今週は新潟開幕週となります。夏の名物新潟千直重賞アイビスサマーダッシュの開催、札幌では牝馬重賞クイーンS、札幌と違って今週の新潟は通常と違って7Rがメインレースとなります。新潟のレース番号は注意が必要ですね。
平場では、土曜新潟1R未勝利戦にメルキオルが鞍上川田JKで出走予定、同日札幌11RメインのSTV賞はマイネルエンペラーが鞍上横山（武）JKで出走予定、翌日日曜の札幌12R最終Rの2勝クラスにはアルタビスタが鞍上西村JKでそれぞれ出走予定となっています。
昇級初戦で大敗したアルタビスタは二戦目もちょっと厳しい感じはします。クラス慣れが必要かも。同じく前走が大敗だったメルキオルは二戦目で変わり身があってほしいと願っています。同じビワハイジの子孫であるエンブロイダリーの方が人気しそう。少頭数だし少しでも前走から前進があればと思っています。
アイビスサマーダッシュ
結局外枠でしょう？ということで外枠を狙うと、開幕週を見越して意外なところから奇襲を食らって内枠の馬が…、なんてこともあるけど、やっぱり基本は外枠から。枠順発表後に本格的に予想を始めるとして、現状で気になっているのは主に好成績の夏の牝馬です。
まずは人気必至のチェイスザドリームです。前走韋駄天Sを勝利しています。
デビューからそのほとんどのキャリアをダート1200m戦に費やしてきたチェイスザドリームですが、重賞に手が届きそうだったのは10番人気とノーマークだったカペラS、しかしその後のオープン特別では思うような結果が出ず、前走で初の芝を試したのがこの新潟千直の舞台でした。
韋駄天Sは枠も好枠でしたしスタート直後マウンテンムスメに先手は取られましたが落ち着いて二番手から進め、最後に3/4馬身差、押し切っての勝利でした。
初の芝レースでの好走はフロック視するかどうかがポイントになりそうですが、この韋駄天Sのレース振りは素直に評価したい感じもしています。
韋駄天Sといえば、二着のマウンテンムスメも気にしておきたい一頭です。
前走韋駄天Sでは3枠5番の内枠に入ったこともあって14番人気の低評価に留まりましたが、スタートから積極的に押して前に行き、ゴールまで一気に走り切って二着好走でした。最後チェイスザドリームにかわされましたが三着ファイアダンサーの追撃はアタマ差凌いでの二着確保、波乱の立役者となりました。
チェイスザドリームもファイアダンサーも外枠だったのもあり、唯一マウンテンムスメが内目の枠から上位に入り込んだ実力馬ということになります。これは評価しておきたい。
あとはマイヨアポアが気になっています。
韋駄天Sは六着に終わりましたが、まだ仕上がりが一息だった印象、一叩きして上積みがありそうな感じがします。千直の舞台は準オープンクラスを勝ち上がっていることもあり合っていると思います。外枠が引ければチャンスはありそうです。
あとは夏の牝馬ということでテイエムスパーダやハギノメーテルあたりは穴で狙っても面白いかなと思う一方で、予想が牝馬ばかりになってしまうのもあって、牡馬で探してみたらやっぱりウイングレイテストとファイアダンサーあたりが気になってきました。
ウイングレイテストはスワンSで重賞初制覇、前走函館SSでも斤量59キロと他馬より＋2キロ背負った分だけ最後は勝ち馬に負けてしまいましたが、一定の力は見せた内容だったと思います。千直の舞台は初出走なのと今回も別定戦59キロの斤量は気になりますが、重賞で勝ち負けするように能力はこの中では抜けている感じはします。期待できそう。
ファイアダンサーは千直マイスターと言って良い一頭。去年のアイビスSDでは一番人気に推されながらシンガリ負けを喫してしまいましたが、その前後（前走の韋駄天Sと次走のルミエールAD）はいずれも0.1秒差二着と勝ち負けしています。格上挑戦でこれだけの実績を残していたこともあり、前走三走振りに千直の舞台への出走でもきっちり三着に入りました。状態次第では去年の敗戦から巻き返してくる可能性も高いと思います。
クイーンS
夏の札幌1800mで牝馬限定戦の重賞ということもあり、割と札幌1800mというコースへの適性が気になるレースです。
去年の勝ち馬ドゥーラはオークス三着の好走直後に古馬との初対戦で51キロの恵量を活かして勝ち切りました。ただドゥーラは二歳時に札幌2歳Sを勝利していたりその前走で未勝利戦も札幌の芝1800m戦でドゥラエレーデ相手に勝利しているなど、札幌1800mコースへの実績が目に付く三歳馬でした。
一昨年とその前はテルツェットが二連覇しています。
洋芝実績自体がクイーンSの二走しかないのですが、二連覇していることはやっぱり適性がものをいう舞台なんだろうなと思わせる連覇でした。
で、今年は三歳馬が三頭出走してきます。前走大敗も重賞二戦連続二着があって注目されそうなボンドガール、オークス大敗もスイートピーSは勝利していて実力はあるコガネノソラ、フェアリーS勝利の重賞馬でNHKマイルCも五着掲示板だったイフェイオンといずれもドゥーラのようにオークス実績や札幌実績があるタイプとは異なります。
この中からイフェイオンがちょっと気になるかなという感じがします。
フェアリーSを勝利した時は好位追走から外に出して伸びを見せ勝利を収めました。13番人気だった前走NHKマイルCでも好位からなだれ込んで五着掲示板はまずまずだったと思いました。ただイフェイオンに先着したロジリオンがその次走で古馬と初対戦し一番人気で四着と敗戦したのは考慮しておこうと思います。連下くらいかなぁ。
そうなると古馬かなぁと見返してみると、二歳時にコスモス賞と札幌2歳Sを二戦連続二着したドゥアイズとか、そのドゥアイズにコスモス賞で勝利しているモリアーナあたりは目に留まりました。
あとは去年のクイーンS二着のウインピクシス、内枠が取れればエリカヴィータあたりも勝負になりそう。勝ち切るって意味ではこの中ならモリアーナかなぁという感じがしますが、まだ枠順が出る前なので、枠順が決まってから予想に入りたいところです。
