今週は小倉開催の中京記念、一昨年と三年前の開催と同様に小倉に戻ってきました。
重賞は中京記念だけですが、札幌開幕週の日曜に芝1200m戦のしらかばS、裏の福島ではダート1700m戦ジュライSとオープン特別が二鞍開催する週となっています。
平場では、土曜福島9R南相馬特別に元POG馬グラニットピークが鞍上杉原JKで出走予定。中央再転入からまったく良いところなしの状況ですが、少しでも家を目指して欲しいところです。
中京記念
去年が中京1600mに戻ってきた中京記念ですが、今年は再び小倉1800mを舞台にしてサマーマイル二戦目の重賞開催となります。
サマーマイルシリーズの二戦目なのでマイラーが出走してくるのは当然なのですが、意外と小倉1800mを舞台にしたときの傾向は中京1600m開催のそれと異なってくることもあり、過去2021年&2022年の二回の中京記念をしっかり復習しておこうと思います。
※小倉11R-中京記念
振返2022:小倉11R-中京記念 - SpecialなWeekを目指す競馬日記
振返2021:小倉11R-中京記念 - SpecialなWeekを目指す競馬日記
夏は格より調子ということで準オープンクラスから都大路Sを二連勝中のセオは気になる存在です。
前走都大路Sはこれまで使ってきたマイル戦から一ハロンの距離延長もスローペースで二番手追走から折り合って勝利を収めました。
準オープンクラスで足踏みしていましたが全てマイル戦だったこともあって実は1800mベスト(マイルでは一ハロン足りなかったので爪が甘くなった)という可能性もあるかもしれません。初重賞だった三歳時のラジオNIKKEI賞では掛かって失速しシンガリ負けを喫しましたが、あの頃から成長が見られます。今なら重賞に手が届くくらいになっていても良さそうです。
小倉開催の中京記念だった2021年と2022年で二年連続二着に入っているカテドラルも気になる存在です。
近二走はGIだからといっても三走前の小倉大賞典で着外になったのは意外でした。1800mという距離は間違いないので折り合って上がりが掛かる状況ならチャンスはありそうです。
小倉大賞典で重賞初制覇し、小倉1800mも戻ってくるエピファニーは気になる一頭と言えそうです。
恐らく人気サイドですが小倉大賞典で力の違いを見せた走りはここでも有力候補の一角になりそうです。
エピファニーに加えて二着だったロングランも出走してきます。これも気になる一頭です。カテドラル同様に上がりが掛かる状況なら穴として一考の余地ありで検討候補、と
思ったのですが、三着だったセルバーグの方がロングランより気になってきました。
セルバーグは中京開催だった居ねの中京記念の勝ち馬、中京記念のようにハナに立って押し切る展開なら小倉1800mはベスト条件のように思えます。小倉大賞典はちょっと前半の時計が1000m57.2秒と速かったので後半甘くなってしまいましたが十分力は見せていました。同型のテーオーシリウスの出方次第にはなると思いますが、上手くペースを握ることができれば粘り込みはあると思います。一発あっても。
そういう意味ではニホンピロキーフも気になる存在。前述のセルバーグとテーオーシリウスがスローで引っ張って前残りならニホンピロキーフが前で残っても良さそうです。
読売マイラーズCの好走でマイラーっぽさが見え隠れしていたのですが、その次走の鳴尾記念は掛かってお終いの脚が残っておらず伸びを欠いた格好。一ハロン距離短縮は効いてきそうですし、小倉へのコース替わりは全四勝中三勝を挙げている好相性のコースということもあり間違いなくプラス。雨が降ったほうがベストのような気がしますが、晴れて良馬場でも内枠に入ったら勝ち切るまでありそうな気がします。枠が重要じゃないかなと見ています。