SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:武士沢JKの引退で思い出を振り返る

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は武士沢友治騎手の引退の報に触れ、思い出を振り返ってみます。

武士沢JKとは

個人的にはファンの一人なのですが、結構マイナーな騎手だと思いますので簡単に説明を。
1997年デビューで同期は勝浦JKや村田一誠調教師、武幸四郎調教師や今年調教師転身で引退となった秋山真一郎調教師といったいぶし銀なプレイヤーが名を連ねています。

目立った活躍をしたジョッキーとは言い難いのですが、応援してきた身としては引退の報に触れ寂しさを感じます。

ちなみに仲間内では「ブッシー」という呼び方が一般的でした。

なんか応援したい騎手

私は熊沢JKや小林(徹)JKのように、逃げ差し自在でしっかり追えるけど世間に知られていない騎手を好んで狙っています。
その基準は鞍上で人気しない騎手という線引きです。

ただ武士沢JKは残念ながら熊沢JKや小林(徹)JKのような追える感じではないです。ただ、それでもなんか応援したくなる、そんな魅力のある鞍上でした。

とにかく(騎乗馬の)人気がない

武士沢JKのWikipediaにも掲載されているのですが、鞍上で人気しないことに加えて、とにかく人気薄に騎乗していることが多い印象です。最終レースやメインレース前の条件戦で人気薄に騎乗しているものですから、一発狙いたくなるものです。
大抵はその人気通りに、良くて掲示板くらいで終えることが多いのですが、たまに人気薄を複勝圏内に持ってきて穴をあけることがあります。

ルメールJKや川田JK、武豊JKといったトップジョッキーだと、騎乗馬の実力以上に人気を被ってしまうこともありますが、武士沢JKにはその心配はありません。穴党にとっては助かります。

トウショウナイト

武士沢JKにとって特別な一頭といえばやはりトウショウナイトだと思います。
デビューから手綱を取る一頭で中長距離を主戦場に好走を繰り返してきた一頭でした。武士沢JKの初重賞制覇は人馬共に初重賞制覇となった2006年アルゼンチン共和国杯です。それまでは好走するけど勝ち切れないレースが一年上続いていました。2004年の秋から2005年1月までで三連勝を重ね、一気にオープンクラスに駆け上がると昇級初戦の京都記念でナリタセンチュリーと競り合い二着、続く日経賞でもハナ差の接戦を競り負けて二着とGⅡで二戦連続二着、さらにスズカマンボが勝利した2005年天皇賞(春)でも四着掲示板ながら二着ビッグゴールドからハナ差でアイポッパーとトウショウナイトが続くという僅差での四着でした。確かこのときはリンカーンとハーツクライで勝負していたような記憶があります。

ただ、ここから掲示板位には走るものの、馬券にはならない日々が続きます。

初重賞勝利となったのは久々の勝利を挙げた2006年札幌日経オープン、ここでコスモバルクを破って一年半ぶりの勝利を挙げると、秋にアルゼンチン共和国杯でアイポッパーとの叩き合いを制して重賞初制覇、やきもきした日々を経て人馬共に重賞初制覇を達成してくれました。ファンとしてはもう少し早く達成出来たような気もしたものですが、嬉しい重賞初制覇だったのを覚えています。

ただトウショウナイトはその後も息長く活躍を続けるのですが、2008年に調教中に故障、まだまだ活躍が期待されたまま旅立ってしまいました。

ベンチャーナイン

トウショウナイトとの悲しい別れのあった2008年に頭角を現してきたベンチャーナインは、京成杯を12番人気の人気薄ながら二着と穴をあけた一頭です。
武士沢JKを皐月賞からダービー、菊花賞と三冠レースに連れて行ってくれたことで印象に残る一頭でした。

ベンチャーナインは父エイシンサンディと他の有名サンデーサイレンス産駒よりはちょっと地味な血統で、注目度は低かったと思います。
それでも前述のように京成杯二着だったり10番人気でプリンシパルSを勝利したりと本番では奮わなかったものの前哨戦では活躍、その後もステイヤーズSやダイヤモンドSで四着に入るように長距離戦線で活躍しました。

アルコセニョーラ

武士沢JKといえば、の一頭に確実に入ってくるのがアルコセニョーラです。
これまでの二頭はデビューから手綱を取って人馬共に二人三脚という感じでしたが、アルコセニョーラは古馬になってからこれまで低迷していた状況で、武士沢JKがテン乗りでいきなり新潟記念を勝利、重賞二勝目に導きます。

これで主戦騎手として引退まで手綱を任されることになります。その後は得意コースの福島で重賞二着三回が精一杯で勝ち鞍こそありませんでしたが、時に人気以上に走り穴をあけた走りを見せ、そのときヤネには必ず武士沢JKの姿がありました。

マルターズアポジー

武士沢JKと言えばトウショウナイト以上に勝利を重ねたマルターズアポジーも外せない一頭。デビュー戦から手綱を取った一頭です。
父ゴスホークケン以上の生粋の逃げ馬で、デビューからずっと逃げ続けて40戦、ラジオNIKKEI賞を12番人気で三着好走があった福島コースの2000m戦となる福島記念で重賞初制覇を挙げ、翌年には小倉大賞典を逃げ切り勝ち、夏競馬には関屋記念も制覇して全て武士沢JKの騎乗で重賞三勝を挙げました。

武士沢JK騎乗じゃないけど2018年の中山記念でも果敢に逃げて、ウインブライトやアエロリットといったGI馬を相手に同タイムで逃げ粘って、ヴィブロスやペルシアンナイトといった強豪に先着となる三着があるように地力があった一頭でした。

継続騎乗が多い人望を感じさせる鞍上

勝つために非情な乗り替わりも多い競馬界において、武士沢JKのお手馬は武士沢JKが主戦のまま(時に乗り替わりけど、手が戻ることも多い)引退まで、というケースが他の鞍上より多かった印象があります。このあたり人望があったのかなという印象を持っています。

武士沢JKは引退後にJRA競馬学校の教官に転身するそうですので、人望のある(たぶん)武士沢JKには将来の名騎手となるジョッキーの卵を育てる役割を担うのはピッタリなのかもしれません。第二のステージでもがんばって欲しいと思っています。