SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:函館競馬場と札幌競馬場の違いと共通点

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今週は札幌競馬場の開幕週ということで、同じ洋芝の函館と札幌の違いをちょっとだけ。

共に洋芝の競馬場だが

函館コースと札幌コースは共に洋芝、他の競馬場と違ってスピードは出にくく時計が掛かる馬場になっていて、ある程度パワーが要求される馬場となっています。

洋芝には洋芝巧者というカテゴリがあるくらい、他の競馬場と馬場が異なると考えることもできます。
洋芝になるとガラッと走りが変わるタイプもいて、北海道遠征時に穴をあけるケースもあり、洋芝成績には注目しておきたいところです。

どっちも小回りで直線が短い

函館競馬場と同様に札幌競馬場もローカルっぽく小回りで最後の直線が短いという点も共通点となります。

共に直線距離は260mちょっとで直線の長い東京競馬場のざっくり半分くらいの距離、札幌の方が微妙に直線は長いのですがその差は数メートル程度しか差がありません。
JRA全場で一番短い函館と差の無い札幌の直線では、後方待機策で直線勝負はかなり難しい選択となります。

コース上の起伏の有無が違う

洋芝であることに加えて、コースの形状も長さもほぼ同じ函館コースと札幌コースですが、意外と「函館で好走していた馬が札幌に転戦し敗退」とか「函館で好走を見せていた馬が札幌の同距離のレースに出走して人気ほど走らない」といった現象が起こります。

夏の変動しやすい調子もあるので一概に言えませんが、函館と札幌のコースの違いも微妙に関係しているかもしれません。
その違いが、コース内にある起伏です。

JRAホームページのコース紹介を見比べてみると分かるのですが、札幌競馬場は坂がなくほぼフラットなコース形態となっています。最初から最後までほぼ平坦。

一方の函館競馬場は、一コーナーから二コーナー付近から徐々に登って、四コーナー付近から軽く下り坂となって直線に入って行きます。一番引くところと高いところの高低差で言えば、福島競馬場より高低差があります。単純に平坦小回りで福島や小倉と同じくくりにしがちですが、札幌のまったく高低差のないコース形態と、函館の多少はある高低差はコースの違いとして覚えておいてもいいかもしれません。

カーブの角度が違う

意外と札幌と函館でカーブの角度が違い、函館の方がカーブは急で、札幌の方がカーブが緩い、という違いがあります。
なので、小回りコース適性としては函館の方が適性を問われます。

札幌競馬場で開催される札幌記念が、函館競馬場で同じ2000mの重賞として開催される函館記念よりも順当に実績上位馬が力を発揮するケースが多いのは、(もちろん開催時期や出走馬、ハンデ戦と定量戦の違いはありますが)小回りコース適性が函館ほど札幌コースでは問われない、という要因も関係しているかもしれません。

函館と札幌の違いを考慮して開幕週を

同じ夏の北海道シリーズということで、今までは函館コースと札幌コースは同一視していたのですが、細かな違いがあるということを知りました。

意外とこの小さな差で勝敗が分かれるということもあるのかも。予想馬の取捨に困って「どっちも良いんだけどなぁ…」と迷った時にちょっとした差を考慮してみるのもいいかもしれません。