SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2024:秋華賞、府中牝馬S

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今週は早くもGI秋華賞で牝馬クラシック最後の一冠の行方が決定します。秋のGIがドンドン進んでいき、年末まであっという間。三連休で三日間開催の今週は三日目の月曜(祝日)に府中牝馬Sも開催。

平場では、土曜新潟9R朝日岳特別にグラニットピークが鞍上戸崎JKで出走予定、日曜東京6R1勝クラスにはビップチェイスが鞍上江田(照)JKで、翌日の14日東京9Rプラタナス賞(1勝クラス)にメルキオルが鞍上川田JKで出走予定となっています。また月曜の新潟メインレースはリステッド信越Sでリューベックが鞍上で幸JKで出走予定となっていて、なかなかに楽しみな出走が続きます。
さすがに人気にならないグラニットピークやビップチェイスに比べて、前走でダート初出走で二着以下を2.3秒差と大差で圧勝だったメルキオルの二戦目はかなり勝負できそうな感じ。
とはいえ新馬戦で圧勝のナチュラルライズや前走でメルキオルと同じ中京ダート1800mの未勝利戦という舞台で逃げ切り勝利を収めているメイショウハチローなど強敵は多い一戦、ダートならというところを見せて欲しいメルキオルに期待しています。

秋華賞

春のクラシック上位馬でもライトバックやスウィープフィートのようにスタートラインに辿り着けなかった有力馬もいる秋華賞、それでも桜花賞とオークスで世代トップの実力を見せつけたステレンボッシュは人気の中心として出走しますし、オークスでステレンボッシュの二冠を阻んだオークス馬チェルヴィニアも順調に直行での出走を決めています。
さらにオークス四着クイーンズウォークは秋初戦のローズSを勝利で飾り本番に向けて視界良好、ステレンボッシュを脅かす人気を集めそうな感じがします。

気になっているのはこのクイーンズウォークです。前走ローズS本命で的中をもたらしてくれました。
前評判という意味では一番人気確実なステレンボッシュにオークス馬チェルヴィニアあたりに人気は譲りそうな感じはしますが、クイーンズウォークも間違いなくこの二頭に劣らない人気の一角、オークスは決め手の勝負になった結果、敗戦となりましたが三着のライトバックにはクビ差、中京開催のローズSもスローからの外差しを決めて差しきりました。東京コースだけの馬じゃないと思いますが前走も左回りの中京コースだったので、新馬戦で二着以来の京都コースでどんなレースを見せてくれるか楽しみな一頭です。

ただ、春のクラシック上位馬は強い、ステレンボッシュの壁は高いかもしれません。
近年のあまりレースを使わないローテを地で行く直行ローテでGIだけを使うステレンボッシュは、結果もきっちり出していて二着に敗戦した阪神JFは出遅れ、オークスは落鉄とそれなりの敗因はあり、万全なら桜花賞のように勝利を収めています。現状死角らしい死角も見当たらず、順当に二冠制覇があってもいいようにも思えます。

あとオークス馬チェルヴィニアも気になる一頭。
オークスの勝利はステレンボッシュを抑えて強かったと思える一方で、桜花賞は13着の大敗。掛かっていましたし直線での不利もあって二重三重のマイナスでの着順だったと思います。とはいえ良積が左回りに寄っているのは気になるところです。加えて京都内回り2000mというのもちょっとチェルヴィニアには合っていないような感じも。なんか広いコースでこそというイメージがチェルヴィニアにはあるのでそこがどうかなという印象があります。
とはいえ同世代で実力上位なのは間違いなく、気になる一頭です。

取捨が難しくなりそうなのがボンドガールです。
紫苑S三着と敗戦も0.2秒差なら秋初戦の叩き台としては悪くないのかもしれないと思う一方で、近二走を差す競馬に脚質転換して入着までに終わっていますが、武豊JKがどんな騎乗を見せるか、内枠か外枠かという点でも変わってきそうですが、鞍上込みで気になる一頭です。ただダイワメジャー産駒は2000m以上の重賞に勝ったことがないというのも気にしつつ、気になる一頭になっています。

そのボンドガールを札幌のクイーンSで撃破したコガネノソラも気になる一頭。
オークスは二桁着順に大敗しましたが、古馬との初対戦となるクイーンSに三戦、ボンドガールとアタマ差の接戦を制して三歳馬同士のワンツーフィニッシュで重賞初制覇。
三連勝でスイートピーSを制したときは渋った馬場で連勝した後のリステッド勝利、クイーンS勝利も稍重馬場だったので血統的にも雨が降って渋った馬場になるのなら俄然穴候補として中心視したくなる一頭として気になっています。

あと紫苑Sで狙って的中できたクリスマスパレードとミアネーロの二頭、前述の有力馬は左回りの実績が豊富なタイプが多いので、右回りの京都2000mで小回りコースの中山実績が活きるかもしれない、というのが気になるポイント。

あと、穴で一考なのがランスオブクイーン、京都2000mは未勝利戦の勝利で経験があり、その直後にオークス挑戦し1勝馬ながら五着掲示板と好走を見せました。その後は自己条件に戻って1勝クラスを勝ち切った後、2勝クラスで勝ち馬と接戦(タイム差なし)とはいえ三着に敗戦したのは多少微妙に思うところはあるものの、なんとなく未知な魅力を感じている一頭がランスオブクイーンです。

府中牝馬S

マスクトディーヴァとブレイディヴェーグの四歳牝馬二頭が中心になりそうな一戦ですが、個人的に気になっているのはコスタボニータとフィアスプライドというちょっと人気は落ちそうな二頭です。

コスタボニータは今年の福島牝馬Sの勝ち馬、前走小倉記念で牡馬相手にある程度先手を奪うと、逃げたテーオーシリウスが飛ばして行くのを尻目に落ち着いた二番手追走、そこからしっかり勝負所で逃げ馬との差を詰めて最後の直線で押し切ったと思ったら最後はリフレーミングに外から差されてしまいました。とはいえクビ差とわずかな差で1800m専用とみられていたコスタボニータが2000m重賞でのレース振りとしてはこれならと思わせる内容だったと思います。
その状況でベストと言えそうな左回りの1800m戦、去年八着に終わりましたが一ハロンの距離短縮はプラスに思えます。ここはチャンスかも。

フィアスプライドは今年のヴィクトリアマイル二着馬、テンハッピーローズの大駆けに屈したものの0.2秒差二着なら評価しています。去年の府中牝馬Sもコスタボニータを上回る四着で勝ち馬から0.1秒差と評価できそうです。
ただ、安田記念七着というのがちょっとどうかなと思わせる着順、それでも人気を考えればよく走ったと考えた方がいいかも。春のGI二戦でここは多少人気をしてしまいそうですが、勝ったターコイズSから狙い続けていた一頭(でも安田記念だけは切っちゃったけど)なのでここも狙ってみたい一頭ではあります。

あと、去年10番人気三着のライラック、人気がないときは怖い存在。
人気がないときに走る(ただし牝馬限定戦のほうがいい)ことが多いライラックも気になる一頭。去年勝ち馬に0.1秒差三着と好走した舞台で再び穴をあける可能性を感じる存在です。穴ならと考えた時にここじゃないかなぁと言う感じがします。雨降って馬場が渋ったとしてもライラックなら重馬場や不良馬場を苦にしないし、良馬場での去年三着している舞台だから人気が四歳牝馬に集中するなら五歳牝馬のライラックを穴狙いというのもなんか面白いような感じがしています。