SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:京都記念を観て、ステイゴールド産駒の特徴

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今日はある種牡馬の産駒の特徴についてのちょっとした雑学。
ある種牡馬とは2015年に急逝した名サイアーであるステイゴールドです。

現三歳世代がラストクロップなのですが、現三歳世代には牝馬ハルノナゴリがただ一頭だけとなっています。実質最終世代となるのはエタリオウやこないだ東京新聞杯を勝利したインディチャンプの現四歳世代が最終的な世代と言えます。

ステイゴールド、若き迷馬が名馬に成長

ステイゴールドの現役時代、なかなかに勝ち切れないシルバーコレクター振りはオールドファンならご存知のこと、しかも鞍上熊沢重文JKが手綱を取った名レースの数々が印象深いものの、ここぞという(初重賞勝利の目黒記念とか海外でドバイシーマクラシック(GⅡ)勝利とか50戦目の引退レースで日本生産馬史上初の国外GI勝利とかの)ときには鞍上は武豊JKで結果を出しているという、熊沢JKのファンである私にとってはなかなかにヤキモキさせてくれた名(迷)馬です。

私は参加してなかったPOGをやっている先輩がこのステイゴールドのペーパーオーナーでした。デビュー戦前は
「サッカーボーイの甥やで、こりゃ期待や!」
と鼻息荒く語ってんですが、新馬戦(二戦目だったか)四コーナーで大きく逸走しシンガリ負けを喫するレース振りに
「ありゃあアカン、気性悪すぎやで。」
とすっかりトーンダウンしていたのが印象に残っています。

この時は私を含め、誰ものちのステイゴールドの活躍は知る由もない、というところですね。

ステイゴールド産駒の特徴

現役時代の個性派なイメージをそのままに、種牡馬としても個性的な黄金血統を生み出したのがステイゴールドの特徴です。その個性とは母父メジロマックイーンの産駒が大物に成長する、という他のサンデーサイレンス産駒の種牡馬にはない特徴でした。しかも破格の産駒を生み出す黄金血統です。
最初の大物であるドリームジャーニーを皮切りにオルフェーヴル、ゴールドシップといった最強レベルの名馬を次々輩出したトップランクの種牡馬になるとは現役時代には全く想像できていませんでした。

距離が延びてよくなる産駒が多く、長丁場にも強い傾向が産駒にあります。だいたい2000mくらいから成績が良化してくる傾向にあるので、中長距離が距離適性といったところでしょうか。3000m以上となるとかなりの勝率、実際パフォーマプロミスのような長丁場に強い産駒が活躍していますね。
芝の不良馬場やダートの良馬場の様にパワーが要求される馬場での良績も多く、スタミナとパワーを兼ね備えた産駒の成績が特徴的なところがあります。ゴール前に急な坂のある中山コースや阪神コースが得意な傾向も見て取れます。

寒い時期の1月-3月での良績も多数あり、これだけ見ると京都記念を出走してきて勝ち負けになる産駒が何頭もいそうなイメージ、ですが。

しかし、京都記念では

これだけ走りごろな条件が揃う京都記念、
今更なんですけど、ステイゴールド産駒の成績は過去五年で[0-0-0-5]と壊滅的、過去10年に拡げても[0-0-1-7]と不振傾向にありました。

今年出走したパフォーマプロミス、ステイフーリッシュは…
 二着:ステイフーリッシュ
 四着:パフォーマプロミス

ステイフーリッシュがこれまでの不振傾向を見事打ち破って、過去10年のステイゴールド産駒で最先着となる二着。

ステイフーリッシュは昨年の2018年京都新聞杯の勝鞍があるように京都2200mは好走条件が整っているコース、しかし最後は力及ばず二着となってしまいました。ジリっぽいダンビュライトに競り負けたのは長くいい脚が使えるタイプが台頭するようなレース展開になったってことなんでしょうか。

ステイフーリッシュのように絶好の勝利条件が整った京都記念でも二着惜敗となってしまう、ステイゴールド産駒と京都記念の相性の悪さはやはりなにか秘密がありそうな気がしますね。