SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:スタートにまつわる用語

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はスタートにまつわる用語をいくつかご用意しました。
いくつ、ご存知でしょうか?

ゲート試験

競走馬としてデビューするための最難関です。気性が悪ければ悪いほど難関度合が上がります。
試験は、落ち着いてゲートには入れる?とかゲート内に入ってから暴れない?落ち着いていられる?とかゲートが開いたらスッと出れる?とか、そういう競馬として最低限のスタートがちゃんとできることをテストされます。
このテストに合格できないと、そもそも競走馬としてデビューすることができず、失格の場合には再検査です。
よくゲート試験の再審査という単語を聞いたことがあると思います。これは、実際にゲート試験に合格してレースに出ることができるようになったのに、そのレースで発走が遅れるような具体的な影響を与えるほど、ゲート内で問題行動を起こした馬が再試験を受けて合格するまでレースに出れない、ということになります。最悪、引退、ということもあるようです。引退はしないにしてもゲート試験に合格するまでレースに出れない、ということでローテーションが大幅に狂ったりして、ゲート試験に不合格や再試験は競走馬にとって結構な悲喜こもごもなイベントです。

テン

スタートがうまくいって、ぐんぐんとスタート直後のスピードが上がっていき他馬を引き離す馬を「テンが速い」といいます。テンはつまりスタート直後のスピードを意味します。

概ねお察しのことと思いますが、逃げ馬はテンが早くないとそもそもハナを切れないので、逃げ馬としては一流半~二流どころになってしまいます。逃げ馬にとってテンのスピードは重要です。

あおる

ゲートはうまくはいれました、ゲートでうまく我慢できました…さあ、スタート!

このとき、重心が後ろに掛かることで、体が伸びあがってしまい、スタートでゲートが開いて「ヨーイドン!」で出てこない(笑)、つまり出遅れる、ということをさして
「あおった(あおる)」
といいます。

逃げ馬がこうして、置かれてしまうともう目も当てられません。

置かれる

馬群についてくことができず、引き離されてしまう、ないし離れた場所に置いてかれることを、置かれる、といいます。
だいたい、こういう馬は「癖馬(くせうま)」と言われることが多いです。

癖馬(くせうま)

気性が悪く、騎手の指示を全く聞こうとしない馬を指して「癖馬(くせうま)」といいます。
一昔前のサンデーサイレンス産駒は大体が癖馬です(笑)

馴致(じゅんち)

ここまでで、馬の気性による問題行動、「スタート出遅れる」が解説されましたが、そもそもこの辺は競走馬になるための基礎訓練で失敗していることもあります。
馬は元来臆病な動物ですので、これを怖がらなくていいよ、ということを教え込むための「馴致」という訓練は結構な重要度で幼駒を育成するプログラムが組まれています。
騎手からの指示を受けるハミや鞍を覚えさせて、手綱から乗り役の加速・減速・カーブの曲がり方なんかを教えます。
ここで、ゲートインを練習してゲート試験に合格するための訓練もします。で、この馴致でうまくいかないかった競走馬が癖馬として現役時代も別の意味でザワつかせてくれたりするわけですね。