最終週のAJCCは残念ながらハズレ。道悪巧者が揃ったことで結果的には地力の勝負になったような印象があります。
予想の結果:
2着:○12番:ボッケリーニ
…
5着:◎1番:マイネルウィルトス
…
9着:▲4番:ショウナンバシット
10着:△9番:カラテ
馬券の結果:
的中した買い目には「=アタリ!」
外れた買い目には「=ハズレ」
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単勝:1番:マイネルウィルトス=ハズレ
複勝:9番:カラテ=ハズレ
馬連:1-12、1-4、4-12=ハズレ
馬単:1-12、1-4=ハズレ
ワイド:1-9、9-12、4-9=ハズレ
三連複:ボックス:1、4、9、12=ハズレ
三連単:1-12-4、1-12-9=ハズレ
振り返って
雨は止んだものの芝もダートも不良馬場での開催となった中山競馬場、もっと降って泥んこ馬場を考えていましたが、そこまでじゃなかった模様、それでも時計は掛かる馬場になっていて見た目より予想していた馬場に近い状態なのかもしれません。
ファンファーレからすんなり各馬ゲートインを完了させ、レースがスタートしました。
ハナに行くのは外からカラテ、内からはマイネルウィルトスとショウナンバシットあたりが前に出てきます。
逃げたのは最内枠を利したマイネルウィルトス、直後からショウナンバシットが続き、外からチャックネイトが続きます、直後にクロミナンスと併走カラテとボッケリーニが追走。思ったより各馬は前で立ち回っています。
各馬三コーナーから四コーナーに差し掛かります。
先頭はマイネルウィルトス、続くショウナンバシット、さらにチャックネイトが四番手以下をちょっと離したと思ったとき、ボッケリーニがスパート開始、ムチを入れて前の三頭を追い掛けていきます。
最後の直線へ
先頭はマイネルウィルトス、直後外からボッケリーニ、チャックネイトが迫る、さらにショウナンバシットもこの二頭の付近に姿があります。マイネルウィルトスの内からはクロミナンスもマイネルウィルトスを目標に迫ってきます。
しかしマイネルウィルトスの内よりは外から迫ってくるボッケリーニとチャックネイトのほうの脚色が良さそう、そしてショウナンバシットは二頭に置いてかれてしまいました。先頭のマイネルウィルトスが粘るところへボッケリーニとチャックネイトが馬体を併せて並び掛けると、そのまま差し切って二頭で先頭争い、ボッケリーニとチャックネイトの叩き合いは最後まで分からないまま二頭が並んでゴール板を通過していきました。
結局勝ったのはチャックネイトで確定、ボッケリーニはまた二着だったようです。三着は内から伸びたクロミナンス、さらにアタマ差で最後方から直線勝負だったモリアーナが続き、逃げたマイネルウィルトスは五着で入選したようです。
マイネルウィルトスが引っ張った展開は1000m通過62.2秒と馬場を考えるとまずまずのペース。
逃げ馬不在のなかでいつもと違った逃げに出たマイネルウィルトスを上手くペースメーカーのように使って好位からの外差しを決めたボッケリーニとチャックネイトの二頭が馬場と展開にあったレース内容になったようです。
七頭が単勝10倍を切る上位人気が拮抗した混戦になりましたが、終わってみれば道悪への適性よりはある程度前に付ける器用さと開幕最終週の外差しという展開に対応できる地力が要求されたのかなと言う感じがした結果でした。午後には雨が止み不良馬場の発表も多少回復した感じもしたのですが、実際がどうだったかは不明。結局不良馬場の中山コースでも荒れることなく順当な結果で終わりました。
ただ、目に付いたのはモリアーナ。
逃げたマイネルウィルトスが五着掲示板だったのを始め、勝ったチャックネイトは道中三番手追走、三着クロミナンスもその直後の四番手で終始立ち回っていましたし、ボッケリーニもクロミナンスと同じような位置取りでした。これだけ前で立ち回っていた馬が上位を独占している中で、ただ一頭モリアーナだけは三コーナーまで最後方待機、そこから四角スパートを開始して直線の競馬で上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出して一気に三着クロミナンスにアタマ差まで詰め寄っています。33年ぶり二頭目の快挙とはならなかった結果ですが、快勝だった紫苑Sと同じ中山2000mの金杯を選ばずにここでこれだけの走りを見せたのは、負けたけど次走以降も期待を持たせる走りだったと思います。