今週は中山開幕週、秋競馬開幕戦となる京成杯オータムハンデと紫苑Sの重賞二鞍に加え、引き続き中京開催ではセントウルSがあります。
サマーシリーズの最終戦でもあるマイルの京成杯AHとスプリント戦セントウルS、気になります。
平場では、日曜中京9R天竜川特別でレッドベルアームが鞍上菱田JKで出走予定。
現級で好走実績があるものの、近走は今一つ精彩を欠いています。前走に続き中京ダートで少しでも上の順位を期待しています。
京成杯オータムハンデ
開幕週の中山、やっぱり逃げ・先行馬が気になるレースです。現在気になっているのもレースを主導権を握りそうなタイプです。
一番気になっているのはエエヤンです。夏を休養し秋初戦を迎える出走となります。
エエヤンは前走のマイラーズCをシンガリ負け、しかし前々走のダービー卿チャレンジTで二着好走したときと比べると、ハイペースの流れを掛かってしまいながら番手追走と持ち味が出せないレース振りに加えて展開も向かなかったのでマイラーズCの結果はしょうがないような感じがします。
ダービー卿チャレンジTで好走した中山1600mコースで、マイペースの逃げに持ち込めるようなら秋初戦は幸先の良いスタートが切れるような感じがしています。ニュージーランドT以来の重賞勝利があるかも。また前走シンガリ負けで人気が落ちてくれそうな感じがするのも狙いたい理由の一つです。
次点なのはディオ、サマーマイル二戦を連続二着でここの結果次第では優勝の可能性もある出走となります。
開幕週で行った行った想定から考えると、意外とディオの位置取りは前に付けてない場合もあるかもしれませんが、それでも一番人気必至のアスコリピチェーノを始めとして差し・追込みタイプが多いメンバーから考えるとディオの位置取りは前走のような出遅れがなければマズマズのポジションに付けてくるんじゃないかと考えています。
ダービー卿チャレンジTこそ大敗してしまいましたがその前走東風Sは快勝でした。人気しそうだけどアスコリピチェーノの参戦で一番人気は確実、ディオも狙い目のように見えます。
あとは三歳馬オーキッドロマンスなんかも狙い目かもと考えています。
パラダイスSを勝利、スローペースでハナを切って逃げ切り勝利、三歳馬なので斤量もある程度優遇されます。ただ、1400mベストの馬という印象は強いので1600mで古馬相手の重賞となると多少未知数なところもあります。
それなら五歳馬セルバーグのほうが良いのかも、なんて考えたところもあります。
近三走は着外が続いていますし、初コースの中山コースでテン乗り武豊JKと初が重なってどうかという未知数な点があるものの、武豊JKが先手を奪ってマイペースの逃げを打てるなら今年の小倉大賞典を10番人気三着という好走もあることですし、展開が行った行った前提なら穴をあけてくれる可能性を秘めていそうです。
セントウルS
サマースプリントシリーズ首位のサトノレーヴを追い掛ける二位のモズメイメイが出走してきます。ここ勝利でサマースプリントシリーズチャンピオン決定、力の入る一戦です。
ただ、有力なのは三歳馬ピューロマジック、重賞三連勝を決める勝利をセントウルSで挙げることができれば、モズメイメイの成績次第ではサトノレーヴと同率首位でサマースプリントシリーズチャンピオンということもありそうです。
しかし、スプリンターズSに向けてなかなかの役者が揃いそうな感じのメンバーです。
前述のピューロマジックの他にも、去年のスプリンターズS勝ち馬ママコチャ、春のGIヴィクトリアマイルでブービー人気での勝利で波乱の立役者となったテンハッピーローズ、近走精彩を欠くもののNHKマイルC勝ち馬ダノンスコーピオンというGI馬三頭に加えて、サマースプリント北九州記念の上位馬ヨシノイースターは二走前の春雷Sでサトノレーヴに0.1秒差と好勝負を見せていますし、スプリント路線で存在感を発揮するトウシンマカオは前走着外でしたがスプリント戦に距離が戻って見直しが必要になりそうな一頭です。
この中だと、三歳牝馬ピューロマジックが一番気になりますが、ヒモで狙うとしたらどれも魅力的でなかなか目移りしそうな感じです。前述の有力馬の他にも阪急杯二着のアサカラキングとか中山1200m三連勝で前走重賞四着の函館SSから休養明け初戦となるサウザンサニーなども含めて混戦模様、ヒモの取捨に迷いそうなメンバーと言えそうです。
紫苑S
秋華賞に向けたトライアル初戦となる中山重賞です。一昨年のスタニングローズのように本番に繋がることもあるので注視したい重賞ですが、ボンドガールの参戦でなかなかオッズを予想するのが難しくなりそう。
現状で気になっているのはクリスマスパレードです。
中山2000mでデビューし快勝、続く水仙賞は中山2200mと距離延長ですが新馬戦と同じく二番手追走から四角先頭で押し切って勝利しました。スローから瞬発力勝負となった展開で二着馬が上がり最速で上がってきてることで差し切られるかもと思った直線入り口でしたが、直線に入るとクリスマスパレードが後続を突き放し残り200mで勝負あり、一馬身差での快勝でした。
中山コースの二戦を好走したことで有力だったはずのフローラSは出遅れから掛かってしまい四着、初コースの東京コースで大外枠だったこともあって敗戦となってしまいました。前走はダート戦なので度外視、中山2000m戦となったここは勝ち負けしてくれそうな感じがします。
あとは、フラワーC勝利があるミアネーロと二着だったホーエリートの二頭はフラワーCが中山1800mの重賞というコース実績があって気になっているのと、1勝クラス勝ち上がりが中山1800mだったイズラフェリーチェあたりは穴で一考の余地があるかも、なんて考えています。
ダイワメジャー産駒のボンドガールは2000mという距離がどうなのか、という点も含めてしっかり検討していこうと思います。