SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:2024年はもう一回阪神から京都に振り替えとなった12月開催を考えてみる

広告

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は12月の開催も折り返しを迎えて、自分のイメージと違っていた京都開催の12月関西競馬について、もう一度考えてみました。

前回

前回<競馬雑学:2024年は京都開催となる12月の競馬 - SpecialなWeekを目指す競馬日記>にて、2024年は阪神競馬場リフレッシュ工事に伴う開催変更として、今年の12月は11月に引き続き京都開催で12月のレースが施行されています。

直線の坂の有無とか、道中の大きな下り坂とか、コースの違いによって予想に違いを出して見ましたが、今一つ結果に結びついていません。

もう一回、重賞二鞍を振り返って、例年の阪神コースでの開催と今年(だけ)の京都開催での結果を見比べてみたいと思います。

チャレンジCの結果

リバティアイランドと真っ向勝負を続けてきたラヴェルの復活勝利となった重賞。

予想2024:京都11R-チャレンジC - SpecialなWeekを目指す競馬日記

振返2024:京都11R-チャレンジC - SpecialなWeekを目指す競馬日記

ラヴェルは東京でこその馬だと思っていたのですが、秋華賞11着以降の古馬になってから京都記念五着、マーメイドSでも11番人気で五着と人気以上には走っていた好相性のコースで、前走のエリザベス女王杯二着はフロックではなかったというのは見落としだったかもしれません。しかもナミュールの半妹ということで血統的にも京都コースがいいというのはありました。

それにしても内回りの京都2000mという舞台設定で、いつもは四コーナーで結構後ろで脚をためているイメージのラヴェルが差し切る展開になるとは思いませんでした。ただラヴェルは内回りで直線が短いことから、三コーナー付近から早目にスパートを開始していて四角六番手、二着以下のディープモンスターが四角10番手、三着エアファンディタは四角最後方と完全に外差しを見越して直線勝負だった分、位置取りの差が最後の一馬身以上の差に繋がったような格好でした。

レース後のコメントでも状態面がすごく良好で立て直してきているのが伝わってきましたが、ラヴェルの状態面以上に見誤っていたのが10月から開催し11月、12月と経て内の馬場が悪化してきたコースの見極めがあったかも、なんて考えています。

秋華賞は開催二週目ということもあり開幕間もない馬場ということもあって、内回りの直線が短い2000mコースは四コーナーで前に付けていないと届かないという結果がしばしば発生しています。勝ち切る有力馬は四コーナーで番手くらいで立ち回っていることが多く、上がり三ハロン最速で末脚勝負している馬は届かず二着という結果が多いように思えます。

ただこのレースを同じ内回り2000mだからと秋華賞と同じように考えてしまったのが間違いの第一歩でした。

おそらく開催が進んでいて内は傷んでる状況、さらに11月の時点では外差しが決まる例年の馬場になっていたことで、外差しで上がりの決め手勝負というコースになっていたような感じがします。結局上がり三ハロン最速で最後方から追込んできたエアファンディタが13番人気の低評価を覆す三着好走を見せて、それより前にいて上がり二位だったラヴェルとディープモンスターが位置取りの差で上位二頭となった感じ、逃げ・先行した馬は沈んでしまいましたし、早目に動いて四角先頭に立ったセイウンハーデスも(これは長期休養明けの久々があったけど)上がりの速い上位四頭に及ばず五着掲示板でした。

阪神JFの結果

単勝10倍を切る上位人気四頭がいずれも複勝圏外、さらに言えば二番人気ショウナンザナドゥ以外は全て掲示板すら外す着外へと飛んでしまったレースです。

予想2024:京都11R-阪神JF - SpecialなWeekを目指す競馬日記

振返2024:阪神11R-阪神JF - SpecialなWeekを目指す競馬日記

京都コースのマイル戦ということで、マイルCSをイメージした外差しにしようか、と考え始めれば意外とすんなり良い感じの予想に辿り着けた気もしますが、前走の京都コース実績を重視して絞り込んでいった結果、いつも狙ってハズしているデイリー杯2歳S勝利から挑むランフォーヴァウからの狙いが中心になってしまいました。

結果を見ると、上位三頭は前走が芝1800m戦を勝利して今回距離短縮となる三頭、そしてその内の二着ビップデイジーと三着テリオスララは前走京都芝1800mを勝利して挑んだ二頭だったという結果でした。

そして勝ったアルマヴェローチェとビップデイジーはマイルCSでみたソウルラッシュやエルトンバローズを思い出させるような外差しを決めてのゴールだったこともあって、京都マイル戦で開催が進むと外差し、というのは連年より一ヶ月開催が延びた12月の京都開催でも当てはまる傾向にあると実感しました。

さらに京都芝1600m、特にマイルCSは(良馬場限定ではあるものの)ハービンジャー産駒が強いというのも勝ったアルマヴェローチェにピッタリはまった感じでした。

阪神JFがCコースだったのに対して、朝日杯はDコースへ変更となりますが、この外差しで決め手勝負という傾向は大きく変わらないんじゃないかと思います。

朝日杯・阪神Cに向けて

阪神JFでポイントになった「前走京都コースの1800m以上を勝利」あるいは「洋芝コースのようなタフなコースで好走」というタイプが意外と特別登録時点での出走予定馬に見当たらないという。前走京都コースからの出走馬が四頭でその内前走勝利が三頭、距離がマイルを超える1800m以上のレースに絞るとミュージアムマイル一頭だけになってしまいます。なかなか予想が難しくなりそう。

阪神カップも同様に、スワンSと同じようなイメージで考えると、開催四週目の土曜日に施行されるスワンSと同じ距離・コースで考えると痛い目に遭ってしまうかもしれません。
ただ、今年のスワンSはそもそも四コーナーで11番手だったダノンマッキンリーが勝利していて、二着オフトレイルに至っては三コーナー最後方から四角16番手と上がり三ハロン最速で直線勝負だった馬、加えて三着トゥラヴェスーラも14番手から上がり二位の脚で飛んで来たように、上がりの競馬だっただけに、意外と同じような上がりの競馬で外差し決まる、なんてシーンはあるかもしれません。