今週は宝塚記念ですね。
最近ではそんなことは無くなってきていますが、宝塚記念と言えば、一時期は外国産馬(いわゆる○外)が強さを見せるレースでした。
主な例
グラスワンダーに勝てなかったスペシャルウィークと言う構図の宝塚記念が真っ先に思い出します。
メイショウドトウが唯一テイエムオペラオーに勝ったのがこの宝塚記念ですね。
ダンツシアトルがレコードで勝った時はタイキブリザードが二着でワンツーフィニッシュでしたね。このときはトーヨーリファールが三着に逃げ粘ってもらいたかった。四着でした。
タップダンスシチーがローエングリンを子ども扱いしてローエングリンから道中でハナを奪って圧勝したのも、外国産馬の宝塚記念です。あ、いかんいかんこのときの有力馬は菊花賞馬ザッツザプレンティとかこの後からブレイクするGI二着二回の実績馬ゼンノロブロイ&リンカーンでしたね。決してローエングリンは有力馬だったわけではありませんでした。
スペシャルウィークvsグラスワンダー
スペシャルウィークが年明けAJCCから天皇賞春を目指して春長距離路線でコツコツ積み上げて、ようやく天皇賞春を一番人気で制覇、日本競馬の中心に立ったと思ったのもつかの間、この宝塚記念でグラスワンダーにアッサリと負けてしまい、デビュー戦から単勝で応援し続けているスペシャルウィークファンだった私はとてもガックリ来た記憶があります。やっぱ強いのは○外なのね、って。三着のステイゴールドはかなり後方にちぎられていますので、この二頭が抜けていたのが分かりますね。
同期にはグラスワンダーだけでなく、エルコンドルパサーという主役が居ましたからね。スペシャルウィークは割と影が薄かったと言われてもしょうがないところはあります。ファンとしてはそれがちょっとした寂しさがあったものです。思えばすごい世代でしたね。
いまとなっては…
いまとなってはもう外国産馬で猛威を振るうような馬もおらず、内国産馬で春の中距離王決定戦の様相を呈しています。中距離馬にとっては春の大目標はここですからね。ステイヤーもギリギリ走れる距離なのでスピードを証明するためにも勝っておきたいレースになっています。
何年かに一回今年のような構図になりますが、海外遠征帰りでこの宝塚記念に出走というパターンがありますね。今年で言えば香港帰りのサトノクラウンやラブリーデイ、ドバイ帰りのドゥラメンテ、ワンアンドオンリー、ラストインパクト、といったところです。
以前は天皇賞春を戦った内国産馬vs別路線を余儀なくされる外国産馬、という構図がちょっとあったのですが、最近は天皇賞春も外国産馬に開放されていますしそういう構図もなくなってきている分、海外遠征組と国内レース組、という構図が目立ちますね。あ、別に対決ムードが漂うというわけではなくて、予想をするにあたって主に検疫直後となる海外遠征組の取捨選択が難しい、という意味です。
で、今年の宝塚記念はどうなんだろう?ってところですね。明日に続きます。