ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は今週から開催となる新潟競馬場の開催で注意しておきたい点を書いていきます。特にマークシートの塗り間違いに注意が必要です。
暑熱対策によるレース時間の変更
異常気象と言われている夏の暑さが年々常態化してきた昨今、メインレース開催時刻までの正午付近から15時までの間が最も暑さが厳しくなる時間帯となっています。
暑い時期には、暑い時間帯や暑い競馬場での開催を避けるという方針となり、開催が例年と変更となっています。
その一環として、夏の小倉開催は前倒しとなり6月下旬の京都開催直後から開幕、7月21日の中京記念開催週で最終週となりました。例年の小倉と中京の開催が入れ替わった格好で、今年は8月の中京競馬場の開催で小倉記念や小倉サマージャンプ、小倉2歳Sといった小倉競馬場の名物レースが開催となります。
さらに、7月27日からの中央競馬は暑熱対策として新潟と札幌の二場開催となります。
この新潟開催がかなり変則的な開催となっています。
日中3時間半の中断を挟んだ時間拡大
7月27日から開幕の新潟開催では、日中11:30からのレースを一時中断、三時間半の休憩時間を設けてレースの開催を後ろの時間帯にずらすことになっています。
ズラしたレースは終了時間を繰り下げ、気温が下がる夕方にレースを開催するようになり競走時間帯の後ろ倒しとなります。むかし"はくぼ競馬"と言われていた最終レースを繰り下げた開催はなんどかあったものの、今年のレース開催時間の変更は以前の"はくぼ"よりいっそう変則的な開催となっています。
最終競走は18:30に繰り下げ、さらに日中の休止時間帯で開催予定だったレースはメインレースの実施後の時間帯に移動して発走となります。これによって従来11Rがメインレースだったものが、メインレースが7Rとなり、その直前の6Rが準メインとなります。つまり、従来の10Rで開催していたレースは6Rの再開直後に発走、メインレースがその次の7Rで時間帯は通常と変わらない15:30-15:45あたりとなるようです。
実際の開催
それでは、実際に7月28日(日)の新潟開催のレースを並べてみましょう。
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1R:( 9時35分)2歳未勝利
2R:(10時05分)2歳未勝利
3R:(10時35分)2歳新馬
4R:(11時05分)2歳新馬
5R:(11時35分)3歳未勝利
~開催休止時間帯~
6R:(15時10分)佐渡ステークス
7R:(15時45分)アイビスサマーダッシュ(GⅢ)
8R:(16時20分)3歳以上1勝クラス
9R:(16時50分)3歳未勝利
10R:(17時20分)3歳未勝利
11R:(17時50分)3歳以上1勝クラス
12R:(18時25分)麒麟山特別
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5Rまでは通常通りの編成となっていますが、そこから3時間半の休止を挟んで、15:10から従来10Rで施行されていた佐渡S(準オープンクラス)の発走から再開となります。テレビ観戦に影響はなさそう。
続いて7RがメインレースのアイビスSD、発走時間は15:45と従来と変わりませんが、裏開催の札幌メインレースは11RクイーンSの15:35発走となっています。新潟だけ変則的な開催となります。
その後従来なら最終レースとなる16:20の発走が8Rとなり、この日の最終レース12Rは2勝クラスの麒麟山特別で18:25の発走と"はくぼ"以上の繰り下げた発走時刻でレースが開催されるという具合の変則開催となります。
これが二週間、8月4日のメインレースがレパードSの日まで変則的な開催で新潟開催は進みます。
なお、中京開催が開始して三場開催となる8月10日からはメインレースが11Rに戻ります。あくまで暑気が強烈になることが見込まれる7月最終週から8月1週目までの措置のようです。
競馬ファンとしても歓迎
暑さで夏負け、本来の力が発揮できず敗退してしまう有力馬だったり、去年のセリフォスのように夏負けを引きずって秋にも不振が継続してしまう馬もいるので、夏の暑さ対策は競馬ファンとしても歓迎したいところです。強い馬が強いレースをするのが競馬なので、競走能力以外のところで勝敗を左右する要因はないほうが好ましいわけです。
ただし、競馬ファンをやっていれば誰でも経験するミス、それがマークシートの塗り間違いです。今年の新潟開催はメインレースを塗り間違いして後ろのレースの馬券を間違って購入してしまわないよう、注意が必要になりそうです。