SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:オークス検討前に穴馬の傾向を考えてみる

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は今週末のオークスの検討に際して穴の傾向なんかを少々。

一番人気を信頼も条件あり?

オークスは一番人気が強いイメージのレース。
去年こそ着外に終わった一番人気ですが、一昨年まではデアリングタクト、ラヴズオンリーユー、アーモンドアイ、ソウルスターリング、シンハライト、といずれも一番人気の勝利でした。
ただラヴズオンリーユー(単勝4.0倍)は二番人気クロノジェネシス(単勝4.1倍)とかなり競った一番人気でしたが。

負けるにしても、二着は確保しており(2015年ルージュバックや2014年ハープスター)連対率にするとかなり高いような印象です。

ただし、去年(2021年)の一番人気(単勝1.9倍)だった桜花賞馬ソダシは距離が合わなかったためか八着と着外に敗退。
勝ったのは三番人気ユーバーレーベン、二番人気アカイトリノムスメが二着でした。

個人的な傾向としては、距離に不安のない一番人気馬は信頼する、といったところでしょうか。

二桁人気がヒモ穴候補

去年三着に16番人気のハギノピリナが入線、四着も10番人気タガノパッションと二桁人気の馬が台頭しました。
その前年となる一昨年も二着は7番人気ウインマリリンだったのですが、三着には13番人気のウインマイティーが入線し三冠を取ることになる単勝1.6倍デアリングタクトが勝利したにもかかわらず馬券はなかなかの荒れ模様でした。

さらにその前年となる2019年も一番人気ラヴズオンリーユーとクビ差で二着に入線したのは12番人気カレンブーケドール、これも一番人気勝利で続く三着が二番人気のクロノジェネシスながら馬券は荒れた結果となりました。

この三年は二桁人気がヒモ穴となって二着・三着で波乱を呼んでいるという点が共通しています。こう言うのって気づいたらそれまで、という傾向もあるのですが、もしかしたらもあるので気にしておいても良いかもしれません。

穴馬をちょっと掘り下げてみる

ちなみに二桁人気で馬券になった穴馬の臨戦ステップをちょっとみてみました。
ハギノピリナは未勝利戦から矢車賞(1勝クラス)を二連勝して挑んだオークス本番でした。いずれも阪神2200mという長丁場のレースを速い上がりを駆使した瞬発力勝負で勝ち上がっている点が目を引きます。(本番のオークスでも上がりの脚はメンバー中二位の脚でした。ちなみに上がり三ハロンメンバー中最速の脚を使ったのは四着のタガノパッション)

その前年のウインマイティーも二連勝で挑んだオークス本番、ただその二連勝というのがデイジー賞(1勝クラス)から忘れな草賞の勝利、1800m⇒2000mと二連勝で、両方のレースでメンバー中でも速い上がりの脚を使っていたのが印象的です。(忘れな草賞は最速だったのですが、デイジー賞は上がり二位でした。)
ただウインマイティーは本番のオークスでは上がりの競馬でなく番手から好位くらいの前目でウインマリリンを目標にしたようなレース振りで勝ち馬に差されたけど粘り込んだようなイメージがあります。

ここまでが二連勝でオークスに挑んだ穴馬でしたが、最後のカレンブーケドールは前走スイートピーSを勝利からのオークス、前々走は重賞クイーンC四着でクロノジェネシスに0.2秒差というレース内容でした。
正直、この時点では狙える要素が少ないカレンブーケドール、ただその後の活躍から考えると、カレンブーケドールは特殊なケースだったのかなぁという感じも。オークス二着から秋華賞にジャパンカップまで二着、さらにその翌年にはJC・有馬記念を連続掲示板、さらに翌年の天皇賞(春)は三着と好走し、中長距離の適性を自ら実証しています。さらに勝ち切れないシルバーコレクターの面も。

展開と決め手

二年前のウインマイティー(二着馬のウインマリリンもそうですが)や、三年前のカレンブーケドールは番手や好位からの粘り込み、去年のハギノピリナは後方から追込み一気と穴パターンも割と違う(バリエーションがある)感じがします。

レース自体は逃げ切りがほとんどなく、やはり府中らしい瞬発力勝負という"決め手"が要求されるようなレースかなと。
ただ、単純に後方からの追込み一気だけで決まるかというと、そう単純でもなく、前目押し切り(あるいは前目粘り込み)というレース振りで勝ち負けしている馬も多く、どんな逃げ馬がレースを引っ張るか、有力馬同士はどの位置で牽制し合うかというのも流れとしては関係してそうです。