SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2024:エプソムC、函館SS

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今週は宝塚記念までのGIの谷間となる週、東京でエプソムCが開催です。
夏の北海道シリーズも開幕戦、函館開幕週となる今週は函館SSが開催、もうサマーシリーズが開幕するという。

平場では、土曜東京メインレースとなる11RジューンSにエメヴィベールが鞍上原JKで出走予定、翌日の6月9日東京5R新馬戦にPOG馬アルレッキーノが鞍上ルメールJKでデビューを迎えます。京都7R1勝クラスにはローザサンリヴァルが鞍上松山JKで出走予定。
いよいよ今年もPOGが始まった感を感じさせてくれる新馬戦、東京芝1800mの新馬戦でアルレッキーノのデビュー戦、兄弟馬は東京芝1600mデビューでしたが、一ハロン長い1800m戦、恐らく血統と鞍上で人気を集めるのは間違いなさそうですが、それだけに期待が高まります。

エプソムC

人気の中心になりそうなのは四歳馬レーベンスティール、去年のセントライト記念でソールオリエンスに勝ち切った世代ではトップクラスと目される一頭。しかし年明け初戦の新潟大賞典で11着と一番人気の期待を大きく裏切る二桁着順に終わり、敗因がとても気になるところです。イレ込みと三コーナーから四コーナーあたりで後ろの馬に乗っかかられるという敗因がレース後コメントで挙げられていましたが、今回がこの辺どうなのは気になるところです。とはいえ出遅れも含めて本来の走りになかったし、東京1800mというコースも成績からは悪くないコース条件に見えます。ここは気にしたい一鞍です。

ただ、レーベンスティールに死角があるのなら、積極的に狙ってみたいと気になっているのはアルナシームです。レーベンスティールよりアルナシームが気になるエプソムC。
オープンクラスに昇級してからは1600m~2000mのレースを複数使ってきていますが、1800m戦が一番成績がいいように見えます。前走都大路S二着を始め、唯一のオープン特別勝ち鞍となるカシオペアSに重賞最高着順となった小倉大賞典四着と結果を出しています。重賞ですが1800mならと思わせる一頭、ただし東京コースにあまり実績はなく、前述の勝ち負けはいずれも京都1800mですし、小倉大賞典は当然小倉コース、直線に坂がないほうがいいのかも、と思わせるところがあり、全幅の信頼という迄には中心視出来ないのが難しいところです。とはいえ、それだけに人気も割れそうなので思い切ってアタマで狙うと言う手もあるかもと思っています。

もう一頭気になっているのはルージュリナージュ、前走ヴィクトリアマイル五着と好走を見せています。
近走の重賞四戦からは中山コースより東京コースのほうが得意そうに見えるルージュリナージュなので、前走よりメンバーが軽くなるここは前走より色気を持っていいような感じがしています。三走前の東京新聞杯も八着と着外に終わったものの、道中で接触があったし展開もそれほど向かなかった印象があるなかでマズマズの走りを見せているような印象はあります。スタートがスムーズなら勝ち負けまで出来そうな気がします。

あと気になるのは池江厩舎の二頭出し、トゥデイイズザデイとヴェルトライゼンデです。
トゥデイイズザデイは前走が昇級初戦、新潟マイル戦でしたが勝ち負けで昇級初戦としては上々の滑り出しを見せました。ここで一ハロンの距離延長となりますが、二走・三走前には準オープンクラスで1800m戦を勝ち負けしていることで距離は問題ないといえそうです。よく見ると三走前垂水Sはアルナシームと同タイムでアタマ差の接戦、しかもその垂水Sで三着に破ったパラレルヴィジョンや四着クロミナンスの二頭はその後の重賞を勝ったり、勝ち負けしたりと好走を見せている実力馬です。
出走していないだけでトゥデイイズザデイも重賞で勝ち負け出来るくらいの実力が合っても不思議じゃない、期待はできそうです。

ヴェルトライゼンデは屈腱炎からの復活走なるか、というレース。二度目の屈腱炎で去年の大阪杯以降一年以上の休養を余儀なくされました。
ヴェルトライゼンデは最初の屈腱炎発症後の復帰戦でも鳴尾記念でジェラルディーナを破って勝利しています。その年の秋にはジャパンカップで三着に好走、東京コースへの適性も見せています。屈腱炎からの復活であまり強気に本命というわけにはいかないのですが、これまでの実績から考えるといきなりの復活走があっても不思議じゃない一頭だといえそうです。

函館SS

函館スプリントSはサマースプリント初戦にしてサマーシリーズの開幕戦となるレースです。早くも夏の到来を感じさせるレース。

今年はアサカラキングが人気を集めそうです。
三歳時には青葉賞に出走してある程度人気したくらいの中距離馬と思われていたのが、古馬になってからどんどん距離を短縮し1勝クラスをマイル戦で勝利してから破竹の三連勝、その間に距離を1400mにするとオープン昇級初戦でいきなり重賞阪急杯を二着、さらにその次走モルガナイトSですんなりとオープンクラス初勝利を収めました。
距離短縮で才能を開花させたような格好、逃げ馬というのもいかにも函館開幕週で走ってきそうな一頭です。人気は確実ですがここは逆らってはいけないということかも。

次点にはそのアサカラキング二着の阪急杯で0.4秒差四着に入ったサトノレーヴが有力です。
昇級初戦で阪急杯というのはアサカラキングと同じでしたがハナを切って踏ん張ったアサカラキングに対して番手で粘り込んだサトノレーヴにとっては1400mは一ハロン長かった印象、実際その次走春雷Sではアタマ差クビ差で五頭が並ぶ混戦を見事に勝ち切ってオープンクラス初勝利を飾っています。1200mならアサカラキングより上、という味方もできなくもない、アサカラキングと違って函館コースの経験もあるし、ここも順当な一頭と言えそうです。

しかし函館スプリントSは結構穴馬が台頭することもあるレース、割と堅く収まらないことも多いレースなので、穴馬にも警戒しておきたいところです。

例えば去年の勝ち馬キミワクイーンはそれ以降さっぱり、しかし去年勝利した函館スプリントSで久々の洋芝ならいきなり勝ち切るなんてこともあるかも。
前走も1600m戦と長い距離で良いところなくシンガリ負け、1200mへの距離短縮はプラス。二走前にはオーシャンSで不利がありながら五着掲示板もあるのでまだ終わった分けじゃなさそう。

キミワクイーンに続く二着だったジュビリーヘッドも、函館コースにコース替わりするのに人気しないならあるかもと思わせる一頭です。2022年の函館スプリントSではナムラクレアに次ぐ二着、しかも青函Sも二着で函館コースは二戦連続連対、去年の函館スプリントSと二年連続二着しており、夏の北海道に移動して狙ってみたい一頭と言えそうです。去年の函館スプリントS上位二頭は穴なら一考です。

穴かどうかわからないけどゾンニッヒも近走1200mに集中して結果を残しています。
去年は青函S勝利で洋芝の函館コースに好相性を見せています。前走着外でしたが巻き返しがあっても良さそう。

あとはカルネアサーダもどうかなと。去年出走した函館スプリントS自体は12着と大敗でしたが、その次走青函Sをゾンニッヒに次ぐ二着、函館コースは五戦一勝二着二回と適性がありますし、札幌コースでもまずまず走っており、洋芝適性があると言えそうな一頭です。
前走春雷Sも四着に終わったとは言え0.1秒差はなかなか走っていてよさげな感じ、函館スプリントSって春雷Sから挑む馬が割と絡んでいるような印象もあって、ローテも魅力です。

ローテで言えば海外帰りのウイングレイテスト、昨秋の重賞二戦は力を感じさせる走りを見せて見事重賞初制覇をスワンSで達成。洋芝自体は初となりますが地力できても。