SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2023:アルゼンチン共和国杯、みやこS、京王杯2歳S、ファンタジーS

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今週はJBC開催週のため中央競馬でGIは一休み、秋のGI谷間の週名物重賞四鞍の開催です。

平場では、土曜京都7R1勝クラスにマイネルエンペラーが吉田(隼)JKで出走予定、翌日日曜の東京10R馬事公苑リニューアルオープン記念にエメヴィベールが鞍上丸田JKで出走予定です。
マイネルエンペラーは既に現級二着二回、その内前走は古馬との初対戦でしたが好位から追い上げて逃げ馬を捕らえきれなかったものの二着確保、今度こその出走です。

アルゼンチン共和国杯

ハンデ戦の東京2500mと目黒記念と同条件でもあまり目黒記念の好走馬が秋にはここで好走するというシーンが印象に薄いレースです。
今年はアリストテレス、アーティット、ゼッフィーロ、セファーラジエル、ディアスティマ、ヒートオンビート、ユーキャンスマイルと多数の目黒記念出走馬が秋にアルゼンチン共和国杯を使っています。中でも勝ち馬ヒートオンビートと二着馬ディアスティマや四着ゼッフィーロなど上位馬の出走が目に付きます。なかなか取捨を迷わせる存在になりそうです。

最初に気になったのはヒートオンビート、今年の目黒記念の勝ち馬です。
去年のアルゼンチン共和国杯三着と好走、二着だったハーツイストワールとはクビ差の接戦でした。芝中距離の重賞の二着三着だけでなく天皇賞(春)四着という実績もあり、かなり走っていたものの勝ち切れなかったのが、今年の目黒記念でオープンクラス初勝利を初重賞制覇で飾りました。2021年の目黒記念二着もあるように東京2500mは得意な舞台、前走京都大賞典の大敗はマイナスですが、コース替わりで変わり身が期待できる一頭です。

モレイラJKを配して重賞初制覇に挑むゼッフィーロも気になる一頭。東京コース実績はメトロポリタンS三着からの目黒記念四着となかなか走っています。秋初戦のオールカマーも七番人気と低評価でしたが上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出してタイトルホルダーとクビ差の三着と好走しました。地力上位とみて良さそうです。
ちなみにメトロポリタンSでゼッフィーロに勝利しているグランオフィシエもおさえにはあっても良いような気もします。

毎年気にしている六社S勝ち馬、今年はチャックネイトがテン乗り大野JKで昇級初戦を迎えます。
昇級初戦で斤量56キロ、近三走全てが東京コースで複勝圏内と走っています。まずまず人気すると思いますが狙えそうな感じはします。ただチャックネイトが準オープンクラス早春Sで負けているククナはその次走大阪-ハンブルクCでアーティットに負けています。アーティットも気にした方がいいのかな。

結構目移りするメンバーなので、この他にも目黒記念二着から休養明け初戦のディアスティマとか、去年の二着馬ハーツイストワール、去年のダイヤモンドS勝ち馬テーオーロイヤルに今年のダイヤモンドS二着馬ヒュミドールなど、なかなか絞り込むのは難しそうです。穴目も含めて手広く検討をしたいレースになりそうです。

みやこS

デビューから四戦無敗で挑む三歳馬セラフィックコールが重賞初挑戦、そこに去年14着大敗も今年に入ってから三走して連対率100%のウィリアムバローズや、今年京都コース三戦して一勝二着一回とコース巧者振りを見せているタイセイドレフォンとか、三連勝で本格化の気配を見せるアスクドゥラメンテなどが迎え撃つ構図のレース。

パッと見て最初に気になっているのはウィリアムバローズです。
去年のみやこSは14着大敗も阪神から京都コースに替わる今年はもう一回見直したいところ。中山コースの良積が目立ちますが条件戦で札幌や福島の平坦コースの勝利があって京都も問題はなさそうです。
前走ラジオ日本賞は初斤量となる59キロを背負いましたがスタートをしっかり決めて逃げ切り、今年に入ってから重賞マーチS二着を含めてどれも連対しています。ハナを主張してくる馬もいないようなメンバーですし、二走連続で逃げ切りあるんじゃないかと思っています。
京都初コースという点だけ取捨に迷うポイント。

ウィリアムバローズと対照的に、今年新装開店の京都コースで既に三戦の好走実績があるタイセイドレフォンも気になる一頭です。
三歳時の去年、レパードS二着好走の次走がみやこSでしたが勝ったサンライズホープに0.2秒差五着と敗戦、古馬の壁に跳ね返されたような格好でした。
ただ、今年平城京Sを勝利、重賞の平安Sは四着だったけど三着ヴァンヤールとはクビ差と悪くない好走、続く太秦Sも二着と勝ち負け、五頭で混戦だった二着争いはわずかに前に出ました。
京都コースを味方に付けた走りには期待できそうで、それほど人気しないのなら本命にしても良いかなと思っています。

もちろんセラフィックコールも気になる一頭。
四戦無敗、全て上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出していて、馬場は良馬場も重馬場もどっちでもこなす、かなり有力な一頭。ここを勝利してチャンピオンズCという狙いが見えてくる三歳馬です。三歳で昇級初戦ということで別定戦の斤量55キロというのも魅力なのですが、みやこSってどうも三歳馬が人気しても今一つ勝ち切っているイメージがありません。人気しても二着とかのイメージで、勝ちは古馬からと考えた方が良いんじゃないかなぁと言う感じがしています。

あとはワールドタキオンあたりも気になっています。
前走が昇級初戦の重賞初挑戦だったエルムS、前半からかなり速いペースでレースが進んで、結果として勝ったセキフウのように後方から上がりの脚を使った馬が台頭した展開でした。ただワールドタキオンは道中二番手から四角先頭、重賞やオープン特別で実績のある人気馬が脱落していく中で最後まで脚を伸ばしての勝ち負けでした。
メンバー的には地力上位だと思いますし、ローカルの実績から直線が平坦な京都コースも合っていそうな印象があります。

あとは穴狙いするなら去年の勝ち馬サンライズホープとか、前走太秦Sでタイセイドレフォンとタイム差なしの好勝負だったマリオロードあたりかなぁ。

京王杯2歳S

小倉2歳S勝利の重賞馬アスクワンタイムに二着馬ミルテンベルク、函館2歳Sから休養明け初戦となるゼルトザームと言った前走重賞実績馬に加えて、オープン特別勝利で挑むオーキッドロマンスにコラソンビート、なかなか好メンバーが集まった京王杯2歳Sです。

やっぱり小倉2歳S勝利のアスクワンタイムが気になる一頭じゃないかと。
左回りの中京で勝ち鞍があることに加えて、小倉2歳S勝利で重賞初制覇、これが全兄ファンタジストとの兄弟制覇となりました。ファンタジストの成績から考えるとこの京王杯2歳Sを勝利しても不思議ではなく、小倉2歳Sと京王杯2歳Sを兄弟制覇しても不思議じゃない一頭と考えています。
ただ小倉2歳Sは二着ミルテンベルクとのアタマ差接戦、二着だったミルテンベルクの逆転があっても良さそう。この二頭は検討上は外せない二頭になりそうです。

一方、もう一つのスプリント重賞函館2歳Sを勝利して個々に挑むゼルトザームは父へニーヒューズとかデビュー戦がダート1000mというのもあって小倉2歳Sの上位二頭ほど人気は集めないような感じがしますが、こういうときほど函館2歳Sを勝利した馬を警戒したいような気もします。要警戒。

あとはバンドシェルの一発を警戒しようかなと。
1400mの新馬戦勝利直後で重賞挑戦、負かしたメンバーから二戦目勝利は出ていないものの二走目で上積みを見せている馬が何頭かいて一発あるかも。重賞実績馬以外はある程度人気は割れるような感じがするので、絞っていきたいですね。

ファンタジーS

けっこう迷うレース。
重賞小倉2歳S三着の実績があるキャンシーエンゼル、ききょうS勝利のクイックバイオに二着セントメモリーズ、フェニックス賞勝利のシカゴスティングといったオープンクラスで既に実績のあるメンバーに対して新馬戦勝利直後のカルチャーデイ、クリノハレルヤ、シュークリーム、ワイドラトゥール、さらにりんどう賞で無敗の二連勝を決めたキャプテンネキとなかなかのメンバーが揃っています。前週のアルテミスSが10頭立てだったのに対し、フルゲートになりそうな登録メンバーです。これは絞るのが大変そう。

割と距離短縮を狙っていきたいのですがテラメリタやヒヒーンはちょっと負けすぎの感じがしています。新馬勝ち直後ですがワイドラトゥールが気になっています。
血統がちょっと馴染みのない父カリフォルニアクロームという産駒、調べてみたらケンタッキーダービー馬で芝のGI勝利もあり、将来はダートを走っているかもしれないけど半兄のワイドファラオのようにデビューからしばらくは芝でも結果を出してくれそうな雰囲気があります。

あとは、うーん、京王杯2歳S観てから予想できるならキャンシーエンゼルの取捨は京王杯2歳Sの結果次第で考えてもいいかなと思うけど、残念ながらの同日開催なので小倉2歳Sを上位に取るかは前日予想までに考えておかないといけないようです。気にはなっています。

前述のテラメリタやヒヒーンも前走負けすぎとはいえ人気しないなら連下くらいにはあってもいいかなと考えています。
テラメリタは一番人気を裏切る格好になってしまいましたが、新馬戦で一息だったゲートが要因でクローバー賞でも出遅れ一馬身、徐々に挽回しましたが四コーナーで置いてかれた感じがしました。ゲートが課題のような気がします。
ヒヒーンは新馬戦で見せた末脚が鳴りを潜め、前走は好位から失速し着外に終わりました。遠征のための輸送が要因か、左回りの新潟が合わなかったのか、巻き返すとしたら右回りの京都コースに戻るので変わり身はあるかも、という期待をしています。