今週はGI大阪杯、2000mの春GI。今週だけは中山と阪神の二場開催になってレース数も少なめ。
平場では、注目している馬の出走はないようです。
なので、ちょっと小話。
先週のアルタビスタの大敗のショックが大きい…、不良馬場が合わなかったということなんでしょうか。次走良馬場で改めて期待し直したいです。
大阪杯
中距離の最高峰となる実力馬はドバイに向かうということもあって、大阪杯はこれからの馬がGIの勲章を手にするレースという印象が付きつつあります。
ただ、海外の実績のある実力馬も出走してきており、阪神2000mという舞台でなかなか難しそうな予想になりそうです。去年も八番人気ポタジェの単穴一発という難しいレースでした。
今年は有力どころが牝馬という年になりそうです。筆頭は二冠馬スターズオンアース。
桜花賞にオークスと立て続けにクラシック制覇、三冠が掛かった秋華賞は出遅れが響いた結果スタニングローズに屈して三着に終わりましたが、負けてなお強さを見せたようなレース内容とも評価されています。そこから五ヶ月の休養を経て今年初戦がGI大阪杯、強豪揃いの明け四歳世代のトップ牝馬としては負けられないところ。
しかし、一年先輩のジェラルディーナもいよいよ良血の本格化を見せているような成績の安定振り。
重賞で届かずの着拾いという勝ち切れないレースが続きましたが、オールカマーで重賞初制覇を飾った次走でエリザベス女王杯を勝利してあっという間にGI馬の仲間入り、さらに暮れの有馬記念でもお終いよく伸びて二着のボルドグフーシュとは0.3秒差の三着、相手関係から考えてもここは勝ち負けしそうなメンツといえそうです。
阪神コース適性もGIエリザベス女王杯を始めとして三勝している舞台、ただ阪神2000mで考えると重賞を含めて全て取りこぼしが目に付くというのも気になるポイントです。どっちに考えようか。
牝馬がいい、というのはあるのですが、盤石というわけでもないと考えていて、個人的にはジャックドールは意外といいんじゃないかと思っています。人気したらどうしよう。
阪神コースは去年の大阪杯五着意外は未勝利戦二戦で一勝二着一回という成績で取り立てて良くも悪くもない印象、ただ去年はアフリカンゴールドやレイパパレがピッタリとマークしてきたのに対して今年は有力馬が後方で競馬するタイプが多く、展開はジャックドールに向きそうな感じがします。去年の天皇賞（秋）も最後にダノンベルーガにかわされましたが複勝圏内は十分あったと個人的には思っています。
力は見せてきたけどもうちょっと何かが足りなかった、最後のピースを埋めてくれるのが前走の香港Cから手綱を取っている武豊JKがベテランの腕なのかも、なんて考えています。
阪神2000mでヒモ穴として面白いかなと考えているのはマテンロウレオ。
前走京都記念二着、同期のドウデュース相手に三馬身半差は完敗ですがキラーアビリティには先着しています。阪神コースも三戦して二勝二着一回とコース適性もありそうな成績で中京コースでしたが初重賞勝利も2000mのきさらぎ賞と距離もコースも合っていそう。名手横山（典）JKの手綱で巻く流れに乗れればかなりいいところまで行けそうな感じがします。
あとはたびたび狙っているヒシイグアス、去年のジャパンカップで本命にしたヴェルトライゼンデ、前走大敗だけど見直したいダノンザキッドあたりも気になっています。けっこう混戦模様。
ダービー卿チャレンジT
マテンロウオリオンがここはチャンスじゃないかなぁと思う一鞍。
前走東京新聞杯は六着と掲示板を外しましたが、ポジションを取って積極策を採った道中で後方待機策で脚を溜めた三頭に上がりの脚で負けてしまったのはしょうがないかなぁと。今回は流れ一つでジャスティンカフェに先着はできそうな感じはしています。
とはいえジャスティンカフェは人気するだろうけど切るに切れない一頭といえそうです。
去年のマイルCSも後方から追い込んで勝ち馬から0.4秒差の六着と走っていますし、オープンクラスに昇級してから全て重賞では勝ち馬から0.1秒差という僅差で走り切っています。実力はあるので中心視したいところですが、マテンロウオリオンはニュージーランドT二着と中山コース実績があるのに対して、ジャスティンカフェは中山初コースという点で、本命にするとしたらどっち？というのはちょっと迷うところです。
二頭よりは大分評価が落ちるけど、去年のダービー卿チャレンジT勝ち馬タイムトゥヘヴンと去年の京成杯AH勝ち馬のファルコニア、どっちも中山マイル戦の重賞の勝ち馬ということもあり、気になる二頭です。ただどちらも前走はちょっと（着順が）負けすぎかなという感じはしています。タイム差はそれほどでもないですが。
