今週は東京でエプソムC、開幕週となる函館では函館スプリントSと重賞二鞍。
平場では、土曜東京メインレースのジューンSにサトノラディウスが川島JKで出走予定、裏の中京8R1勝クラスにはワイドアウェイクが今村JKで出走、メインレースの中京11R桑名Sにはライティアが坂井(瑠)JKで、ルペルカーリアが鞍上福永JKで出走予定。
土曜はオープンクラスのレースはないのですが二場で気になっている条件馬が出走してきます。
加えてワイドアウェイクは減量騎手で変わり身に期待。
エプソムC
連覇を狙う去年の勝ち馬ザダルに挑むのは現在二連勝中で勢いに乗るジャスティンカフェや重賞二戦連続で勝ち負けしているタイムトゥヘヴン、乗り替わりルメールJKで前走ダービー卿CT三着からさらに前進がありそうなダーリントンホールなど、なかなかのメンバーが揃っています。ここにヴァイスメテオールの名がないのがちょっと寂しい。
個人的にはタイムトゥヘヴンが気になる一頭。今年リステッド競走二戦を着外に負けていますがダービー卿CTは11番人気の低評価を覆す上がり三ハロンメンバー中最速の脚で一気に差し切って勝利、いままで二着や三着止まりだったのですがここで重賞初制覇を達成しました。
続く京王杯SCでも三着以下四頭が並ぶ混戦を抜けて複勝圏内に入りました。
マイルのイメージが強くなっているのでそれほど人気も集中しないような感じもするのですが、京成杯二着のようにある程度距離は持つ一面もあってマイルから一ハロンくらいなら我慢もききそう。ここは狙い目のようにも見えてきます。
あとは前残りはどうかなぁと思っているところも。メンバー中で前に行くタイプはトーラスジェミニとノースブリッジの二頭。
特にノースブリッジは東京2000mの条件戦を勝ち上がってきており、前走のようにハナを着るならそのままスルスル逃げ切りまであってもいいかなぁと。有力馬に差しタイプが多く楽にハナを切ってマイペースならと思うところもあります。
函館スプリントS
サマースプリント開幕戦、もう夏競馬の足音が聞こえてきます。
三歳馬の出走が気になる今年の函館スプリントS。やはり桜花賞三着からここに挑むナムラクレアは取捨をきっちり考えないと結果に影響しそうな一頭です。
デビュー戦はマイルで三着敗退も果敢にオープンクラスのフェニックス賞に挑み未勝利の身でオープン特別で初勝利、その後勢いに乗って小倉2歳Sを勝利して重賞初制覇、その後は1400m~1600mの距離で適距離とはいえないレースだったもののファンタジーSやフィリーズレビューを二着、桜花賞では好位でポジションをとってウォーターナビレラ戸トモに押し切るようなレース振りで三着と好走しています。
これだけ実績がある馬が三歳牝馬ゆえの最軽量となる斤量50キロで出走してくるのですから人気もかなり集めそうですが、やはり予想から外すのはちょっと憚られるという感じがします。
同じ三歳馬でも三歳牡馬のプルパレイはファルコンS勝利がある重賞馬、クロッカスSでは押し切って勝利したトウシンマカオをとらえ切れませんでしたが、その次走ファルコンSではきっちり差し切って勝利を収めています。
二歳時にデイリー杯でセリフォスに0.3秒差四着という実績もあって力はある一頭。ただスプリント戦は初距離なのと函館の洋芝がどうかという点は気にしておきたいと思います。
三連勝でオープンクラスに昇格し前走鞍馬S(七着)が昇級初戦だったキャプテンドレイクも気になる一頭。
前走は昇級初戦で前半の追走にも苦労していましたが六着以下はクビ、ハナ、アタマと接戦でほぼ横並び、差の無いレース振りでした。
平坦小回りの小倉コース1200m戦で二連勝もあるし、レース条件としてはこの馬に合っていそうな感じもします。鞍馬Sを勝ち切ったシゲルピンクルビーより気になる一頭。(シゲルピンクルビーは去年人気して九着に敗退していますし)
オープンクラスに昇級後、二戦ほど掲示板止まりが続いていたヴェントヴォーチェもチャンス到来。
前走は去年のジャンダルムの勝ち時計より0.5秒も速い好時計での勝利ということもあり、勢いに乗ってここも勝ち負けに絡んできてもおかしくはないような気がします。
あとはキーンランドCで既に洋芝実績のあるレイハリアとか、去年の函館スプリントS勝ち馬ビアンフェなど、それほど穴狙いも難しいかなぁと思いますがまずは三歳馬の取捨をどうするかから考えていこうと思います。