SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2022:ローズS、セントライト記念

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今週は三連休の三日間開催。
オープン特別もバリエーションがあって楽しめる週になりそうです。台風の接近が心配。

平場では、日曜中京7R1勝クラスにワイドアウェイクが鞍上今村JKで出走予定。
フローラS三着の実績馬を始め三歳勢が有力なレースとなりそうですが、今旬な鞍上を迎えて新しい面が観られれば。

セントライト記念

三日目の祝日に開催となる菊花賞トライアル。
東の前哨戦とされるセントライト記念は中山2200m戦、中山コースならアスクビクターモア、実績最上位ですし当然の一番人気で人気を集めそうな一頭です。
全七戦のうち三勝は全て中山コースで挙げているコース巧者、2000mの1勝クラス勝ち上がり直後に挑んだ弥生賞では道中二番手追走から抜け出して、強敵ドウデュースをクビ差抑えての勝利を収めています。
本番の皐月賞では逃げると目されていたデシエルトがまさかの出遅れで、予想外となるハナに立って逃げる形になってしまいましたが、それでも三着に入ったドウデュースからクビ差の僅差で並ぶダノンベルーガとアスクビクターモアとオニャンコポン、上位と差の無い競馬で改めて中山コース適性やこの時点での完成度なんかを見せつけてくれました。
皐月賞次走のダービーでも自身本来の走りで三着に入線しており、やはりこのセントライト記念出走メンバー中では実績最上位かつコース相性も最適とあってここは負けられない一戦と言えそうです。

そんなアスクビクターモアにもしかしたらの一発があるとしたら、やはり中山2000m重賞の京成杯勝利があるオニャンコポンしかいないような気がしています。
前走のダービーでは着外に敗れてしまいましたがジオグリフやキラーアビリティといったGI馬とは差の無い競馬をしており、この馬なりに走っているようには見えました。そのダービー前走の皐月賞ではクビ差で惜しくもアスクビクターモアに先着され六着と掲示板を外しており、中山2000mならの差の無い実力差だと見て取れます。皐月賞は前目で残った馬同士の決着で後ろから飛んで来たのは三着ドウデュースただ一頭、そういった意味でも上がりタイムこそ上位三頭には入れなかった者のオニャンコポンも長くいい脚を使って上位に食い込んだような皐月賞に見えました。

去年のタイトルホルダーのように春の実績馬が仕上がっていないことで人気を裏切ることはあっても、前哨戦のここはある程度仕上がっていれば春の実績馬が順当に結果を残すレースというイメージがあります。やはりこの二頭は外せないんじゃないかと思います。

正直二頭が抜けている印象の今年のセントライト記念、こうなるとヒモで穴を狙うしかないのですが、穴候補もなかなか見当たらないのがなかなか難しいところ。
強いて言えば(そんなに穴にならない可能性が高いのですが)ラーグルフかボーンディスウウェイあたりかなと。

ラーグルフは前走2勝クラスを勝利してセントライト記念に駒を進めてきました。1勝クラスを勝ち上がり直後でここ出走という馬は何頭かいるものの、2勝クラス勝ち上がりから挑むのはラーグルフのみ。去年のソーヴァリアントが2勝クラス勝利直後で出走し二着好走を思い出します。
肝心の中山適性も芙蓉S勝利があって中山コース勝ちはあるし、皐月賞は八着でしたがアスクビクターモアやオニャンコポンからは0.2秒差と悪くない走りでした。二頭に次ぐ三着なら。

もう一頭のボーンディスウェイは、ラーグルフより皐月賞の成績は芳しくないものの、その前の弥生賞ではアスクビクターモアに0.1秒差の三着、2歳じには中山2000mを二連勝し、勢いに乗ってホープフルSに出走、五着掲示板とコース巧者の片鱗を見せています。前走ラジオNIKKEI賞は六着と着外に敗退していますが、去年の勝ち馬アサマノイタズラもラジオNIKKEI賞大敗から巻き返して勝利しているのでこれも問題なさそう。近二走で人気を落とすようならここは狙い目かなと思っています。

ローズS

有力馬が直行する傾向が近年より強まっていて、以前は前哨戦最有力だったローズSも春の実績馬の出走が少ないメンバーでの争いになりそうです。

パッと目に付くのは…、やっぱり春の実績馬となるアートハウスとパーソナルハイの二頭、人気も集めそうでオッズの中心になりそうです。
忘れな草賞勝利があるアートハウスの方がやはり注目を集めそう、オークスでも人気するきっかけとなった忘れな草賞は圧勝でした。桜花賞当日の9Rに少頭数のリステッド競走で開催の忘れな草賞は道中四番手くらいから上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出してあっという間に後続を突き放し三馬身差、タイム差0.5秒差という圧勝でした。
ただその次走のオークスは七着、前目でレースを進めましたが直線で力尽きて掲示板を逃しました。ただ展開は前に行く馬には向かない展開だったこともあって、先行勢では最先着ということは地力あってこそかなぁと思うところはあります。

もう一頭のパーソナルハイはオークスこそブービー16着に終わったものの、桜花賞は勝ち馬から0.2秒差六着となかなか走っています。その次走フローラSは思いがけず逃げる形担ってしまいましたが、粘り込んで二着に踏ん張りました。フローラSを勝ったエリカヴィータや五着掲示板のルージュエヴァイユがオークスでは掲示板争いくらい(エリカヴィータはもうちょっと後ろのほうか…)にがんばっていることを考えると、展開一つで前哨戦のここなら好走があっても良さそうに思えます。
あと、アートハウスと違ってパーソナルハイは中京芝2000mで勝ち鞍(未勝利戦勝利)があるのに加えて左回りの東京1600m赤松賞でもナミュールに0.3秒差二着という好走実績がある点もちょっと気になっているポイント、人気はアートハウスのほうに集まりそうですから、盲点になるのならパーソナルハイに妙味があるような気がします。

春の実績馬がこの二頭だけのためか、二戦二勝で無敗のサリエラにも人気が集まりそうな感じがするメンバーです。
サリオスの半妹でサラキアの全妹という良血、デビュー戦は素質の差で行った行ったで快勝するも二戦目は控える競馬で上がり最速の末脚で差し切って勝利、まだ幼さも見える一頭ですがサラキアが本格化したのも古馬になってから(とはいえローズS二着好走実績はありましたが)でしたし、ここをあっさりというシーンがあっても。ただ本番はスターズオンアースの騎乗が決まっているルメールJKがヤネなので、無敗馬の三連勝…そう簡単にいくものでしょうか。取捨に迷うところです。

実績が左回りに寄っているような気がしますが、前走月岡温泉特別で三歳馬決着を二着したセントカメリアも気になる一頭。1勝クラスの勝ち上がり直後や1勝馬が多い中でやはり前走古馬相手の2勝クラスで二着好走は一枚上手に見えます。勝ち馬ラーグルフは翌日のセントライト記念に出走することもあり、ラーグルフの判断の意味でもセントカメリアの走りはちょっと注目しておきたい所です。

セントカメリアほど中京実績はないけど二勝クラスを二連勝で勝ち上がったメモリーレゾン、意外とこっちは人気の盲点になってくれそう。中京コースは1勝クラス四着の一戦のみですが上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出していて展開次第ではなかなか楽しみ。2000mは初距離ですが人気しない分だけ妙味はこちらにありそう。

たぶんこれらの春の実績馬と良血サリエラに中京芝2000m二連勝があるセントカメリアが人気サイドになると思うので、穴ならやはり去年のアンドヴァラナウトのような1勝クラスを勝ち上がった直後の馬、ということになるでしょうか。
ただどの馬も中京コースは初コースで、中京実績があるのはヒヅルジョウだけ。三戦して二着一回、残り二回のうち四着が一回あります。ただ、うーん、それならルージュリナージュのほうがいいかなぁ。
あと、重賞以外では結果を残しているラリュエル、左回りのクイーンCでは四着だったし前で流れに乗れれば面白いかも。あとは左回りが初になるけどブルトンクールとかエグランタインも近走力を付けてきているような感じがするので気にはしておきたいかなと。穴ならこの辺からオッズと見比べて絞り込むことになるかなぁと思っています。

あと、1勝馬だけど重賞二戦連続四着があるマイシンフォニーとかも鞍上武豊JKの継続騎乗で気になる一頭。ただフローラS三着のシンシアウイッシュが自己条件の1勝クラス(ワイドアウェイク出走レースと同じレース)に出走することを考えると、ちょっと狙いにくい感じも。一勝馬より二勝馬だけど人気次第では複勝とかで狙ってみてもいいのかも。