今週は中山記念と阪急杯という重賞二鞍。土曜には重賞はないものの仁川SやすみれSといった気にしておきたいレースもある週です
平場では、日曜阪神4R未勝利戦にPOG馬ローズスターが鞍上横山（和）JKで出走予定、同じ日の小倉8R1勝クラスにはこちらもPOG馬レッドソリッドが鞍上角田JKで出走予定とPOG馬二頭にがんばってほしい週になっています。
ダートで進境が見えたローズスターは他にも前走好走馬が多く、混戦模様で人気も割れそうな感じがしますが何とか勝ちきって欲しいところです。
前走からダート転向のレッドソリッドも既に1勝クラスでは四着の実績があってスムーズなら勝ち負けしてくれそうな期待を持っています。
中山記念
準オープンクラスを勝ち上がったばかりのリューベックが出走してくるので気になっていますが、手強い実力馬が多数出走でなかなか相手関係は良くない状況に見えます。
今年は結構混戦（のオッズ）になりそうな感じがします。どの馬が勝っても不思議じゃないような印象があります。
そのなかでも気になるのは血統的に思い入れ込みでスタニングローズが一番気になっているかもしれません。
春のクラシックの好成績そのままに秋は紫苑Sと秋華賞を二連勝、スターズオンアースの三冠を阻む勝利を挙げました。その後のエリザベス女王杯は14着と大敗していますが、これは秋華賞上位馬が軒並み着外に沈んでいることから、秋華賞でお釣りが残ってなかったという判断をしています。
中山コースはいずれも牝馬限定戦ながら重賞二勝していますし、中山1800mに限ってもフラワーCの勝利があってコースへの対応も問題なさそうです。牡馬とやり合えるかを確認する意味でもここはかなり注目しています。
ダノンザキッドも気になる一頭、昨年の春は不本意な競馬が続きましたが夏の関屋記念三着から復調気配を見せ、秋にはマイルCS二着から暮れの香港Cを連続二着、以前はマイルがベストという印象があったものの、去年の毎日王冠とか香港Cの好走から距離こなせるという判断での出走なのかなと考えています。去年の中山記念は着外なので敗因はしっかり調べておこうと思います。
ヒシイグアスも気になる一頭。
今年の初戦は一昨年の勝利実績がある中山記念からの始動となったヒシイグアス。コース実績についてはもう言うまでもなく、近四走勝利はないものの全てGIですし、その内二戦は勝ち負け、中山へのコース替わりなら隔年勝利があっても。
今年の東西金杯の勝ち馬ラーグルフとイルーシヴパンサーも出走してきます。
どっちかというと中山金杯を勝利した明け四歳馬ラーグルフの方がここでは気になるところですが、豊富な中山実績で人気しちゃいますかね。だとするとイルーシヴパンサーのほうが意外と狙い目なのかなという感じもしてきます。世間ではマイラーイメージがあるイルーシヴパンサーですがヴィクティファルスの勝ったスプリングSは四着ですし1800mは準オープンクラスの勝利があります。意外と上位狙えそうな感じがしてきます。
あと穴っぽいところではドーブネも悪くなさそう。
三歳時は重賞で壁に当たっていたような印象があるものの、自己条件に戻って二連勝、オープンクラスへ昇級初戦となった前走白富士Sでは素質馬サリエラに及ばなかったものの二着は確保しました。
鞍上は前走に引き続き武豊JKの騎乗で期待できそうです。
逆に、リューベックは前走武豊JKで勝ちきったものの今回は田辺JKに乗り替わり、ただ中山の田辺JKは個人的にかなり警戒したいところで、全くのノーチャンスというわけでもなさそうなところが悩ましい予想となりそうです。
阪急杯
グレナディアガーズが頭一つ抜けていそうな感じのするメンバーになりそうな今年の阪急杯、グレナディアガーズをすんなり中心で狙うにしてもヒモに迷いそうな感じがするメンバーです。
グレナディアガーズは一昨年の阪神C勝利に続いて去年の阪神Cも連覇かと思ったときにダイアトニックをとらえきれず最後はハナ差惜敗、とはいえメンバーからいっても阪神Cのほうが今回よりは骨っぽいメンバーに見えるし、ここは手堅く、になりそう。
重賞実績のある組だとルプリュフォールとかミッキーブリランテが気になる感じがします。とくにミッキーブリランテは一昨年の阪急杯で10番人気二着と穴の実績があってここなら、と思いたい気持ちと、さすがに七歳でどうかなと思う気持ちで迷いそうです。
それならルプリュフォールの方が狙いやすいかなという感じも。
前走阪神Cは13着大敗でしたが二走前のスワンSは評価できます。上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出して11番人気の低評価を覆す三着、ダイアトニックに0.2秒差をモノサシにするならグレナディアガーズとも0.2秒差で走れる、という考え方も。
でも勢いがありそうな昇級初戦の馬も悪くないような気がします。連勝中のアグリとか今回が昇級初戦となるサトノラムセス、加えて前走の淀短距離Sを勝利しオープンクラス初勝利を挙げ重賞初勝利を狙うホープフルサインあたり。
特にアグリは三連勝の勢いだけでなく阪神1400mコースを二連勝しているコース巧者振りに全八戦で複勝率87.5％の堅実さも魅力、今回出走馬中唯一の明け四歳馬ということもありまだ見ぬ強豪という狙い目でグレナディアガーズを脅かす存在になりえるかも、なんて考えています。
