SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2024:チャンピオンズC、チャレンジC、ステイヤーズS

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今週はダートGIチャンピオンズCに加えて平地重賞最長距離のステイヤーズSに今年は京都で開催となるチャレンジCの重賞二鞍の週です。

平場では、土曜中京9R犬山特別にアルタビスタが鞍上吉村JKで出走予定、日曜中京8Rにはアフィリオンが鞍上浜中JKで出走予定と、良化に期待したい仁藤が出走予定です。
前走のアルタビスタはブリンカー初装着でこれまでと一変、14番人気という低評価ながら三着だった上位人気馬とクビ差の接戦、好位で進めて手応えよく直線に入ると直線では一旦は先頭を取れそうな感じのレース振りでした。引き続き好走に期待したいブエナビスタ産駒です。

チャンピオンズC

連覇を狙うレモンポップの引退レースとなるGIです。
しかし連覇を狙った前年優勝馬には厳しい傾向があり、2019年クリソベリルは翌年一番人気で四着、その年のチュウワウィザードこそ翌年二着でしたが六馬身差でしたし、そのとき勝利したテーオーケインズは翌年一番人気で四着とクリソベリルと同じ着順に終わっています。三年連続出走したテーオーケインズは三回目の2023年も四着と馬券外に終わりました。
単勝1倍台の圧倒的な一番人気に推されたクリソベリルやテーオーケインズが四着に敗戦してしまうようなレースという見方もできます。なかなか予想は難しいレースと言えそうです。

しかし今年連覇を狙うレモンポップは、やっぱり人気も集まるけど順当に勝ってしまうシーンが一番想像できるのがレモンポップです。
敗戦らしい敗戦は海外遠征の二戦のみ、他は重賞初挑戦で僅差の二着とか本格化する前の2勝クラス二戦で二着したくらいで、国内ではほぼ敗戦らしい敗戦を経験していない戦歴が今回のすんなり勝利してしまうんじゃないかと思わせる実力を実感させます。
調教の動き自体は全盛期のそれとは異なっているそうですし、去年勝ったとはいえ1800mという距離は決して適距離ではない点は死角と言えば死角なのかもしれませんが、前走の南部杯ではフェブラリーS勝ち馬ペプチドナイルを退けて勝利していますし、そのペプチドナイルは三着以下を五馬身差、さらに三着馬が四着ミックファイアを四馬身差付けていることを考えると、引退レースといえどもなかなか着るのは勇気がいる予想になってしまいます。クリソベリルやテーオーケインズのように四着におわるのか、はたまたジャパンカップダートを連覇したトランセンド以来の連覇が達成されるのか、慎重に取捨を決めたい一頭と言えそうです。

レモンポップの引退レースに急激に存在感を増してきてるのが去年レモンポップに及ばなかったものの去年のチャンピオンズCで12番人気で二着と好走をみせたウィルソンテソーロです。前走JBCクラシックを勝利して去年レモンポップに負けたチャンピオンズC奪取をうかがっています。
去年のチャンピオンズCの後は東京大賞典でウシュバテソーロの二着勝ち負け、フェブラリーSはさすがに距離が合わなかったものの海外遠征しドバイワールドカップでも存在感を見せました。更に帝王賞と海外遠征コリアCをいずれも二着と勝ち負けし、挑んだJBCクラシックでJpnIを初制覇、いま勢いに乗ってる一頭といえます。

去年の上位二頭以外だとサンライズジパングなんかも気になる一頭です。
三歳馬がいい傾向を残しているレースという印象もあって気になっています。サンライズジパングの場合はレモンポップが距離に不安があるのに対してこの距離はベストと言えそうな1800m戦、適距離に加えて鞍上は武豊JKに手が戻るのも好材料、枠は外寄りでちょっと残念な感じはしますが、前走みやこSで古馬を一蹴した三歳馬という主役っぽさはここでも人気するかもしれませんがやはり気になる一頭となりそうです。

他にも気になる馬は盛りだくさんで週末に向けて絞っていくのが大変そうです。
二連勝中のクラウンプライドは前走コリアCでウィルソンテソーロを退けて海外重賞勝利、今乗っている一頭です。フェブラリーS制覇のペプチドナイルも前走レモンポップと五分のレースを見せてくれましたし、去年チャンピオンズCと東京大賞典を二戦連続三着となったドゥラエレーデも展開次第では気になる一頭、展開といえばいつも狙っているミトノオーもまだ見直す余地はありそうですし、大外枠に入ってしまったのはマイナスのような気がするけど、芝とダートの両方で実績を残しているガイアフォースも気になっています。今年は例年より迷うような気がするメンバーのチャンピオンズCです。

チャレンジC

例年の阪神2000m開催から今年は京都2000mとなるチャレンジCはコースを考慮して予想した方が良さそうな感じがしています。とはいえ阪神2000m同様に京都2000mは内回りコースで逃げ・先行有利と前に行く馬を警戒しておく必要があるのは同様、そう考えると、真っ先に気になったのは逃げ馬アウスヴァールでした。

前走カシオペアSで逃げれずに番手で消極的な競馬となってしまった結果か直線で失速、15着と大敗してしまいました。二走前のオールカマーではメンバーが揃った中で内から単騎逃げに持ち込みスローペースから粘り込みを見せた姿とはガラッと印象が変わったレース振りでした。
とはいえ今年メンバーのレベルが高かった函館記念で単騎逃げから三着に粘り込んだレース振りから考えても2000mという距離はアウスヴァールに向いていること、京都でも
前走の1800m戦だったカシオペアSは外回りコースのため差しが決まりやすいところで、同じ京都でも内回りコースへのコース替わりというのはプラスに働きそうな印象、人気がなくても思いきってアタマで狙っても面白いような気がします。内枠に入って単騎逃げに持ち込んで欲しい。

京都実績はないけど平坦小回りの重賞1800m戦で結果を残しているのがエピファニーです。好走条件はアウスヴァールと似たような感じがしています。
今年の小倉大賞典の勝ち馬、夏の小倉開催だった中京記念も二着と好走し、平坦小回りのコースへの適性を見せました。ただ去年の阪神2000mだったチャレンジCでも勝ち馬ベラジオオペラから0.2秒差の四着と一定の強さは見せており、ここは重賞二勝目もあるかもしれません。

同じく京都実績はないけど平坦小回りで重賞初制覇だったのがセイウンハーデスです。去年に夏の福島七夕賞が前走で番手から押し切って勝利しました。
その前走の新潟大賞典二着とか三歳時にプリンシパルSを勝利しているのを考えると平坦小回りだけじゃないという感じもしますが、この馬の場合屈腱炎からの長期休養明けという点を考慮する必要がありそうです。

屈腱炎あけという意味ではボルドグフーシュも今回久々となる復帰戦を迎えます。実力を認められた三歳秋から四歳春までの走りは中長距離路線ではトップクラスのものでした。去年の天皇賞(春)以来となる久々の出走ではあるのですが、本来の実力を発揮すればここはすんなり勝利というのもあって不思議じゃない実力馬です。状態面をよく見極めたい一頭と言えそうです。

ステイヤーズS

平地最長距離となる重賞で例年マラソンレースとなるのですが、今年はなんか有力馬が中距離の重賞でも勝ち負けしているようなレベルの馬が出走してきていて、何だか例年より予想は難しくなりそうな感じもしてます。

この中ではやはりシュヴァリエローズが一番気になる存在ではないでしょうか。
前走京都大賞典を勝利して重賞初制覇、エフフォーリアやシャフリヤール、タイトルホルダーといった同期に遅れはしたものの強い世代de存在感があったディープインパクト産駒の一頭というのはやっぱり気になるものです。重賞連勝もありそう。

しかしそんなシュヴァリエローズに立ちはだかるのが長距離戦で実績を見せてきたステイヤー達、その筆頭はミクソロジーではないかと思います。
今年の万葉Sを格上挑戦で勝利した後にダイヤモンドSを勝利して重賞初制覇、その後秋二戦は二桁着順に敗戦していますが去年から今年のテーオーロイヤルのように3000m超のレースからその力を見せてくるタイプなのかもしれません。

ミクソロジー同様に長距離戦で力を見せているのがゴールデンスナップです。前走3000mの準オープンクラス古都S、その前は札幌2600mのタイランドCと長距離戦で二戦連続二着、春には格上挑戦で重賞阪神大賞典に挑戦し四着のプリュムドールから0.2秒差の五着とまずまず走っており、長距離戦では存在感を増しています。
また古都S敗戦からステイヤーズSを勝利した例としては2021年ディバインフォースがいてステップとしては悪くない印象です。このためゴールデンスナップだけでなくフルールも気にしておきたいと思います。

これだけ気になる馬がいると去年勝利したアイアンバローズがちょっと狙いにくくなってきます。とはいえ2021年二着好走から2023年の勝利がありステイヤーズSだけは狙ってみたくなる一頭なのですが、そう考えると、なかなか絞っていくのが大変になりそうです。