ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は二週連続的中ゼロから、ようやく9月の初的中を出すことが出来た週ということで、敗戦から見直したポイントを考えてみます。
敗戦から見直したポイント、ということで、2025年9月6日~9月15日の五日間のハズレが対象です。
狙いが全然だったレース
予想馬全頭が着外だったような、まったく狙った馬が勝負に絡めずレースが終わってしまったようなパターン。対象期間内では紫苑Sがこのパターンです。
https://specialweek.hateblo.jp/entry/2025/09/09/010000
正直何も見るべきところがなかったレースと言えるのですが、ある意味では根本的に考え方が違ったということで、レース以上に予想の経過に見直すべきものがありそうな気がします。
展開は、前残りか前崩れか、行った行ったか差しが決まるかどうか、この辺りを取り違えるだけでも狙いがサッパリ勝負に絡んでくれない、と言うことはあるように思えます。
今年の紫苑Sでいえば、開幕週の高速馬場でハイペースから前残りも何頭か差しが連下に、という感じで予想したのですが、予想に反して馬場の割りにはスローペースだったし、勝ち馬が逃げ切り勝ちに加え、二着や三着の上位馬も好位からの追撃だったように概ね前残りのような展開、前で折り合っていたように見えた予想馬も二頭いたのですが距離の問題なのか勝負所から伸びきれず後続の飲み込まれてしまいました。
馬場と展開から、どういうレースになるかというシミュレーションは予想馬を絞り込むポイントの一つになるのですが、それを見誤るとサッパリ的中から遠ざかるという教訓です。
一頭はきているけど…なレース
一頭は複勝圏内で勝ち負けしているけど、他の三頭はさっぱりで着外だったというレース。対象期間内では京成杯AHと丹頂Sがこのパターンでした。
京成杯AH https://specialweek.hateblo.jp/entry/2025/09/10/010000 丹頂S https://specialweek.hateblo.jp/entry/2025/09/09/003000
とりあえず一頭はきているので予想はかすめているくらいではあるのですが、的中には届かなかったというパターンです。
京成杯AHでいえばドロップオブライト二着も他の予想馬は全て着外、本命のエリカエクスプレスは開幕週の高速馬場を逃げて一気に、というレースを予想していたのですが、レースの展開はエリカエクスプレスは逃げずに番手でという進め方なのは思っていたのと違っていましたし、上位馬は全て内枠という結果で"開幕週の高速馬場で内の経済コースをすんなり通ることが出来た馬"という結果だったような印象が残りました。
結果論ですが、当日オッズでドロップオブライトは穴だったので単純に言えば複勝で狙っていれば引っ掛かるくらいはあったレースです。予想にオッズを反映させることができないやり方なので仕方ない部分もありますが、穴馬の見極めというのも一つの重要なポイントかもしれません。
丹頂Sの舞台札幌コースは開幕週の中山開催初日となった京成杯AHとは逆に、"荒れた内を避けて馬場の良い外に上手く持ち出すことが出来たかどうか"という点がポイントのように思えたレースでした。
特に取捨を迷ったミステリーウェイとフルール、切ったミステリーウェイの方が勝ち切って取捨がマズかったなと言うのはよくある話です。単純に斤量面で有利だと思ったのですが、展開面からミステリーウェイの方が有利だったようです。内が荒れていて外差しが決まるような馬場だったのですが、思ったより前残りだったレースでした。
どちらのレースも唯一複勝圏内だった予想馬は二着だったので、勝ち馬の見極めが出来ていない、ということも言えるポイントです。三場開催のメインレースだけ予想していると、なんとなく同じような手法で(頭に残っているから)予想してしまうこともありますが、ちゃんとコースと馬場状態を把握して、レースを予想する必要がありそうです。
二頭きているのに…のパターン
まずは二着・三着で終わったセントウルSから。 https://specialweek.hateblo.jp/entry/2025/09/08/003000
予想の段階では勝ち馬カンチェンジュンガまで検討候補に入っていました。週中では人気必至のトウシンマカオとママコチャの二頭と同等くらいには気になっていたカンチェンジュンガなのですが、いざ直前でレース予想をする段階になると、「これやっぱ1400mの馬だよなぁ…」なんて迷いが生じて、結局切ってしまうという失敗をやらかしてしまいます。
これは馬場読みとか展開予想とかの問題じゃなくて、単純に三歳馬と前残り狙いできそうな馬が二頭穴としてオッズに目が眩んだと言うパターンです。ただカンチェンジュンガも結果的にはオッズが八番人気の単勝19.4倍とまずまずだったので、目の前の(まだ確定していない)オッズで予想を左右されるのは良くないねという教訓でした。
続いてはダート戦、エニフSは対抗⇒本命で一着・三着、しかも▲が四着で続くという結果に終わってハズレでした。 https://specialweek.hateblo.jp/entry/2025/09/10/004500
結果としては上位人気三頭の決着だったので、あまりあれこれ手を出さないようにするレースだったのですが、初ダートの馬が複数出走していたのもあってやや検討の際に狙いが分散してしまったのはあります。
ただ、本命にしたモズミギカタアガリは天保山Sで三着を評価して本命にしていたので、二走前に天保山Sでモズミギカタアガリに0.3秒差の掲示板争いくらいには走っていたライツフォルも検討しておくべきだったなという結論です。人気しているけど。勝ったインユアパレスも二走前に同じ天保山Sでモズミギカタアガリと同タイムの四着だったので結果的には天保山Sでより先着した三頭が勝負を決めた格好でした。二番手で進めたコンティノアールもチャンスはあったけど前半から800m通過くらいまでがちょっと速かったこともあり四着まで。ここを狙うなら複勝とワイドだったなという結論。
久々に9月阪神開催に戻ってきたチャレンジCは、以前の9月開催だった朝日チャレンジCのイメージでやや穴目を狙ってしまったのが敗因のような印象を持っています。 https://specialweek.hateblo.jp/entry/2025/09/17/010000
ハンデ戦だし思い切った穴狙いをしてみたのですが、結果は三着・四着、前半と後半で1.2秒の差があるペースになったこともあって、ミドルペースと発表されましたが逃げた二頭が引っ張った前半の流れは速かったと思います。ただ離した逃げになったので三番手のアスクカムオンモアとかマイネルクリソーラ辺りより後ろは平均ペースでレースを進めていた感じ。
最後はマイネルクリソーラとグランヴィノスの二頭が好位から押し切ろうとするところへ、後ろから上がり最速の末脚で一気に差し切ったオールナットの勝利、オールナットじゃなくてサブマリーナを対抗にしたのは新潟大賞典で先着したからという理由でしたが、オールナットの立ち回りが予想と全然違っていたのが敗因だったかなぁと思いました。モレイラJKが騎乗するとなんか別馬のようになる、というのも敗因かも。
最後は一着・三着に終わったセントライト記念です。 https://specialweek.hateblo.jp/entry/2025/09/18/010000
これもヤマニンブークリエの二着が抜けていたのが主な敗因です。その前にミュージアムマイルを▲と軽く扱ってしまったのも少し失敗だったかなぁという感じがしています。結果的に三着に入ったからレッドバンデは選んで失敗とはいえないものの、ファイアンクランツと一緒に青葉賞の好走馬をミュージアムマイルより高く評価してしまったのは予想上は失敗だったかもと考えています。
やっぱりクラシックホースというのは評価しないと、というのはありました。同じ皐月賞馬としてディーマジェスティとかイスラボニータとかしっかり秋初戦でセントライト記念を勝利しています。皐月賞馬というのはやっぱり同じ中山コースのここで出てくるならしっかり評価しておかないと、ということですね。
ヤマニンブークリエを切っていたのは前走条件戦ということで、あっぱり秋初戦となるセントライト記念は春のクラシック(主にダービー)から休養明け初戦の馬だろう、という先入観があったのもあります。穴目ならラジオNIKKEI賞からの出走馬だろうと考えてしまい、前走条件戦から出走馬はノーマークでした。
ただヤマニンブークリエは前走2勝クラスを勝利してここに出走しています。同じ三歳馬のピックデムッシュを破って堂々の出走、同じ2勝クラス勝利のサクラファレルもいましたが、コースや距離を考えると洋芝コースで連勝してきたサクラファレルよりは、前走東京2400mで2勝クラスを古馬相手に勝ち切ったヤマニンブークリエはそれなりに評価しても良かったのかもと結果論ですが思います。ただヤマニンブークリエは青葉賞八着とファイアンクランツやレッドバンデの後塵を拝しているんですよね。この辺春からの成長とかも絡んでくるところなので、なかなか取捨は難しいというのもあるなと思いました。