昨日「宝塚記念の思い出、○外に勝てない内国産馬」なる記事を書きましたが、今年の宝塚記念は外国産馬vs内国産馬と言うよりは、海外ローテvs国内ローテの戦い、という見方もできます。
どういうことかといいますと…。
有力馬が二頭づつくらい海外遠征直後と国内レースから各々特別登録しています。
遠征組で言えばドゥラメンテやラブリーデイ、国内レース組で言えばキタサンブラックにアンビシャスの二頭、というところです。
今年の中心は
やっぱドゥラメンテですかね。ドバイシーマクラシックは二着と残念な結果に終わりましたが、この馬の強さが証明されたレースになりました。
とはいえラストインパクトもドゥラメンテに続く三着です。有力候補と言っていいかもしれません。
後は前走海外で気になるのは中距離で安定して走るラブリーデイですかねぇ。昨年の重賞四連勝で天皇賞秋制覇が光っていますね。前走海外遠征や前々走の産経大阪杯あたりはさておいたとしても気になる存在です。
対する国内レース組では天皇賞春勝利のキタサンブラックと、産経大阪杯から直行してきたアンビシャスと中長距離で大崩れしないシュヴァルグランあたりが気になるところです。
予想が難しい、という点
別段この海外遠征組vs国内レース組を対決ムードであおるような人は競馬ファンにはいませんけども、予想をするにあたって、どっちを優先しようか、という点、難しくありませんか?
こないだの安田記念、リアルスティールが強いのは間違いないのですが、海外遠征直後の出走で11着大敗となってしまいました。同レースはモーリスも香港帰りで二着に敗れています。折り合いがつかず掛かってしまった、という評価もありますので遠征直後・検疫明けの調整の難しさを物語っていますね。
ドゥラメンテが強いのは間違いないんですけど、このあたりはどうなのかな、というのは予想の一つの考え方として入れなきゃいけないので、難しいところです。
普通に考えればドゥラメンテが頭一つ抜けていて、続くのが前走天皇賞春勝利のキタサンブラックか、そのキタサンブラックを産経大阪杯で負かしたアンビシャスが二番手で続く、というところですよね。
ここに海外遠征直後の不安要素を加味すると、ドゥラメンテは決して頭一つ抜けているわけじゃない、と言うところがあって、キタサンブラックがむしろ有利な状況に思えます。
ここらへんの取捨が難しいですね、宝塚記念。
まさかの牝馬もある
レースとしては大変残念なのですがショウナンパンドラがケガで出走できなくなった、と言うところもありますね。ショウナンパンドラが出走していたら余計に予想が難しくなっていたと思います。
最近の牝馬は強い、まさかのマリアライトもないとは言えないですね。日経賞と目黒記念はいずれも馬券になっています。
古くはスイープトウショウが並み居る牡馬を末脚で撫で斬りにした宝塚記念もありますし、牝馬で勝ち馬が少ないからといっても油断は禁物です。