POG指名に向けて気になる産駒をチェックする期間、今回はいつもの指名している傾向を敢えて外して新しい視点を探してみる趣旨でシスキンとアドマイヤマーズを考えてみました。
シスキンどうだろう
シスキンはまだそれほど有名な種牡馬というワケではないのですが、それは初年度産駒の少なさからあまり産駒が大レースで目立つ機会が恵まれなかったということにあると思います。
でもその少ない2022念生まれの産駒を調べてみると、テリオスララが二連勝で萩Sを制して暮れの阪神JFで三着に入っていたり、キトンインザスカイが2024年デビューの新馬戦勝利第一号を飾っていたり、ブルーベリーフィズやグロスビークも未勝利戦を勝ち上がって1勝クラスに昇級しています。グロスビークは既に1勝クラスで昇級初戦を二着と即通用といえるくらいに走っています。
三歳馬の世代を調べてみたのですが、JRAに登録されたわずか七頭の産駒からデビューに漕ぎ着けた六頭の中で四頭が勝ち上がり、さらにその四頭から阪神JF三着テリオスララを輩出しているというあたり、ただ者じゃない雰囲気を醸し出しているような印象を受けます。
確か、転倒のアクシデントがあって初年度産駒の種付け数が少なかったということだった記憶があります。
シスキン自身もそうですが、二歳戦から動ける仕上がりの早さも感じます。クラシックに向かうにはクラシックディスタンスへの距離適性はやや心許ないものの、マイルまでのスピード勝負なら上のクラスでも戦える産駒を輩出してくれそう。
なんとなく登録済の二歳馬から探してみました。
シスキン産駒から候補をさがしてみる
なんとなくですが、シスキン産駒で目を引いたのはソレイユルヴァン(タイガーオーキッドの2023)です。母タイガーオーキッドの初仔です。母の半弟がダノンザタイガーで重賞でも勝ち負けした実力馬(とはいえその後準オープンクラスで足踏みしていますが)というのも何か良い感じです。
ペイシャシス(ペイシャフェリスの2023)も良血の一頭です。
母はアネモネSを勝利してクラシック三冠に皆勤するも結果は奮わず、そこから古馬になってオープン特別一勝に終わりましたが、コンスタントに走りマイル前後で活躍しました。どっちかというと半妹のペイシャフェリシタのほうが有名かもしれません。
去年(2022年世代)のペイシャフェリス産駒ファウストラーゼン(父モズアスコット)がホープフルSで三着し今年弥生賞で重賞制覇したのは記憶に新しいところ、シスキンに父が替わってさらに仕上がりが早くなるような感じがします。あと母父がスペシャルウィークというのもなんかいい感じです。
マジカルアメジスト(スペルオンミーの2023)は兄弟馬にこれと言って重賞での活躍馬は目に付かないものの、半兄のエルフストラック(父カリフォルニアクローム)がフラワーCやフローラSで掲示板(タイム差が0.2秒差や0.3秒差と肉薄)争いくらいには走っています。
兄弟馬が堅実に勝ち上がっているというのは好材料な感じがします。仕上がりが早いシスキンに父が替わったとなると、勝ち上がり率の高い血統と相まって意外にデビュー戦から勝ち上がってくれることもあるかも。ちなみに母父はダイワメジャーです。
マスターソアラ(マスターワークの2023)は前述のマジカルアメジスト同様母父がダイワメジャーで、半姉マイスターヴェルクが例年よりレベルの高いと評価されたフェアリーSで四着掲示板入線(三着馬がクビ差でその三着馬にハナ差で惜しかったレース)と走っています。
母のマスターワークの半兄には重賞馬メートルダール、近親にパラレルヴィジョンと重賞馬がなを連ねていて、良血馬の期待を持たせてくれます。初仔のマイスターヴェルクの活躍で二番仔の本馬にも期待が掛かります。
と、四頭をなんとなく選び出してみましたが、どれも牝馬なんですよね。とはいえシスキンの守備範囲を考えると、クラシックに向かうなら牝馬で桜花賞が勝負になりそうな感じがしますのでシスキンの牝馬というのはPOGとしては狙い目なのかもと思う一面もあります。走りそうな馬が多いので選んでいたらシスキンだけで何頭か指名枠が埋まってしまいそう。
アドマイヤマーズの二年目
昨年アドマイヤマーズとロッテンマイヤーの産駒エンブロイダリーを指名しようか迷って、結局アドマイヤマーズが初年度産駒ということで指名を見送ったということに翌年後悔するという結果を踏まえて、アドマイヤマーズの二年目というのも注目するのはどうかと思いました。
今年はステレンボッシュの半妹にあたるクランズクラウン(ブルークランズの2023)とかリアアメリアの半妹リアアントニアの2023とか、超良血ポルトフィーノの2023はPOGでも人気を集めそうな感じがします。そこをちょっと外して、気になった二頭をピックアップしました。
エコールナヴァール(ジューヌエコールの2023)は牝馬でマイル前後に期待ができそう。
母自身も重賞二勝ですが母の半姉が輩出した産駒がソングラインという血統背景も魅力、母の重賞勝利が二歳重賞というのも仕上がりの早さでいい感じがします。
マーズローバー(コパカティの2023)は牡馬なのですが、母の兄弟がジオグリフで、さらに遡っていくとインティライミとかアルバートといった名前が出てくる血統背景があります。
コパカティの二番仔の本馬は結構期待して良いんじゃないかと思いました。