今週はサマー2000シリーズ開幕戦となる七夕賞が福島で開催、裏の小倉ではダート重賞プロキオンSが開催です。夏らしい重賞が続きます。
平場では、土曜函館3R未勝利戦にロールオブアームズが鞍上丹内JKで出走予定。翌日の日曜函館メインレースとなる11R五稜郭Sではマイネルエンペラーが鞍上横山(武)JKで出走予定、福島9R織姫賞ではテンペストが鞍上戸崎JKで出走予定と、なかなか楽しみな出走が続きます。
シーザリオのラストクロップとなるテンペスト、準オープンクラスで五分に戦っているマイネルエンペラーの二頭は人気しそうです。
七夕賞
七夕の日の七夕賞、どの馬にもチャンスがありそうで選ぶのに難儀しそうです。
ここは一つ福島コース実績を探してみました。
アラタは福島記念二年連続三着という実績があります。
カレンルシェルブルは2023年福島民報杯勝利/福島記念三着、今年の福島民報杯五着に終わりましたが勝ち馬から0.2秒差ならまずまず。
セイウンプラチナは昇級初戦のためオープンクラスでの実績はないものの、2勝クラスの勝利を福島1800mの白河特別で挙げています。
バビットは2020年ラジオNIKKEI賞勝利で重賞初制覇を挙げたコースなのですが、去年の秋福島記念では14着と大敗でした。
フェーングロッテンは2022年ラジオNIKKEI賞勝利でバビット同様に重賞初制覇の舞台が福島でした。ただ去年の七夕賞は人気したのに14着に大敗しています。
ボーンディスウウェイは今年の福島民報杯二着の他には二歳時の新馬二着未勝利三着とかラジオNIKKEI賞で一番人気を裏切る六着、なかなか取捨に迷いそうです。
リフレーミングは今年の福島民報杯勝利の他、1勝クラス勝利があります。
レッドラディエンスは2勝クラス二着の一戦のみとなっています。
レッドランメルトは2023年七夕賞五着の一戦のみでした。ただし上がり二位の脚は使っています。
福島実績という点では直近の福島民報杯の上位二頭であるリフレーミングとボーンディスウェイの二頭は気になるところです。
リフレーミングは福島民報杯を勝利、出遅れてお終いの伸びを見せて前を差し切って勝利しています。同じ福島2000mを勝利しているのは好材料で、スタート五分なら勝ち負けしても不思議じゃない一頭です。
ボーンディスウェイはリフレーミングと同タイムでの二着でした。元々三歳時に弥生賞でアスクビクターモアとドウデュースの二頭に続く三着の実績がある実力馬。リフレーミングとは切れ味の差で惜敗となってしまいましたが、良馬場なら再度好走も期待できそうです。
この福島民報杯勝ち馬リフレーミングに新潟大賞典で先着したのがキングズパレスです。新潟大賞典は昇級初戦でしたがスローペースの中を伸びを見せ二着を確保しました。プリンシパルS二着の実績もあって左回りの方が良い印象があるのですが、このメンバーなら力上位に見えます。
あと気になるのはバビット、近走不振であまり注目されないような気がしますが、開幕二週目の馬場であっさり単騎逃げに持ち込めるなら福島民報杯のシンガリ負けから変わり身はあってもいいかもと考えています。そうなるとセイウンプラチナの出方が気になるところ。
セイウンプラチナは昇級初戦、前走武豊JKで勝利していますが鞍上は原JKに手が戻っています。
二勝クラスの勝利は福島1800mだし警戒したいところですが、うーん、連下かな。
同じく連下候補としてレッドラディエンスも気になっています。
元々気性や故障で出世が遅れた感じがする一頭ですがデビュー戦意外は三着をハズしたことがない堅実な走りが魅力、複勝率90%の堅実派が本格化し前走はオープンクラス昇級初戦でいきなり二着、しかも初距離の2400m戦でした。得意の2000m戦に戻って初重賞挑戦も好走は期待できそう。
ただ、人気して連下まで、という可能性も感じています。取捨は慎重にしていきたいと思います。
プロキオンS
ハピが前走平安Sで二着好走に続いてプロキオンSを狙っています。
前走テン乗りだった菱田JKがいきなり結果を出したこともあり、引き続き継続騎乗となった今回、長かった重賞初勝利がここであるかもしれません。気になる一頭です。
ただ勢いと注目度で言えば、武豊JK騎乗のヤマニンウルスに人気が集まりそうです。
デビューから四戦四勝と無敗の一頭、既に四歳ながらまだ四戦しかしていない状況です。
元々大型馬だったのですが、さらに成長した馬体重は前走で582kgとなっています。かなりの重量級の馬体です。
調教であまり速い時計を出していないのはちょっと気になるところですが、条件戦で見せた圧勝劇から見受けられる実力は新たなダート界のスターの誕生を感じさせるものはあります。人気するだろうけど検討は必要な一頭です。とはいえ、個人的はハピのほうが気になっている状況です。
長期休養明けとなるヴァンヤールも気になる一頭です。
手術による長期休養明けなので状態面の判断は必要になりますが、休養前の走りができるようならここでは役者が一枚も二枚も上手、例えば去年のアンタレスSで二着したときに三着だったキングズソードはその後JBCクラシック制覇とか今年の帝王賞制覇でJpnIを二勝しています。
オープンクラス昇格から惜敗が続いて勝ち負けしてくるものの勝ち切れなかった休養前の走り、どれくらい戻っているかで取捨が決まってきそうです。
まだちょっと穴目の検討ができていませんが三歳馬ブルーサンも出走しますので、週末までに穴目も含めて検討しておきたいと思います。