SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:気性難もいろいろある

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は気性難についていくつか、馬の気性難にもいろいろあるんですね。

気が荒い

有名なところではやっぱオルフェーヴルですね。希代の気が強い馬。鞍上である人間より自分が上と思っているフシがあります。
レースで前に行きたがるのを我慢させようと手綱を絞れば
「走るな、って言ったじゃないか!」
とばかりにレースを放棄するかのような減速をしてくれたこともあります。

やんちゃ、子供、といった表現が使われるように、気性が荒い馬は要するに暴れん坊なわけでして、一般的に馬齢を重ねるにつれてこの辺の気性の悪さは落ち着きをみせてきます。
人間でもお年を召した少年のような方がおられるように、一概に齢を重ねてもやんちゃなところがなくならない、という馬もいますが。

臆病

何か動くものにおびえる癖のある馬です。視界に動く影があればそれに怯えてレースに集中できないことがあります。
よくあるのが「足下の影の動きが気になって集中できていない」というケース。こういう馬はシャドーロールという矯正馬具を付けて足下の視界を奪ってしまいます。奪われた足下の視界でどんな影が動こうがお構いなしとなり、レースに集中できるようになる、というわけです。他にもブリンカーで目の周りを覆うことで視界を狭めるこおもあります。

シャドーロールの怪物と呼ばれたナリタブライアンが有名ですね。デビュー直後は今一つな成績だったのが、旧名京都3歳Sでシャドーロールを付けて以降は成績が安定し、レースに集中するようになった、という。
雑誌で読みましたが、古馬になってからのナリタブライアンはシャドーロールを付けなくてもレースに集中できるようになっていました。ただ、ナリタブライアンといえばシャドーロールというくらいファンに浸透していたため、つけなくてもイイけどシャドーロールを付けていた、ということもあるらしいです。

やる気なし

有名なところでは砂を被るとやる気をなくすダート馬、どうするんだ?って気がしますが、そういう馬は砂を被らないように先頭を走るわけです。
あと、砂がない芝のレースでも何らかの理由で勝手にレースをやめてしまうような馬もいます。

中には95年有馬記念出走のジェニュインのように「風が吹いてきたからレースを止めてしまった」ということも。

ハナっから走る気がない馬が実は人気馬だった、ということもあります。穴党にとっては気になるところですね。

人気馬を切るために必要な情報?

このような気性難の知識や情報は一見するとただのその馬の個性のように見えますので、馬券には直結しないように思えます。
しかし、「能力がある気性難の馬がレースで人気していた場合」と視点を変えると、気性難によって人気馬が飛ぶ場合には穴馬の台頭が期待できる場面もあるかもしれません。(正確にはチャンスが増える、という程度ですが)

気性難の人気馬が、「いつもよりおとなしい=元気がない」とか「レースにならないくらい暴れている=レース前に消耗」とか、気性難の馬は気性が良い馬よりも崩れる要素を含んでいるといえます。

気性難の種類を判断して情報として持っておくと、「もしかしてこのレースは…?」「この人気馬が消せるかも」という予想に一味加えることができるようになるかもしれません。