今週は中央競馬のGIはお休み、谷間となる週なのですが、ダート戦のお祭りJBCが地方・中央の交流JpnIとして開催されます。
平日でなく三連休の最終日ということで気になっています。
JBC2024
今年は11月4日(祝)に佐賀&門別競馬場で開催となるJBC、JpnⅢとなるJBC2歳優駿は門別競馬場での開催となり、古馬のJpnIは全て佐賀競馬場で開催、本馬アメリカのBCが同じタイミングで開催となるため、それなりのメンバーにはなるものの中央と地方のダートの雄がしのぎを削ります。
三連休の最終日となる月曜が開催日なので予想してみようかなという気になっています。
現状出走馬は確定していないため、内容は出走予定馬から考えていることもあり、回避馬が含まれていることもあります。
いつも通りこの時点の気になるはほぼ直感です。
JBCクラシック
去年の勝ち馬キングズソードに挑むライバル馬という感じですが、なかなかのメンバーでキングズソードが楽に連覇というわけにもいかなさそう。
キングズソードは去年勝利したJBCクラシックに加えて今年帝王賞勝利と新たなタイトルを手にJpnI二連勝を狙います。これに挑む一番馬とみているのがウィリアムバローズ、今年東海Sを勝利して重賞初制覇のあと、フェブラリーSを回避してかしわ記念出走も着外に敗戦、しかし秋初戦の日本テレビ盃ではウシュバテソーロやメイショウハリオ、デルマソトガケという強豪を撃破する快勝と金星といえそうな白星スタートでJBCクラシックに挑むことになります。前走の負かした相手がかなり強い、これは気になる。
二番手に気になるのはウィルソンテソーロ、帝王賞二着から海外遠征しコリアCを二着、昨年重賞三連勝から挑んだJBCクラシックは五着でしたが、その後のチャンピオンズC二着を皮切りに東京大賞典を二戦連続GI二着、ダート2000mには実績がある一頭です。主戦の川田JKが騎乗予定ですし、かなり期待できそう。
メイショウハリオは今年の成績が前述の有力馬より劣るものの、去年のかしわ記念から帝王賞二連勝(加えて2022年と2023年で二連覇)の実力は侮れない一頭です。前走三着で復活の兆しもあって立て直して復活勝利があってもよさそう。
JBCスプリント
去年のJBCスプリント勝ち馬イグナイターが二連覇を目指して出走も前走東京盃は一番人気で六着と敗戦、勝ったチカッパや二着のマックスに三着のシャマルまで出走してきて再戦となります。
世間は三歳馬のチカッパに注目が集まりそうな感じがしますが、個人的にはタガノビューティーが気になっています。
東京コース巧者として一定の成績を残しているものの、意外な重賞未勝利で勝ち切れない性質が成績表に表れています。七歳の現在で大きな上積みは期待できないものの、1400mという距離はベスト距離ですし南部杯からの出走というのもいいんじゃないかと。重賞初勝利がJpnIというパターンもちらほらあるので期待してもいいかもと思っています。
あと穴目ですがバスラットレオンにもしかしたらがあるかも、なんて考えました。
芝もダートも問わず、しかも中央や地方と国内だけでなく積極的に海外遠征し毎年のように海外でのレースもこなしています。1400m自体も出走数は少ないもののさっぱりというわけではないので、この馬のレースが作れるようなら面白いんじゃないかと思っています。
あと現状補欠の状況ですが穴でラプタスとかもいいんじゃないかと。
前走サマーチャンピオンは8月末の開催が台風で中止、仕切り直しとなったレースで勝ち馬アラジンバローズに3/4馬身差の二着に好走、このレースでは斤量差があったのがJpnIで斤量差が無くなればアラジンバローズとの3/4馬身差は逆転も可能な気がします。今年の舞台佐賀ダート1400mの重賞を前走好走していると言う点で穴目なら面白いかもと思いました。
JBCレディスクラシック
アイコンテーラーが気になるけど、なかなか相手関係は厳しいかもしれないレースです。レディスプレリュードでアタマ差競り負けたグランブリッジが出走してくるのがその要因。グランブリッジは今年の帝王賞四着や川崎記念二着と牡馬相手のJpnIでも好勝負を見せており、去年のJBCレディスクラシックではアイコンテーラーに四馬身差の二着と敗戦を喫しています。去年のこれが二年連続二着、今年は立場が逆転するかも。
ただアイコンテーラーが一番気になっているというのは個人的な直感です。
右回りのパワーが要求される馬場は歓迎材料で佐賀競馬場のコースは初コースでも合っていそうなタイプと言えそうです。
この二頭に割って入るとすると、三歳馬のアンモシエラなんてどうでしょうか。
明け三歳から交流重賞のみ渡り歩き、五戦一勝二着二回、三着一回と結果を出しているブリックスアンドモルタル産駒です。先手を奪ったらしぶとい存在、古馬は強いですが東京ダービー三着とこの世代を代表する一頭として挑みます。
もう一頭の三歳馬テンカジョウはアンモシエラより重賞実績こそ少ないものの、デビューから複勝率100%、前走マリーンCで重賞初勝利となっています。このマリーンCはアンモシエラが四着に敗戦したレース、三歳代表はアンモシエラじゃなくテンカジョウだった、なんてレース後に実感する結果になるかも。