人気馬上位三頭を◎○▲で予想に入れ、唯一的中は△でおさえた穴馬、という何とも言えない結果でした。
しかも△は勝っちゃった。エポカドーロ。
予想の結果:
1着:△7番:エポカドーロ
…
4着:◎15番:ステルヴィオ
5着:○5番:キタノコマンドール
…
7着:▲2番:ワグネリアン
馬券の結果:
的中した買い目には「=アタリ!」
外れた買い目には「=ハズレ」
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単勝:15番:ステルヴィオ=ハズレ
複勝:7番:エポカドーロ=アタリ!
馬連:5-15、2-15、2-5、7-15=ハズレ
ワイド:5-7、2-7=ハズレ
三連複:ボックス
2、5、7、15=ハズレ
三連単:15-5-2、15-5-7、15-2-7=ハズレ
振り返って
雨の影響で馬場発表は稍重、パンパンの良馬場ではないにしてもそれほど悪い馬場というわけでもない中山競馬場で牡馬クラシック第一弾がスタート。
揃ったスタート、最初の先手はアイトーンやエポカドーロ、ジュンヴァルロあたりが前にでてハナを主張します。
インでアイトーンがわずかに先頭へと出ていこうという構えですが、ジェネラーレウーノにジュンヴァルロの二頭がついていきます。つまりハナは譲らない、これは速い?と思ったときには三頭はスピードアップ、どんどん四番手以降の馬群を突き放し、三頭で前へ前へと突き進んでいく姿が見えました。
三頭が突出してしまったレース展開、離されて四番手にエポカドーロが追走しています。
前がどんどん飛ばしていくので前半は59秒2というハイペース。
ハイペースだし馬場も稍重と渋っているしってことで、意外とエポカドーロのこの位置、かなりいい位置なんじゃないか?と思い始めた向正面のレース中盤。
三コーナーから四コーナーに掛かって徐々に前の三頭の脚が鈍っていくように見えます。
さあここから、後続の出番となるはず。
最後の直線に入ってきました。
前をハイペースで飛ばしていた三頭からジュンヴァルロが脱落、アイトーンとジュンヴァルロの二頭が先頭を争う形に。
そこを外からエポカドーロ。
エポカドーロが並ぶ間もなく前の二頭をかわして、まさかの先頭に!
いやいやいやいやいや、そんなまさかね。
一瞬目を疑いましたが、間違いなくそのゼッケンは7番、エポカドーロです。
そして二番手にはエポカドーロの直後から来ていたサンリヴァルが抜け出す、三着争いは後ろからステルヴィオやキタノコマンドール(とあと一頭はちょっと分からなかったけど)が一団となって、インで粘っているジェネラーレウーノをとらえにきていますが、この一団が横一線となっています。
頼む、ステルヴィオ&キタノコマンドール、エポカドーロは無理でもサンリヴァルには届いてくれ、馬連やワイドを取らせてくれ。
念を送って祈ります。
しっかし、エポカドーロ?勝っちゃうの?
この馬強いよ、みたいなことを予想で言っていた癖に、こういうことを言うのはどうかとは思うのですが、
ステルヴィオ、ワグネリアン、のようなダノンプレミアムに"しか"負けてないような実質無敗のような馬たちを差し置いて、
無敗で駒を進めてきたキタノコマンドールのようなまだ見ぬ強豪を差し置いて、
オウケンムーンやジェネラーレウーノのような三連勝で勢いに乗る馬を差し置いて、
(穴目だけど)唯一のGI馬タイムフライヤーを差し置いて、
牡馬クラシック第一弾、皐月賞はエポカドーロが勝利しました。
まさかのエポカドーロ勝ち切るというクラシックレース第一弾の皐月賞。
二着はサンリヴァル、三着はジェネラーレウーノがステルヴィオの追撃をギリギリかわして三着入線、ステルヴィオは届かずの四着…。
展開を味方につけた感じはありますが、それにしてもエポカドーロは並みの馬ではないだろう、という見立ては間違ってなかったように思えます。あくまで展開を味方にした場合という条件付きですが距離もこなせそうです。
とにかく前三頭が速いラップを刻んで特殊な競馬になったような感じはします。前半は59.2秒というハイペース、そんな中ハイペースで飛ばした前三頭のうち一頭ジェネラーレウーノが三着に粘り込みました。エポカドーロも強い競馬をしましたが、ジェネラーレウーノもハイペースで飛ばして粘り込むという離れ業と言えるんじゃないかと思います。個人的にはジェネラーレウーノの鞍上田辺JKの好騎乗も加味して三着という好結果に収まったんじゃないかと好意的に受け止めています。逃がすと田辺JKは上手い。
ジェネラーレウーノはダービーに駒を進めても面白いレースをやってくれそうな一頭に見えました。
最終的に単勝一番人気に推されたワグネリアンは掲示板にも載れず7着に沈んでしまいました。
この馬はやはりスローな流れで切れ味勝負のレースにならないと展開が向かないような感じを受けました。この皐月賞はハイペースでヨーイドンの競馬にならなかったところを考えて向かない展開だったなという印象です。2歳戦は完成度の違いで出るレースで完勝していましたが、もう一段階成長しないとクラシックでは通用しないのかもしれません。
道中は最後方待機のキタノコマンドールと後方から二番手のステルヴィオはワグネリアンよりさらに後ろの位置取りに居ましたが、ワグネリアンよりお終いよく伸びてこの二頭は四着・五着と掲示板確保、実力を見せながら展開が向かなかったような印象でレースを終えました。
同じような位置に居た人気馬三頭でしたが、明暗が分かれましたね。
ダービーにつながるレース振りだったのはキタノコマンドール、ステルヴィオはちょっと距離延びていいようなイメージがなく、2000mまでなんじゃないかなぁと思います。どちらかというとNHKマイルCでレースを見たいようなステルヴィオのレース振りでした。
正直この人気馬三頭よりもゴール前で目を見張る脚を見せたのはグレイル、前走で惨敗して脆さを出してしまいましたが、新馬戦と京都2歳Sで見せた強い競馬を彷彿とさせる走りを見せてくれました。ダービーにつながるレースだったように思えます。
エポカドーロやサンリヴァルにとっては、かなり展開が味方したような皐月賞でした。とはいえ、二頭とも重賞やGIをハイペースのなかで粘り込む好走実績を持っていた二頭、逃げ先行が好走実績の多いと言われる皐月賞で好走する下地はあったという事なんだと思います。
結局エポカドーロの複勝だけでした。
複勝7番の的中は、430円。