降雪による開催順延のため、振り返りをちょっとお休みして、今日は2025シーズンで引退した馬から印象に残る馬を振り返る第3弾。今日はダート馬やジャンプなどその他のジャンルに加えて、これまでで漏れた有名馬から。
メイショウハリオ
チャンピオンズC四着をランストランに現役引退、最初に予想に入れたのは2021年小倉城特別でした。この後もたびたび複勝狙いで的中をもたらしてくれた思い出の一頭です。
ただ不思議と一番人気にならない、オープンクラス昇級から初重賞勝利のみやこSでもあまり人気しなくて、走るけど人気しないという穴党の味方といえそうな実力馬でした。
交流重賞に軸足を移してからはあまり予想するレースに出走しなくなってくれましたが、2022年と2023年の天皇賞(秋)連覇や全盛期が過ぎたと思われた2025年に川崎記念を制覇しているあたり、息長く活躍してくれた強豪でした。
思い出のレースは本命にして的中だった帝王賞より、本命にして予想は残念な結果に終わった2023年フェブラリーSが思い出に残っています。
このレース、メイショウハリオが大きく出遅れ、しかも落馬しそうなほど体勢を崩していて絶望的なスタートを切ったところから、直線に入って一気に別次元の末脚を繰り出して前をまとめて差していきましたが、勝ち馬はこれまた別次元の強さを誇ったレモンポップ、さすがにメイショウハリオは三着が精一杯でした。
父パイロの代表産駒となったメイショウハリオは引退後は種牡馬として、パイロの後継種牡馬と目されています。ダート中距離の名馬を排出してくれそうです。
ドゥラエレーデ
※はじめに:ドゥラエレーデは12月にJRAの競走馬登録を抹消され引退、種牡馬入りとなっていたので記事を作成していたものの、1月にその引退を撤回し大井競馬へ転厩し現役続行が発表されました。ケガや疾病が要因の引退ではないことからの現役継続だと思います。これからも楽しませてくれそうです。
中央競馬でのラストランは12月の鳴尾記念(14着)でした。ダート1800mと違って芝の1800mはちょっと忙しい感はありますし、ダートの中距離ではまだやれた感じもあるのですが、引退、種牡馬として次のステージに進むことになりました。(のちに撤回)
中央競馬のレースでは未勝利戦の初勝利と、そのあと暮れの二歳GIホープフルSの二勝だけですが、このホープフルSを勝ち切ったというのはキャリアの中で大きかった印象があります。14番人気の人気薄とはいえGI馬はGI馬、しかしその後海外遠征でUAEダービーを好走すると、芝で凡走のあとダートに鞍替えし、いきなりチャンピオンズC三着、続く東京大賞典三着と好走を見せ、それが翌年にもチャンピオンズCで二年連続三着という好走に繋がり、勝ち切れないけど存在感のある一頭、という印象を与えてくれました。
思い出のレースはこの2023年チャンピオンズCです。本命対抗の二頭が四着・五着とあと一歩だったなかで、複勝とワイドで狙ったドゥラエレーデが的中を運んでくれました。
リメイク
海外・交流含め重賞五勝のリメイクが引退し、種牡馬となるニュースが前年12月に流れていました。父のラニを超える成績を残したといえそうな成績でした。
三歳時に2022年端午Sで本命にして的中を運んでくれたのもあるのですが、二着に敗退した2023年プロキオンSが印象に残っています。
この時も本命にして最後の直線で脚を伸ばしてきたときに、逃げ馬を差し切ってくれると思ってみていたのですが、あれ?、と思っているうちに逃げ切られクビ差で二着惜敗、三着以下を六馬身離しているあたり力を見せたのですが、もうちょっとで差し切れたのになぁという内容に的中のうれしさともうちょっとだった残念さが入り混じった感じが思い出となっています。
ラニの代表産駒といえる実績を残したリメイクは種牡馬入り、次なるステージへと旅立っていきました。
ヒートオンビート
9歳騙馬、最後はジャンプまで走り好走を続けて好成績を残していたものの、脚部不安のため引退となりました。
現役生活が長かったこともあり、結構ヒートオンビートを予想に入れていることも多かったです。その中でも思い出のレースはやっぱりヒートオンビートの重賞初勝利にして唯一のタイトル2023年目黒記念です。逃げたディアスティマと追うヒートオンビートの叩き合い、粘るディアスティマに差し切ろうとするヒートオンビート、最後アタマ差わずかに差し切ったヒートオンビートの勝利で単勝的中ができました。この直前に日本ダービーで負けていたこともあってレース内容からも溜飲が下がるレースでした。
リフレーミング
厳密には1月4日中山金杯がラストランで引退となりました。
この馬の場合、やっぱり父キングヘイローという血統が種牡馬となるために引退となったというのが大きいと思います。
その存在はキングヘイローの父、リフレーミングの祖父にあたる20世紀の歴代最強馬といわれたダンシングブレーヴの血統が連なっているというところが競馬ファンとしてはその先への期待をしたくなってしまいます。重賞は小倉記念だけ、成績も小回りコースの好成績が中心となる現役時代でしたが、キングヘイローが現役時代に見せてくれた一気の末脚を彷彿とさせる上りの競馬をリフレーミングも見せてくれたと思います。
と、リフレーミングと言えば父キングヘイローに祖父ダンシングブレーヴの部分に目が奪われてしまう血統図なのですが、実はもう一つ、母父バトルプランも不遇の種牡馬生活だったことも知っている人は知っている話。バトルプランが日本に輸入された直後にバトルプラン自身の父であるエンパイアメーカー(実績がだいぶ上)が日本に輸入されることで種付け頭数が初年度から全然集まらなかったという。少ない産駒から重賞馬を出しているあたりバトルプランにも可能性があったことはうかがえるのですが、エンパイアメーカーとの競争となってしまったのが残念です。
この母父バトルプランの不遇の種牡馬生活もリフレーミングは背負っていると考えると、リフレーミングの背負っているものは大きいなと。少ない産駒からの始まりになると思いますがリフレーミングの産駒がターフを沸かせているシーンを見ることができたら、感動する競馬ファンは少なくないんじゃないでしょうか。