今週はダート重賞が二鞍、古馬のダート戦エルムSと三歳ダート重賞レパードSが開催です。
ただ、新馬・未勝利戦の二歳戦もかなり気になる週になりました。
平場では、土曜新潟2Rの二歳未勝利戦にPOG馬アルレッキーノが鞍上ルメールJKで出走予定、翌日の日曜札幌6R三歳未勝利戦にはコンドライトが鞍上横山(武)JKで、新潟2R新馬戦にPOG馬サリーチェが鞍上ルメールJKでデビュー、さらに次の新潟3R新馬戦にはPOG馬ジュゼロが鞍上川田JKでデビュー戦を迎えます。
POG馬が三頭出走してきてどれも期待したいレースになりそうな週です。
アルレッキーノはデビュー戦こそクロワデュノールに敗戦となってしまいましたが三着以下を四馬身ちぎって二戦目は確実視されている一頭、少頭数ということもあり二戦目はすんなり勝利を期待してしまいます。
さらにサリーチェもジュゼロもなかなか強敵が多い新馬戦となりましたが先を考えるとデビュー戦から勝ち上がって欲しいところ。期待値が高い新馬戦二鞍も含めて、今週はなかなか目が離せないレースが平場にも多い週になりました。
エルムS
気になるのはこのレースに好相性のマリーンSからの出走馬であるナチュラルハイとテーオードレフォンの二頭です。特に勝ち切ったナチュラルハイは二走前の大沼S二着からマリーンS勝利で北海道に移動して成績を上げています。大沼Sでも四着で前走マリーンS三着のテーオードレフォンと比べるとやっぱり二戦とも先着のナチュラルハイのほうが優位に見えます。
マリーンS上位馬二頭以外では、サヴァが気になるところです。前走大沼Sはナチュラルハイと競り合って勝利を収めています。
サヴァはダートから芝の転戦して2023年は芝のレースに出走していたものの、今年のアンタレスSからダートに再度戻ってきました。重賞アンタレスSで10番人気ながら五着と掲示板の好走を見せたことでまたしばらくダートのレースを使っていく模様。1400m戦の栗東Sは出遅れたこともあってか後半伸びを欠き着外に終わりましたが、距離延長の前走は滞在競馬で勝ち切って結果を出しました。マリーンS上位二頭以外ではサヴァも気になっています。
後はいつも狙っているヴィクティヴァルスと今年重賞二連勝から帝王賞五着と七歳にして本格化の兆しを見せるプロミストウォリアあたりも気になっていますし、最近本命で狙っているミトノオーに初ダートじゃないけど久々のダート転戦ホウオウアマゾンという穴狙いもアリかなと思っています。結構迷うメンバーなのでしっかり絞り込んでいきたいです。
レパードS
出走馬を見渡して一番気になったのはジーサイクロンです。現在三連勝中、その勢いもあるのですが、どちらかというと近三年の勝ち馬が古馬との混合2勝クラスダート戦を勝ち上がっているという点がなんとなく光って見えました。今年の出走馬ってジーサイクロンだけなんだなぁ、気になるなぁ、という感じです。
去年の勝ち馬ライオットガールは前走準オープンクラスの敗戦からレパードS勝利を収めていますが、二走前には阪神ダート1800mの2勝クラスを勝ち上がっていました。その前年のカフジオクタゴンもレパードSの前走鷹取特別(阪神ダート2000m)を勝利していましたし、2021年勝ち馬のメイショウムラクモは前走が福島ダート1700mいわき特別を勝ち上がっての重賞初制覇でした。
この古馬ダート2勝クラスの勝利があるのは今年ジーサイクロンだけ、という状況、なんだか気になってきます。
しかし、三連勝の勢いがあるとは言え、ジーサイクロンに人気が一本被りとはならなさそうなメンバーではあります。重賞やオープン特別の実績がある出走馬が目に付きます。
人気しそうなのはユニコーンS三着から挑むミッキーファイトじゃないでしょうか。
前走ユニコーンSは勝ち馬から0.7秒差の三着と一番人気を裏切る結果に終わってしまいましたが、二走前の二歳時に1勝クラスを勝利したときの時計が破格、同日の古馬オープン(リステッド競走)師走Sの勝ち時計と0.5秒しか違わない時計で勝ち切っています。二歳時に良馬場のダート戦をこれだけの時計で走り切ったのはかなり能力が高いと言えそうです。さすがグルーヴィットやジュンライトボルトの半弟という良血です。秋に向けてここは勝ちに来ていそう。
あと人気しそうなのはソニックスター、気になる一頭です。
青竜Sの勝ち馬、青竜Sの勝ち馬だと2020年のデュードヴァンとか2018年のグリムを思い出しますが、いずれもユニコーンSを挟んでレパードSの出走でした。グリムはレパードSを勝利していますが、デュードヴァンのレパードSは四着だったので同じ左回りのオープン特別を勝利したからといって盤石とも言えない感じ。
ただ、カトレアSは砂を被って11着と大敗したものの、前走青竜Sは砂を被る位置取りの好位追走からお終い伸びを見せ、1勝クラスの走破時計からかなり時計も詰めてきていました。
一ハロンの距離延長も問題なさそうですし、正攻法の競馬で進めればかなり強そうです。
ただ、レパードSって毎年穴馬の激走があるレース、すんなり人気通りというワケにはいかないだろうなぁと思うところもあって、積極的に穴狙いしていきたい感じはしています。まだ穴馬は見つけていませんが、枠順発表後に予想で穴狙いを意識して考えていきたいと思います。