっかり観ておきたいと思います。マイラーかもしれないので取捨は慎重にと思っています。
あと、穴だと中山巧者っぽい二勝馬ハウゼ、パクスオトマニカ、メタルスピードあたりはヒモ穴の候補として気になっています。
フラワーC
桜花賞の最終便だった重賞も昔の話で、今はオークスへの前哨戦となる重賞…、と思っていたらたまに桜花賞にも出走してくる馬がいたりする重賞。
とはいえ去年のスタニングローズがここ勝利からオークス直行で結果を残しているように、オークスを意識した距離延びて良いタイプを狙っていきたい重賞です。
前走未勝利をほぼノーステッキで楽勝だったココクレーターや、前走が小回り小倉の1800m戦で二着以下を差し切ってからさらに突き放したドナウパールという大物感のある未勝利勝ち直後の馬が気になるレースです。これにメンバー中唯一の二勝馬エミューとか、そのエミューと好勝負だったゴールデンハインドあたりも。
ただこのレース荒れる年もあるので、穴馬も検討しておきたい所。例えば紅梅S四着も中山コースへのコース替わりは良さそうに見えるパルクリチュードとか、前走は忙しいマイル戦だったので一ハロンの距離延長で見直してもいいかなと思っているディヴァージオンとか。
まだあまりまとまっていませんが、人気サイドと穴目の狙いは組み合わせていこうと思っています。
ただ、これも今週末の開催あってこそ。17日の結果を一ファンとして待っています。