今週はいよいよGI開幕、スプリンターズSが中山で開催。
中京ダート戦シリウスSもあり、楽しみなレースです。
平場では、アブソルティスモが日曜中山10R茨城新聞杯(2勝クラス)に鞍上ルメールJKで出走予定。
オープンクラスでも複勝圏を争うくらいの実力があったということで、2勝クラスはすんなり突破して欲しいなぁと思う条件戦です。
スプリンターズS
今年もGIを狙うスプリンターが続々、タワーオブロンドンこそ居ないものの、今年の安田記念でアーモンドアイを破ったグランアレグリアを始めとして、今度こそのダノンスマッシュや、キーンランドCで重賞初勝利と密かに期待のエイティーンガール、北九州記念ワンツーフィニッシュのレッドアンシェルとモズスーパーフレアの二頭、春の活躍馬ダイアトニックなど有力馬が目白押しです。
その中でも、やっぱりエイティーンガールがすごく気になります。
有力馬は多数、結局終わってみればグランアレグリアとモズスーパーフレアとダノンスマッシュの前目でレースを進める人気馬三頭の競り合いで終わるんじゃ?と思わせるメンバーなのですが、それでもエイティーンガールが気になるのは<競馬雑学:エイティーンガールという馬 - SpecialなWeekを目指す競馬日記>で書いた思い出補正がそうさせるものです。
予想に贔屓目を入れてあまり好結果だったことがないので、その点だけ尻込みしそうですが、ここは頑張って欲しい正念場。
鞍上が主戦の坂井(瑠星)JKから池添JKに乗り替わりとなります。主戦の坂井JKは騎乗停止中での乗り替わりとなります。
池添JKはテン乗りグランアレグリアで高松宮記念を二着、その後安田記念でグランアレグリアに継続騎乗、アーモンドアイを負かす金星を挙げています。しかし、連覇を狙うタワーオブロンドンに騎乗予定だったルメールJKはタワーオブロンドンの回避でグランアレグリアと再コンビ結成となり、巡り合わせから池添JKはグランアレグリアを降りることになってしまいます。そんな中で坂井JKの騎乗停止でヤネが空いたエイティーンガール、巡り合わせが交差する形で池添JKの騎乗が決まったという点も何かエイティーンガールに追い風を感じます。元々武豊JKが降板した後の主戦は池添JKの騎乗で二勝を挙げて準オープンクラス昇格を決めているエイティーンガール、心強いパートナーとコンビ再結成で挑むスプリンターズSは絶好のチャンスといえそうです。
しかも、最有力のグランアレグリアにGIで二戦騎乗した池添JKの騎乗となると、さらに期待が出来てしまいそう。一族の出世頭に成長して欲しい。
去年勝利のタワーオブロンドンが回避して期待が高まるのが去年半馬身差二着のモズスーパーフレアです。
差し馬有利といえるレース内容だった高松宮記念を勝利(繰り上がりだけど)しており、速いラップで前半を引っ張って粘り込む力は驚異的なものがあります。加えて去年クビ差のダノンスマッシュも今年はセントウルSの勝ちからここに挑みます。去年もセントウルSから挑んだタワーオブロンドンが勝利していることから、臨戦ステップは万全といえそうな状況。昨年は勝負所で前から下がってきた馬の影響からロスがあったことが敗因と考えられ、ロスのない力勝負なら。
ここに加えてグランアレグリアです。
なんどもGI制覇があるように休み明け強いし、今年の安田記念でアーモンドアイを破った実力はやはりここでもトップクラス。
こう言うのって気づいた時には既に陳腐化しているケースが多いのですが、三年前にレッドファルクス、一昨年ファインニードル、去年のタワーオブロンドンがいずれも4枠8番、去年に至っては同枠のモズスーパーフレアが二着で4枠同士の決着でした。
三年連続4枠8番が優勝馬を輩出しているという状況で、なんだか4枠が気になるところです。
そういう意味では枠番発表にも注目したいスプリンターズSです。
シリウスS
ここはやはりカフェファラオが人気を被りそう。ユニコーンS五馬身差圧勝が忘れられないカフェファラオですが、前走ジャパンダートダービーでは七着と大敗。ダノンファラオに2.5秒差という大敗でした。
大井コースが合わなかった?見直しという手もありますが、距離に敗因を求めるとなると1900mのここでは多少割引なのか。
そうなると、ジャパンダートダービー二着と好走のダイメイコリーダの方を狙ってみたくなります。
ジャパンダートダービーで二着、カフェファラオが大敗した条件で勝ったダノンファラオ相手に0.3秒差二着に食い下がって三着以下を大きく引き離したレース振りは期待できそう。古馬相手のレースは二走前に2勝クラスを二着しており、54キロのハンデなら古馬相手でも互角にやれそうです。
あとは連勝中のダノンスプレンダーに、前走大敗も見直したいグレートタイム、さらに小倉のオープン特別勝利で重賞に挑むアルドーレなど、なかなかメンバーは揃っています。ダートに戻ってきたキメラヴェリテや、兵庫ゴールドトロフィー以来久々のダート戦となる芝の重賞馬ランスオブプラーナといった芝からの転戦組に手広く狙いを拡げられるかどうか…、絞るのが難しいように思えてきました。
得意の京都コースというわけでもないのでテーオーヘリオスを狙う余地はなさそうだなぁ、なんて思いながら特別登録馬を眺めています。