本命の一頭が抜け過ぎているから、逆に連下や三着の馬が予想しづらい状況になっていますね。
予想が二種類あって、その予想をミックスするのにどうしよう、と迷いが生じています。
予想:
◎10番:キタサンブラック
○11番:サトノクラウン
▲5番:シュヴァルグラン
△8番:ミッキークイーン
△2番:ゴールドアクター
△7番:レインボーライン(ワイドのみ)
馬券は:
単勝:10番:キタサンブラック
馬連:10-11、5-10
馬単:10-11、10-5、
ワイド:7-11、5-7
三連複:流し
10-11:2、5、8
5-10:2、8
三連単:10-11-5、10-11-8、10-11-2、10-5-11
考えたこと(の前置き):
絶対的なキタサンブラックの力では、この馬の一番人気は仕方のないところ。
二番手に目をやれば、シャケトラとサトノクラウンで二番人気を争っているような状態。
サトノクラウンの前走大阪杯はキタサンブラックから0.4秒差と走れている印象なのに対して、シャケトラの前走天皇賞春はキタサンブラックから1.2秒差の9着とあまり走れていない印象。一方でその天皇賞春はシュヴァルグランがキタサンブラックから0.2秒差の二着に好走。
この前走だけ考えてもシャケトラはやけに人気しているなぁ…という印象で、逆にシュヴァルグランはなんでこんなに人気ないかなぁ…という印象。サトノクラウンは妥当なところかなと。
近年の宝塚記念は穴馬の一発が多い。去年はマリアライトの8番人気、一昨年はラブリーデイの6番人気、でも今年はこれに該当しそうな馬が見当たらない状況ではあります。ミッキークイーンを推す声もありますけど、勝ち切れるまではないんじゃないかなという印象。
一方で一番人気が複勝圏外に飛んだのは一昨年のゴールドシップだけ、後は三着以内には必ず入っている一番人気馬。
特に死角は見当たらない今年のキタサンブラックは三着以内で間違いない、とみていいんじゃないかと。
ということは、一番人気がすんなり勝利して、二着⇒三着に穴馬が飛んでくるという2014年のようなイメージが今年のイメージに近いように思っています。マリアライトの一発で高配当となった去年や単穴ラブリーデイが大穴デニムアンドルビーとショウナンパンドラを引き連れて高配当となった一昨年みたいな、まさか一番人気のキタサンブラックが負けるなんて…、という展開は予想しづらいよね、というのが今年のメンバー構成を見た印象です。
で連下、とくに二着馬に興味が移るわけですが、今年って意外と例年の傾向を満たさない馬が多い印象です。
の傾向から中央競馬の2000~2200mのGIかGⅡの優勝馬、かつ4歳~6歳の馬、で絞り込むと、キタサンブラックとゴールドアクターとサトノクラウンとミッキークイーンしか残らないという状況。少頭数だししょうがないところはありますけども、それにしてもガチガチの馬券じゃないかって思ってしまいます。しかも6歳は4歳・5歳に比べて成績が落ちるという傾向。でも前年の2000~2500mのGIかGIIの優勝があればOKなので去年のオールカマー覇者ゴールドアクターはギリギリセーフ。
つまり、この例年の傾向から馬券を予想するとこういう感じになります。
◎10番:キタサンブラック
○11番:サトノクラウン
▲8番:ミッキークイーン
△2番:ゴールドアクター
天皇賞春好走馬であるシュヴァルグランは近年上位人気の推されても負けるパターンに該当、中央競馬の2000~2200mのGIかGⅡの優勝歴がなく例外となる前年12月以降のJRAのGIで二着の実績があることから三着扱いに留まる。
で、連対する資格を持っているのは上位四頭、この四頭のボックスなら馬連まではとれることになります。
うーん、でもこの四頭じゃあ、ちょっと面白くない。
ってことで、ちょっと別の視点で予想を考えてみました。
ただ、上記の予想ですんなり決まることもありそうな今年の宝塚記念です。
考えたこと:
さて前置きが長くなりましたが、本命は当然キタサンブラックです。
少頭数で紛れも少なそうですし、この馬を負かしに行けるほどの未知の実力馬ってのが見当たらない上、去年のドゥラメンテがマリアライトに負けた時はドゥラメンテは海外帰り初戦だったからなぁ…とかいう特別な事情もキタサンブラックにはなし。国内で春二戦を終わらせて三戦目を勝利で飾って海外に行こう、という気配しか感じられません。
次に目を付けたのが実力のわりに人気がないからという理由でシュヴァルグラン、人気があったら予想にはいれてないと思いますけども、この馬が人気ないならオッズ的に魅力、でも当然ですが連下としては売れているんですよねぇ。
去年アルゼンチン共和国杯では現役屈指のステイヤーアルバートに勝利、そこからJC⇒有馬記念⇒阪神大賞典⇒天皇賞春と全部サトノダイヤモンドかキタサンブラックが勝利したレースに出走して、3着⇒6着⇒2着⇒2着と近走充実、
去年9着の宝塚記念ではありますが、去年は最後の直線で下がってきた前の馬がシュヴァルグランの進路をガッチリブロック、うまく馬群を捌けなかった福永JKの反省点となっています。脚質が自在なので前でも後ろでも競馬ができるタイプですし、去年より今年は馬群に入れなくても天皇賞春のように先行集団からススーッと抜け出すようなレース運びができれば去年のような「前が壁」とか「馬群を捌けなかった」とか、そんなこともなさそうですし、ここはかなり有力なんじゃないかと思います。
ただ心配なのは土曜の夜の雨予報、雨が降るよりはパンパンの良馬場の方がいい成績を残しているイメージがあるので雨がどれくらい降るかと当日どれくらい馬場が戻るかは気になるところです。一応天気予報では土曜の夜から日曜の午前中までは雨予報、雨自体は午前中には弱くなって昼から徐々に雨が止んでくるという天気予報ですが、どうなんでしょうかね…。
その次は人気の一角サトノクラウン
とかく京都記念勝利が大きいですね。二着のスマートレイアーはその後ヴィクトリアマイル四着に鳴尾記念二着と好走していますし、サトノクラウン自身も前走大阪杯は着順ほど負けてない状況。上がり最速のアンビシャスとハナ差の接戦で掲示板を逃しましたが、掲示板は芝2000mならかなり走る好メンバー、その中で六着、馬体重-12キロで多少踏ん張れなかったところがあるかもしれない、と見て当日の馬体重には注目しておきたいところです。
おさえておきたい穴馬の一頭はレインボーライン
こういう馬はいつ走るか分からないというところがあります。連対はなくても三着はありそう。
前走は出遅れで最後方待機、期待を裏切られてしまいましたが、出遅れがすべてと見れば前走は度外視していいように思えます。
でもなぁ…、ここも負けってのはやっぱありそうな感じも。というわけで、ワイドだけちょろっとおさえる程度に抑えておき、点数を拡げないようにします。
という狙いから
◎10番:キタサンブラック
○5番:シュヴァルグラン
▲11番:サトノクラウン
△7番:レインボーライン
という予想に落ち着きそうになりましたが、ちょっと待てよ…、じゃあキタサンブラックとサトノクラウンはカブっているから。そこ中心でいいんじゃない?って思いました。そもそもデータではシュヴァルグランは三着扱いってことになっています。
そこでサトノクラウンを対抗に格上げし、キタサンブラックとサトノクラウンを中心に予想をちょっと変更しました。
さらに、データからでてきたミッキークイーンとゴールドアクターをおさえれば一通り必要そうな馬がおさえた予想になります。
この変更が吉と出るか凶と出るかは当日レースが終わってからのみ、分かることです。