SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:NHKマイルCの傾向、過去記事をアップデートしてみる

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はNHKマイルC開催週ということで、過去のNHKマイルCから過去の傾向を振り返ってその記事をアップデートしてみます。

昔、考えたNHKマイルCの傾向

以前に一度記録していた傾向

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毎日杯からの距離短縮で挑む馬、前哨戦のニュージーランドTとアーリントンCから挑む馬の取捨がポイントになるという話は以前の記事にて。

ただ、シャフリヤールが毎日杯勝利からダービーを制したあたりから潮目が変わって、NHKマイルCの裏ローテと考えていた毎日杯からの出走馬は去年同様今年もなさそう。

前走からの距離短縮と距離延長

対照的な成績となる「前走からの距離短縮」と「前走からの距離延長」の二組。

前走から距離延長となる馬が思ったほど成績を残せていないことが多いのに対して、距離短縮の組は成績を残している、という傾向は以前の記事に書いていました。
ただ、最近ちょっと傾向に変化があって、以前は前走ファルコンSからの出走馬は複勝圏外として切っていたのですが、2021年グレナディアガーズ三着や2020年ラウダシオンが勝利しているように、前走ファルコンSでちょっと足りずに(それでも強さを見せて)二着敗退、という馬がNHKマイルCで馬券になる、という結果が出てきています。

毎日杯からダービー直行というローテが確立されてきている最近では、NHKマイルCで勝負を掛ける馬は前哨戦のニュージーランドTとアーリントンC、あるいは同距離のGI桜花賞からの出走馬、という印象が強くなってきていて、過去記事の「毎日杯(など)からの距離短縮がよい」というのは近年はそれほど当てはまらないのかなと思っていました。
ただ、2021年勝ち馬シュネルマイスターは弥生賞からの出走だし2020年勝ち馬アドマイヤマーズは皐月賞四着からの出走と中山2000mでそれなりに力を見せている馬がNHKマイルCを勝っているという傾向も見て取れます。以前ほど毎日杯からの出走馬が成績を残していないけど他の中距離戦から距離短縮で出走する馬が結果を残しているような印象があります。ただ穴としては毎日杯からの出走馬は面白いけど。

あと、距離延長となるファルコンSの馬は二頭とも二着馬だったということもあって、勝ち馬より二着馬に注目してみたいレースといえそうです。

ニュージーランドTはコース適性を考える

東の前哨戦であるニュージーランドTは思ったほど絶対的な前哨戦じゃない状況ですが、それだけに穴馬を検討するときにはニュージーランドTからの出走馬という印象をこれまで持っていました。でもこれはケイアイノーテックとマイネルホウオウという単穴のイメージが強かったということで、去年二着のマテンロウオリオンも含めて、それなりに力を見せていないと本番NHKマイルCでの好走は難しいという傾向も見て取れます。

中山専用なのか、それとも他場でも力を出せる実力馬がニュージーランドTを勝ち切れたのか、ここの取捨は必要かもしれません。

アーリントンCからの馬が中心?

2022年のダノンスコーピオンがアーリントンCで重賞初勝利から連勝でNHKマイルCを制したのは記憶に新しいところです。他にもミッキーアイルのように完勝だった馬もいますが、ヒモ穴狙うならアーリントンCからなのかもと思いました。
2022年カワキタレブリーがアーリントンC11着大敗から最低人気で三着に入ったをはじめとして、ギルデッドミラーもアーリントンC二着からNHKマイルC三着入線、その前年はカテドラルが同様にアーリントンC二着からNHKマイルC三着入線と二年連続でアーリントンC二着馬が本番でそれほど人気していないのに馬券になっていました。

ただ、アーリントンCの好走馬は人気しない割りに注意が必要な馬が増えた理由は、次の桜花賞からの出走馬にも要因がありそうです。

近年は桜花賞からの出走馬?

牝馬の時代と言われているように、牡馬と互角にGIで渡り合って活躍する牝馬が増えてきた最近、NHKマイルCでもその傾向は見て取れます。
昔はラインクラフトくらいだったのですが、最近では2016年のメジャーエンブレムの勝利や2017年勝ったアエロリットを始めとして、2021年には桜花賞15着から見事に巻き返したソングライン、その前年2020年は桜花賞二着からNHKマイルCも二着と力を見せたレシステンシアといった活躍馬を送り出しています。
他にも降着で掲示板止まりになってしまいましたが、2019年の桜花賞馬グランアレグリアもNHKマイルCを盛り上げた走りで、近年の桜花賞からの出走馬が徐々にNHKマイルCでも主役を張るような印象が付いてきています。

ただ、桜花賞からの出走馬は上述のソングラインを除けばほとんど桜花賞で力を見せた上で主役級の扱いでNHKマイルCに出走してきている馬が多く、皐月賞敗退から距離短縮で出走する馬と比較して穴で狙うのは意外と難しいような印象があります。

それでもソングラインのような大敗なら人気薄、その場合にはソングラインのように東京コースや左回りの中京コースで実績を残していたことがポイントになるのかなと考えました。

内枠より外枠?

ちょうど降着のグランアレグリアの話題になったことで一つ。
グランアレグリアが単勝1.5倍で敗退した年、8枠二頭で決着しました。ダービーやオークスでは外枠不利と言われている東京コースでもNHKマイルCでは外枠のほうがレースはしやすいようです。
グランアレグリアが降着したのは、内がゴチャついて外に持ち出すときに斜行を取られて四着入線も五着降着となりました。
このときのグランアレグリアは4枠7番とそれほど内枠ではありませんでしたが、内に馬が密集したことで包まれて持ち出すのに失敗したと言うことになります。ワンターンで外枠から発走してゴチャつかないほうがNHKマイルCでは走りやすいのかもしれません。