SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:仮説=逃げ先行差し追い込み以外の戦術

広告

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は、ちょっとした私見です。

戦術:馬任せ

馬任せ、っていう戦術もあると思ったんです。
文字通り馬の走る気に任せてうまく制御する、って乗り方です。
このスキルって、逃げ差しのスキルとちょっと違うんじゃないか、って思ったのが発端ですね。
決して悪い意味じゃないです。

アンチャンのころの浜中JK

デビューしたて、若い時代の浜中JKなんかは個人的にこれが基本戦術だったような感じがしています。馬の行く気に任せて道中を流す、勝負所で仕掛け、鞭を入れ、ゴールまで雪崩れ込む、というレースの流れです。
※ちなみに道中が速いかどうかは馬任せだけど、騎乗する馬がグリグリだから実力上位で持前のスピードで押し切る、というレース展開が多い、ってことが多かった印象です。

浜中JKは今でこそ逃げ差しどちらもこなす自在派JKのように思えますが個人的に見たレースは割と行った行ったで勝つシーンが多かったです。あくまで私が個人的に見たレースだけの印象ですけども。
で、この行った行ったで勝つのは、割とジョッキーの逃げ・先行の戦術や騎乗技術がモノをいう、というよりは、馬の行く気をいかに損ねずに最後まで力を出し切るようになだめつつ気持ちよく走らせるか、というメンタル面をレース中にマネジメントできるかという点が重要に思えます。
あ、ちなみに、近年の浜中JKは行った行っただけじゃなくて馬にいうこと聞かせるような騎乗が多いです。

横山賀一JK

もう引退しちゃいましたが、横山典JKのお兄さんの横山賀一JKも個人的にはこの傾向があったと思います。横山賀JKというとセイリューオーとトロットスターはリアルタイムでよく見ていました。セイリューオーはデビューから朝日杯までお手馬で当時の札幌三歳Sを含む三連勝をいずれも逃げ気味の先行で勝利しています。無敗で朝日杯に挑んだのですがここで大敗し、横山賀JKは降ろされてしまいます。その次走、当時の馬齢で明け四歳クラシックに向けて横山典JKに乗り替わりしてしまうという…。
Gallopのインタビューで読んだ記憶ですが、当時横山賀JKは岡部JKにこう言われたそうです。
「セイリューオーは素質がある馬だから、もっと馬群に入れて競馬を覚えさせたほうがいい。」
前目の馬がいないところで競馬をさせず、もっと馬込みで経験値を積ませることで、馬の成長がある、という意味合いの話だったかと記憶しています。ですが横山賀JKはこれに対し、
「正直、私のようなJKは一回失敗したら次走では降ろされてしまうので、次はチャンスがない。一戦一戦が勝負なんですよね。」

横山典JKのお兄さんということもあって、おそらくマイナーだけど才能はあった、という見方もできますが、横山賀JKは馬を動かしているというよりは、馬が走りやすい道中のペースで走らせていた、というような気がしています。
※あくまで私見です。
なので馬が行きたがっていれば行かせるし、馬がそれほど行かないのなら抑えるし、自分自身の得意戦術というよりは、馬の気分がどうか、という点でレースをしていたような気がしてならないんですね。
トロットスター騎乗で勝ち負けするくらいのレースが三回ありますが、一回は先行していますし、一回は中団待機から差し、一回は中団よりやや後ろから追い込んでいますけど、結果は出ているようにみえます。

まとめ

この辺のことが理解できたからといって、馬券が飛躍的に的中できるというわけではありませんが、雑学の一つとしてジョッキーの駆け引きの部分も見てると、レースがもうちょっと面白くなります。