贔屓目込みですが、父スペシャルウィーク産駒は毎年注目しています。
時に大化けするスペシャルウィーク産駒ですが、傾向はあるのか、というと傾向が一つあるのに気づきました。
スペシャルウィークの代表産駒
スペシャルウィーク産駒として一番最初にブレイクしたのはやはりシーザリオですね。この馬を抜きにスペシャルウィーク産駒を語ることはできないようです。
次いで個人的に大好きなブエナビスタですね。初仔がデビューに向けてスタンバイ中です。
あとはインティライミ、ナリタクリスタル、リーチザクラウンのような重賞戦線で活躍した馬やローマンレジェンドやゴルトブリッツのようなダート戦線で活躍した馬たちが次点に続きます。特にゴルトブリッツはダートの走りは凄かったですね。
個人的にはブエナビスタとともにPOGで指名していたトライアンフマーチも好きな馬の一頭です。母キョウエイマーチ、晩年の産駒です。キョウエイマーチとメジロドーベルの桜花賞はあいにくの雨で土砂降りの中傘もささずに競馬場のゴール前で観戦した記憶があります。あの時は観客全員が異常でしたね。傘を差すとレースが見えなくなるから、ゴール前の観客全員が「傘をささないようにしようぜ!」、という暗黙のルールみたいな雰囲気が流れていました。前に位置取っている観客が一人傘を閉じるたびに小さな歓声が上がるという異様な雰囲気でした。おかげで土砂降りの中の観戦となりずぶ濡れで阪急電鉄に乗って帰宅した記憶がよみがえります。
ああ、これはどうでもいい情報でしたね。脱線してすいません。
そんなキョウエイマーチを母子二代で応援できたということがよかったよ、と言う話をしたかっただけなのです。
スペシャルウィーク産駒の共通点
一言で言うと、母父がノーザンダンサー系の馬がほとんどだということです。
私はそれほど血統に詳しいわけではありませんが、冒頭で挙げた代表産駒の父たちを見ると、カーリアン、ノーザンテースト、ペンタイア、ダンシングブレーヴ、サドラーズウェルズ、(個人的には知らないのですが)オーサムアゲイン、とほとんどがノーザンダンサー系で、しかもスペシャルウィークの母父がマルゼンスキーですのでノーザンダンサーのクロスが発生しているというところが傾向としていあります。
母父がシーキングザゴールドのゴルトブリッツも母の母がウインドインハーヘアなのでさかのぼればリファールの父にノーザンダンサーが入っていて、ノーザンダンサーのクロスが成立しています。
例外なのはリーチザクラウンだけで、同馬は母父がボールドルーラー系のシアトルスルーで母の母がミスタープロスペクター系となっています。非ノーザンダンサー系です。
ですがほとんどの活躍馬はノーザンダンサー系の母父かないしノーザンダンサーのクロスを持つという傾向があります。一昔前に主流となったニックス(アウトブリード)じゃない方がよさそうですね。
2016年のスペシャルウィーク産駒
今年は16頭がデビューに向けてスタンバイしています。
指名はノーザンダンサー系の母父スピニングワールドでノーザンダンサーのクロスを持つスマイルウィークを指名しました。(母オメガスピリット)
スマイルウィークに限らずどの馬も頑張って欲しいです。
ファンとしては好きなスペシャルウィークの名声を高めてほしいですね。